ブラック・オパール

ブラック・オパール
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌8
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
44
評価数
14
平均
3.3 / 5
神率
14.3%
著者
吉田珠姫 

作家さんの新作発表
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イラスト
みなみ恵夢 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
ピジョン・ブラッド
発売日
価格
ISBN
9784576100869

あらすじ

叔父の有吾に外出を禁じられて暮らしているましろのもとへサフィールと名乗る美男が現われて…。
ピジョン・ブラッドシリーズ第2弾 !

表題作ブラック・オパール

叔父 鷲尾有吾
名家の長男 ましろ(鷲尾瑞木)

レビュー投稿数4

エロエロエロエロエロロロロロロロロ・・・

4年前の刊行『ピジョンブラッド』のスピンオフというか続編になるそうです。
男性器・女性器の両方を持つ”ふたなり”の、男を惹きつけてホネヌキにしてしまう特異体質の者たちを探しだし、その特性から理不尽な目に会っているところから救い出すという仕事をしているという、同じく両性具有の身体を持つ天使のようなサフィールという男性が本当の主人公なんですね。
この本は、そういった身体を持つ”ましろ”という青年と、一緒に逃避行をしている叔父である有吾が主人公の形をとっていますが、物語の進行役は完全にサフィールです。

叔父と名乗る有吾に、記憶をなくしているからと”ましろ”という名を付けられ、隠れるように外出も禁止されて部屋でじっとしてる彼は、夢でとても淫乱なシーンを見るようになります。
そんな彼の元に訪れたのがサフィールと名乗る、まるで天使のようなガイジンの男性。
何か意味深な事を言われても、ましろにはさっぱり理解できず、有吾も何もいわず、サフィールが来たことを告げると途端に逃げようとするのですが、サフィールに見つかってしまい。。

という一応逃避行のストーリーを成してはいますが、要はその理由。
ましろの身体の秘密、そして卑猥な夢の秘密、それらが解き明かされるといった話なのですが、何と言っても特筆はそのエロ描写です。
ましろ(本体は瑞木)のとてつもない淫乱性質のせいで、とんでもないことになってます。
ち○ぽやら、ま○こやら、ぐちゅぐちゅやら、ずこずこやら、、、、
瑞木の性格があるだけに、その表現がまるっきりポルノなんですよww
またふたなりのため、穴が二つあるんで、表現も倍増しな感じ?
この辺り、純粋にエンタメとして楽しめれば、それなりに楽しい(?)エロ表現だと思いますが、苦手な人には絶対ダメかも・・・

前作の主人公・緋織も登場していますが、前作を読んでないので彼がどういう経緯だったかは自分には不明。
しかし、前作読んでなくても大丈夫です。
ポルノと書きましたが、エロシーン自体は夢や回想シーンなので作品中のほとんどというわけではなく、7割くらいでしょうか?
前作からイラストが門地さんから南恵夢さんに変わったそうですが、ましろを襲う男の中にバーコードのオヤジの絵があったのに驚愕でした!!!
笑うところじゃないけど、思わず吹き出してしまった=3

このシリーズ、多分本当の主役・サフィールで続編がまだ続くそうです。
今度は4年も待たなくても読める?

3

最初から?がいっぱい

シリーズ1作目は読んだ事がありません。
みなみ恵夢先生のイラストが好きだったので購入。
んー、みなみ恵夢先生のイラストは正に麗人と言う感じの美しいイラスト。
このお話の主人公は可愛らしくて、人格として生まれたばかりだから世間知らずでうぶな子供と言う感じ。
どうせなら、もう少し可愛い感じのイラストを描く方が良かったのでは?と思います(^-^;

最初から?がいっぱいなお話でした。
ましろが生まれてすぐのシーンから始まるので、状況がわからず…いつの間にか逃亡生活。
サフィールが現れてそう言う事なのねと読んでいる内に理解。
1作目を読んでいればもっとわかるのでしょうけど。

どの人格が、本当の瑞貴かが明らかになっていませんが、
ましろが本当の瑞貴なんじゃないかと私は思いました。
他の人格は幼いましろを守るために生まれてきたんじゃないかと。
でも、全部の人格が出てきた訳じゃないようですし…。
ましろには昔の記憶がないですし…。

叔父である有吾と恋人同士になれたましろですが、人格統合しなくて良いはずがない!と思うんですがね…。
有吾にとって、ましろも他の人格も必要らしいんですけど…本人たちも消えたくないんですけど…これ以上、増えたらどうするんでしょ。
なんて、都合の良いストーリーなの!と思いましたw
じゃあ、本当の瑞希はどこ?って事になるんですが、続巻も出てないようですね…。

