吉田珠姫さんのレビュー一覧

獣夏 小説

吉田珠姫  よしいくざんす 

いっちゃってる

近親相姦なので、ダメな人にはダメでしょう。
あえて、ゲテモノ、キワモノに挑みたいときにどうぞ。

ただ、そういうものだとわかった上で読むなら、禁忌感や背徳感たっぷり、エロもたっぷりで楽しめるんじゃないでしょうか。
わたしは、何度も読み返したいって話ではなかったけれど、けっこう楽しみました。BLの中には、こういうのもアリであって欲しいですね。

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ピジョン・ブラッド 小説

吉田珠姫  門地かおり 

ふたなりは好きですが

ふたなりは好きなんですけど、これはフェロモンなのかなんなのか、妄執とか偏執といった執着がメインのような?

書いている人も、イラストの人も、それはそれでノリノリでやっているんだと思うんですが、わたしの萌えとはずれていて残念。イラストでは、ここ、もしかしたら笑うところ? みたいなトンチキな絵があって脱力。

ふたなり物自体がBLの中ではキワモノ、トンチキに入ってしまうので、そういった意味では…

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ピジョン・ブラッド 小説

吉田珠姫  門地かおり 

超ぶっとびエロス

両性具有(ふたなり)、近親相姦、乱交、が飛び交う本作品。
2作目の『ブラックオパール』を読んでから、この1作目に戻って読んだのですが、こちらは飛びぬけてエロでした!!
絵が門地さんなのがやはり効果絶大ですよね♪
ちょっとショタっぽい色気に水気多目の表現は、2作目のあっさりしたみなみ恵夢さんの絵に比べても本作にぴったり☆

ふたなりにも男性優勢タイプと女性優勢タイプがあるのですが、この主人…

8

ブラック・オパール 小説

吉田珠姫  みなみ恵夢 

エロエロエロエロエロロロロロロロロ・・・

4年前の刊行『ピジョンブラッド』のスピンオフというか続編になるそうです。
男性器・女性器の両方を持つ”ふたなり”の、男を惹きつけてホネヌキにしてしまう特異体質の者たちを探しだし、その特性から理不尽な目に会っているところから救い出すという仕事をしているという、同じく両性具有の身体を持つ天使のようなサフィールという男性が本当の主人公なんですね。
この本は、そういった身体を持つ”ましろ”という青年と…

3

隷辱の人魚 小説

吉田珠姫  高座朗 

トンデモSF

SFなんですけども。
ちゃんと科学したSFでは全くなくて、壮大なホラ話、というカンジでした。
ツッコミどころ満載なんですが、この際、目をつむってみたら、
それなりにおもしろかった!!

ただー、BLとしては。
せっかく?の、実の兄弟ものなのに、心理の描写が少なくて…。
それも弟攻め。ワタシの好み!なのにい。
兄は弟のために犠牲になり、性処理の道具のように扱われ(かわいそう~!!)、…

1

隷辱の人魚 小説

吉田珠姫  高座朗 

何と評価したらよいか・・・とりあえず猫型ロボット?

「それは禁じられた愛と性の物語」という帯に、裏を見れば、「2000年代初頭核戦争勃発。人類、生物はすべて死滅した・・・」などとものすごーく興味をそそられるあらすじに、BLのSFファンタジーだから心の窓を広くして、どんな設定も展開も許そうと、寛大な心で読み始めたんですが・・・
あまりのトンチキに読んでて頭が沸騰しそうになりました。

いやね、設定とかちょっと突っ込みたい部分もあるけどいいんです…

1

獣夏 小説

吉田珠姫  よしいくざんす 

近親ものな一冊

表題作は兄弟もの、同時収録は親子ものと、近親ものオンリーな濃い一冊でした。

『獣夏』
弟×兄。
兄は密かに弟に恋心を抱いてますが、それを隠して別の男と付き合っています。しかし兄は弟に偶然再会するのですが、弟は兄に似た男と一緒にいました。
このお互い付き合っていた相手がお互いに似ているというのがキーポイントなんですが、ぶっちゃけどんだけ似てるのかとw
しかし両親も登場したり、兄弟だから想いを伝えら…

1

恋獄の獣に愛されて 小説

吉田珠姫  相下猛 

あれ。何でこれ買ったんだっけ?

平凡な日常から、ある日突然違う世界へとトリップするファンタジー物。
本来なら私の大好物な話、のはず。
あれ?あれれ…?

しっかり者の長男と誰しもが認めるあさぎは、その実、家庭にも学校にも'本当の自分を表せない'と鬱屈した思いを抱えている。
学校はともかくこれは家庭内のモラルハラスメント以外の何者でもないと、、、
5人家族でありながら1パック4個入りの物はあさぎに分…

2

恋獄の獣との愛の日々 小説

吉田珠姫  相下猛 

2人だけの究極世界

『恋獄の獣に愛されて』の続編で、2巻です。
異世界トリップ物で、現代っ子な受けが攻めのいる世界に旅立つという所です。
中々ない設定で読み応えがある本なのですが、閉塞感が個人的に苦手でした。ソードとあさぎの2人にしか、救いがない世界観だからです。

あさぎは家族に内緒で準備をととのえて、愛するソードがいる異世界へ。
異世界は過酷だが、あさぎが用意してきた作物を植えたり、洞窟を快適にととのえ…

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恋獄の獣に愛されて 小説

吉田珠姫  相下猛 

命をかけての愛

現代っ子な受けが攻めのいる異世界へ行く異世界トリップ物です。
攻めの獣も健気だし、受けも健気だしと、最初から両思いな感じなんですが、相手を思うが故に、近づこうとしない攻めの切なさが一番光っていました。

ソード 不器用硬派一途攻め×高校生・あさぎ 健気メガネ受け
あさぎは真面目な優等生だけど、誰からも必要とされていないと感じている。
特に家族の無意識な差別が酷くて、当前のようにあさぎの分…

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