久我有加さんのレビュー一覧

恋は甘いかソースの味か 小説

久我有加  街子マドカ 

お腹すいてきた・・・

攻・徳田昭馬(27) たこ焼き屋の店主
受・円野亘(24) 私立高校教員

上司のパワハラが原因で視線恐怖症になってしまった円野。
学校を休職し、自分なりのリハビリのつもりで美味しいと評判のたこ焼き屋に出かけていきました。
やっとたどり着いたたこ焼き屋で、一斉に向けられた視線にパニックを起こし倒れてしまいます。
意識が朦朧としているときに聞こえてきたのは、通勤電車で知り合った徳田の声。…

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どっちにしても俺のもの 小説

久我有加  夏目イサク 

ヨネダって、いかにも関西人!

関西人と関東人のカルチャーギャップが楽しい。
関西ノリって、関東人にしてみると最初はホント、拒絶感。
でも、馴染むと、泥沼のように、、、、
保英も、瀬良にかまわれるうちに、いつしか周囲に馴染んで、
そして、瀬良を意識するようになるのですが、、、

瀬良がかわいい
ただ、自分の欲望に忠実に振る舞っているようで、実は、、、
って言うあたりも、切なくって可愛い。

保英は、そんな瀬良…

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恋は愚かというけれど 小説

久我有加  RURU 

青くていいね~w

久しぶりに大学生同士のお話を読みましたが。。。いいですね~、青くてw

片思いのうきうきした気持ちとか、相手を見てちょっとだけ期待してしまうドキドキ感とか
失恋して、ないても泣いても涙が止まらない辛さとか
甘酸っぱい青少年の恋が甘くて切ない。

ノンケの進藤に一目惚れしてしまったゲイの皆内。
相手がノンケとわかっているので、自分の気持ちは内に秘めて
それでも、一緒に登校したり
サ…

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不実な男 小説

久我有加  富士山ひょうた 

大満足!

初めて読んだ久我さんの作品です。
小説には、この本は今まで読んだ本の中に一番好きなの、何度読んでも飽きないな~
私には、受けの方が好きというシチュエーションが多いですが、今回は違う!伸彦より禄朗の方がもっと好きだ!
伸彦さんが「人を好きになれない」という欠陥を知りつつ、禄朗は伸彦さんのこと優しく見守ってくてる。でも、これが禄朗は自分に自信を持ってるともいえるよね、伸彦さんを落とす自信。いつも…

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明日、恋におちるはず 小説

久我有加    一之瀬綾子 

過保護すぎる!

攻め、受けどちらも見た目と性格のギャップがあるんですが、結構よかったですね。
王道的な内容ではありましたがw

創吾の過保護っぷりがどうも気に入らない夏海は、創吾に対してうざいと思い、ちょっとと冷たく接していきます。いかし、創吾が自分に離れていって欲しいのかどうかと悩み始め…?!

という展開なんですが、まあなんか展開は見えてしまいましたが、夏海の可愛さにはちょっとヤラレマシタw
てか…

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落花の雪に踏み迷う 小説

久我有加  門地かおり 

久我さんの時代モノ

花街で芸妓の子供として生まれ、ずっとそこで生きてきた男と、資産家の男のお話です。
かつて駆け落ちを約束した男と、二年ぶりに再会する主人公。
約束の場所に現れなかったその男を、主人公はずっと恨んでいたのだ。騙されたと思っていたから。
二年ぶりに会った彼は、昔と同じように愛を語るんだけど、主人公はなかなか信じられない。

面白かったです。
花街を舞台にしたお話は大好きなので(といっても、主人公は用心棒…

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月よ笑ってくれ 月も星もない2 小説

久我有加  金ひかる 

オールスター続編

漫才コンビ「パイロットランプ」のお話です。『月も星もない』の続編。
『何でやねん!1、2』に登場する「バンデージ」の二人も脇役としてがっつり登場する、ゴージャスな一冊になってます。
この作品単独でも読めますが、上の三冊を先に読んでおいたほうが、より楽しめると思います。

すっかり売れっ子芸人として忙しい日々を送る二人ですが、ひたひたと迫るお笑いブーム終焉の空気のなかで、ネタを見せられる仕事が減って…

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スピードをあげろ 小説

久我有加  藤崎一也 

多田リターン

『春の声』に登場した、名脇役の多田が帰ってきました。
正直『春の声』じたいは、久我有加さんの作品のなかでもあまり面白くなかった小説なんだけど、多田のキャラは好きだったので、帰ってきて幸せになってくれて嬉しいです。

主人公は大学生の裕志。
気楽な次男でチャラチャラと遊び暮らしてたんだけど、長男が家出したせいで、家業を継ぐための修行をさせられることになる。
そこで出会ったのがオーナーの多田です。
こ…

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何でやねん!(2) 小説

久我有加  山田ユギ 

漫才バンザイ、続編

お笑いコンビ『バンテージ』、結成約10年目のお話です。
『何でやねん!1』では、まだピチピチの15歳だった二人は、もう24歳になってます。
順調に売れたわけではなく、まったく売れない苦難の時代があり、そのためにドラマに出演し、顔だけのコンビと言われたり、いろんな苦労を重ねてきたことが、冒頭語られています。
そしてやっと巡ってきたチャンス。
そのチャンスを前に、高揚するよりも、プレッシャーで潰されそ…

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何でやねん!(1) 小説

久我有加  山田ユギ 

漫才バンザイ

のちにカリスマとして若手漫才師の憧れの星になる、漫才コンビ『バンデージ』の高校時代の話です。(『月も星もない』等で)
漫才が主題ということで、コメディ色の強いドタバタな作品になってるのかなと思いきや、意外や意外、受けの過去の笑いに対するトラウマを中心とした話で、コミカルではありますがドタバタではありませんでした。
面白かったです。

主人公の相川には、関西弁を理由に笑われイジメられた過去があり、笑…

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