両性具有とか記憶喪失とかの設定は好きですけどなんだか、グダグタなストーリーです(^-^;

2

ストーリーが意外と面白かったです

うーん、どうしてもエロ方面がすさまじくてそちらに目が行きがちなのかもしれませんが。

これ、前作よりはお話が面白かったと思います。やっぱり血縁関係なんですけど(シリーズのテーマでもあるんですかね?)、もっと精神的な部分では受け入れられやすい設定になっているのではないでしょうか。
また、ましろと有吾の関係性が謎だらけで、その辺の種明かしを読んでいくだけでも私は面白かったです。
その謎解き部分が肝だったので書きませんが、ほう、と思いました。
深く追求するとん?という部分もあるのですが、お話としては面白い切り口だと思いましたし、題材として取り上げたことに興味を持ちました。

エロシーンのセリフとか喘ぎ方とかは、正直苦笑するようなものも多いんですが、この作品についてはそこを読むのでなく、お話の展開をぜひ楽しんでいただきたいなぁと思いました。

緋織のお話からさほど時間は経っていないようで、サフィールは相変わらず同族への無償奉仕をしているようです。次もあるそうなので、今度こそサフィールが幸せになるお話だといいなぁ。前作から4年たっちゃったとのことで、次は4年もあかないとあとがきにはありましたが、もう経っちゃってますね(笑)そろそろなんでしょうか。サフィールも幸せになってほしいと願うのでした。(でもすっごい濃そう・・・)

1

ちょっと特殊な話なので注意が必要!

 ましろは、一年前より以前の記憶がない。
 それどころか、カップラーメンにお湯を注ぐ、歯を磨くなど、一般的なことも満足に出来ないほど、生活能力皆無。
 おまけに、同居している叔父の有吾に外界との接触を禁じられ、外出する時には帽子にマスクにフードで、まるで不審者のような扱い。
 自分の顔も満足に見た事ないましろは、自分は不細工できっと見るに耐えない顔をしているんだと考えていた。
 おまけに何かから逃げるように各地を転々とする一年間。
 ようやく、アパートを借りてくれた有吾をただ家で待つ生活。
 おまけに、ましろは記憶喪失の後遺症か何か知らないけれど、一日数時間程度しか起きてられない。

 そんなましろが一人で留守番をしているところに、一人の男がやってくる。
 実は、ましろの一番最初の記憶は、裸の男たちに囲まれたところを拳銃を持った有吾に助けられたところからで、ましろは常々有吾が何かまずいことをしているのではないかと不安に思っていた。
 やはりそれは本当だったのか、と乱暴なノックの音にましろが恐怖に怯えているよとそれは次第に諭すような声に変わって行く。
 その声に釣られるように、ましろが恐る恐る扉を開けると、そこには天使か悪魔かと思われるような美貌の青年・サフィールが立っていた。
 その美貌に圧倒されるましろだったが、どうやら自分とましろは昔からの知り合いのようで……

 という話でした。
 まさかの以前読んだ、ビジョン・ブラッドの続編でした。
 しかも四年も経って……。
 個人的に、前作のピジョン・ブラッドで随分、痛い目にあったのでかなりびくびくしながら読んだんですが、今回の話は割と普通に一対一のハッピーエンドで大分ホッとしました。

 まあ、注意点を言っておくと、ましろは両性具有の上に、多重人格。おまけに、本人に人格交代している間の意識はない、というかなり厄介な状況。
 おまけに、オリジナルだと思われている『瑞貴』という人格はこの物語の核になる設定なんですが、多淫で奔放。誰とでも簡単に関係を持つし、そういう行為が大好き、という設定。
 けれど、ましろは有吾のことが好きで、他の人間とも関係を持ちたくないくらいピュアで……
 実はましろの多重人格は有吾を助けるために、生み出された確率がものすごく高くて……と、ちょっと勉強した事がある人間なら「おいおい多重人格に夢見過ぎだろう……」って思うような設定だけど、まあ何はともあれ有吾とのハッピーエンドでよかったです。

 前作のピジョン・ブラッドの緋織がちょこっと出てきますが、サフィールに対して、「早く愛する人のいるフランスに帰れ」というところがあるんですが、この調子で行くとサフィールの話もあるのかなー……とちょっと思ってますが、どうなんでしょう?
 また、四年後とかだったらまだ発売してないのかな?

2

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