久我有加さんのレビュー一覧

月も星もない 小説

久我有加  金ひかる 

関西弁が生きてます

漫才コンビでヤオイな妄想した方、いますか。
そういや私も昔、ダウンタウンで軽く妄想したなァ…なんてことを思い出しつつ読みました。BLにハマる素質は、その頃からあったんだな。

主役は、明日のお笑いスターを目指しつつも、相方と決別したばかりで落ち込んでる売れない芸人です。相方はいない、金はない、未来に希望もない。
そんな彼が偶然出会ったのが、同じく相方と決別したばかりの男。
二人はコンビ解消のショッ…

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無敵の探偵 小説

久我有加  蔵王大志 

再会モノ

デキのいいイケメン探偵二人が活躍する話です。目立ちすぎる探偵、いいんだろうかw
犯罪捜査ではなく、浮気調査とか地道にデバガメなことをやってるのが逆に新鮮でした。

主人公はクールビューティなメガネ受け。高校時代から探偵事務所でアルバイトし、卒業してすぐにそこに就職した優秀な探偵です。
そこにやってきたのが、高校時代の同級生(攻め)。明るくて人当たりがいい。ただ、主人公とはかつて犬猿の仲だった男だ。…

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あどけない熱 小説

久我有加  樹要 

筆者初のオール標準語作品

家庭内のプレッシャーに窒息しそうな日々を送っていた聖と、
事情で他人と深く関われず、独りきりで生きているカイネ。
寂しくて孤独を抱えた二人の出会い。

理不尽な世の中で力のない子供達(カイネは19歳ですが、やはりここでは子供でしょう)が傷つき、
押しつぶされそうになっている描写が、辛くて泣けます。
読んでいて、無理解で傲慢な大人達に腹を立てることも度々有りましたが。
カイネや聖を理解…

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ありふれた愛の言葉 小説

久我有加  松本花 

大阪弁が心地よい

人情味あふれる気持ちのいいお話でした。
過去から現代まできちんと練りこまれたストーリーでした。

主人公は小さな料理屋を営む世捨て人(受)です。過去のトラウマで人生に疲れてる。なにをするのも面倒くさい。
その料理屋に通うようになったのがホスト(攻)と、小学生。
ホストに「あんたの息子や」と、小学生を紹介される。
そこから、ご近所を巻き込んでの騒動が起きる。
無気力だった主人公も、無気力ではいられな…

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恋は愚かというけれど 小説

久我有加  RURU 

すごく久我さんらしいお話で安心して読めました

ただ表題作だけは雑誌で読んでいてその時も思ったんだけど、やっぱり進藤の気持ちがよくわかんない。最初吉島が好きだと思っていて、それがホントは謙人の方が気になってたなんて勘違い、普通ないと思う(笑)。
その点については「そうだ」とハッキリは言ってないんだけど、そうにしてもそうでないにしても無理を感じてそこだけが引っかかってしまう。
進藤って誠実で嘘のないいいヤツなんだけれど、手放しでカッコいいと思…

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恋は愚かというけれど 小説

久我有加  RURU 

久我さんならでは

切ない恋のお話でした。
わかっちゃいるけど、ノンケの男に惚れて失恋して、泣いて泣いて自棄酒飲んで。
「よっさんはええ奴や。見る目あるで進藤」
自分の気持ちを押し殺し、すべて飲み込んで、このセリフを言わなければならなかった謙人。辛かったやろなぁ……。そう思うと、もうウルウル来ちゃって大変。

失恋したはずなのに、相手はなぜだかまだ構ってくるから、距離を置いたら
「皆内さんらしくない」

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それは言わない約束だろう 小説

久我有加  桜城やや 

たとえ夢が破れても

残念ながら夢やぶれた男の話。そんな男を、年下ながらしっかり支えた可愛い子のお話です。

大学へ入ったことでとりあえずの目標を達成したけれど、卒業後のやりたいことすら見つけられず、夢のない毎日を送っている公彰。
対して、大学を中退して養成所へ入ったまではいいけれど、いっこうに売れるチャンスをつかめず早10年。いつかは売れてやるんだと頑張るものの、芽は出そうにない竜一。
この『夢』がキーポイン…

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恋は愚かというけれど 小説

久我有加  RURU 

本人たちにとっては大問題なんですよね

大学生同士のまさに青春真っただ中!といったような話でした。
皆内と進藤は同い年なんですが、進藤が一浪しているので皆内が先輩という立場です。
皆内はゲイで、大学に入ったら恋人を作ろう(ノンケを好きになって片思いで終るのはもうやめよう)と決意するのですが、大学2年になってサークルの勧誘を行っていた時、新入生だった進藤と知り合い、結局はまたノンケ(進藤)に恋に落ちてしまいます。

サークル内では…

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恋は愚かというけれど 小説

久我有加  RURU 

やっぱりポイントは関西弁

大学の学園祭実行委員会の先輩・謙人と同い年の後輩・進藤のお話。

礼儀正しいわりに口が悪い。けれど笑うと目じりに皺ができて、それが男っぽくてかっこいい。歩くときは相手に歩調を合わせるetc.(謙人調べ)…謙人じゃなくても好きになっちゃいそうな後輩・進藤。
ほぼ一目惚れの彼と過ごす時間を少しでも多くしたいが為に、健気にも生活サイクルまで合わせようとする謙人。
明るい笑い顔と人当たりのよさと努…

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カッコ悪くてカッコイイ君 コミック

久我有加  麻生海 

絵がとってもキレイ

あらすじ
「近ごろ崇が俺んこと避けよる……」。幸久は、大好きで大切な幼なじみの崇に、急に距離を置かれてとまどっていた。理由も教えてくれない、そばにも寄らない。崇との間にできた、たった1メートルの壁に、幸久はズキンとしたり、イラッとしたりするが……!? 麻生海と久我有加のタッグがくりだすココロにヒット☆なラブパンチ!! 


絵がキレイなのと、目が印象深かったので表紙買いな一冊。
もとも…

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