吉田珠姫さんのレビュー一覧

鬼畜 小説

吉田珠姫  相葉キョウコ 

おにいちゃま・・・にはひいたーーー

まぢ鬼畜です。狂った愛がここにはありました。

喘息持ちな長男と天真爛漫なようで頭脳明晰運動神経抜群、友達も多く生徒会長をつとめる次男。
家族でありながら一人祖父母の元で暮らしていた文人は突然火事により祖父母を失ってしまう。

田舎から都内の実家へ夏休みということもありとまることになった文人はたった2日で弟の竜也によって狂わされてしまいます。

祖父母を殺し、母を殺し、父をそそのかす…

0

薄くれないの花、流るるがごとく 小説

吉田珠姫  みずかねりょう 

昼ドラにBLがくっついてるような

BL的なアレコレよりも、
過去に囚われる年長者たちの異常性や
彼らに振り回される可哀想な主人公の描写に力が入っていて、
昼ドラを見ているような感覚でした。


不憫な境遇でも健気にがんばる主人公。
主人公をいびる、敵役の女性。
主人公を救い出すのは
好きな子をいじめちゃう系のやんちゃで格好良いヒーロー。

まるで昼ドラか一昔前の少女漫画か、韓流ドラマのような?
思わず頭の中…

2

薄くれないの花、流るるがごとく 小説

吉田珠姫  みずかねりょう 

狂愛妄執そして安らぎの幸せ

二世代に渡ってしつこく言い寄られる受けがお気の毒なお話なのですが、
悪役になる側が最後に憐れにも思える展開と、本当の愛を得たものは心が優しく
なるのではと思える内容でした。

吉田先生の作品は毎回楽しみにしているのですが、今回の受けの言葉遣いが
かなり古風な言い回しで、それだけで妙な色気を感じましたね。
内容はかなり痛くて怖い設定なのですが、ラストの方で余りにも簡単に全て丸く
治まっ…

3

薄くれないの花、流るるがごとく 小説

吉田珠姫  みずかねりょう 

解き放つ若い力

一応恋愛の物語ではあるのだけど、どちらかというと一人の画家の強い思いにガチガチに囚われて身動きできなくなってしまった当人含め主人公と周囲の人々が、
主人公を想う若い一途な力によって、そこから解き放たれる。
そして誰もが誰かを思いやっているといったお話だと思います。

展開としては、囚われてしまった人々が身動き出来ないでいる姿や、主人公の姿にイライラ感を抱きもしたりしたのですが、結末が訪れた…

3

ピジョン・ブラッド 小説

吉田珠姫  門地かおり 

決まった相手がいないBL?!

一言で言うとエロを楽しむ小説!!門地先生のイラストは素敵でした。
(ピンナップカラーが全然関係ない乱交相手の2人?(多分)の小説は始めてかもしれませんww)

近親相姦あり、複数あり、乱交ありなので苦手な方は要注意!!好きか嫌いか完全にわかれる作品です。

最後も決まった相手とラブラブな終わり方ではないので、本当にエロを楽しむ本だと思います。ただ主人公はあれで幸せなのでしょうという終わり…

5

ブラック・オパール 小説

吉田珠姫  みなみ恵夢 

ちょっと特殊な話なので注意が必要!

 ましろは、一年前より以前の記憶がない。
 それどころか、カップラーメンにお湯を注ぐ、歯を磨くなど、一般的なことも満足に出来ないほど、生活能力皆無。
 おまけに、同居している叔父の有吾に外界との接触を禁じられ、外出する時には帽子にマスクにフードで、まるで不審者のような扱い。
 自分の顔も満足に見た事ないましろは、自分は不細工できっと見るに耐えない顔をしているんだと考えていた。
 おまけに何…

2

神官と王の切なき日々 ―神官シリーズ番外編集― 小説

吉田珠姫  高永ひなこ 

番外編だけど泣きっぱなしの1冊!!

神官シリーズ短編集なんですが、
本編のストーリーを別目線からとか後日談とか、とにかくこれも満足な1冊。

特に羅剛王の母親のお話は泣けた~っ!!
今まで自分の母親が自害した理由は自分のせいだと思っていた羅剛ですからね。
確かに羅剛の「せい」というか「ため」の自害だったのですが
どれだけ前王は最低の人間だったのかと腹が立ってしょうがない。
永均に対しての切ない想いとかも胸が痛いです。

3

神官は王を悩ませる 小説

吉田珠姫  高永ひなこ 

ごちそうさまでした。

そうですか今回はお膝に座っていちゃいちゃですね。

さてさて前巻で登場した隣国の王が再び登場!!
っていうか、この人が冴紗に出会ってしまったがための「なれの果て」(^^;)
いったいどれだけの人間狂わせるんですかーっ!!虹の御子は。
でも羅剛のものだから渡しませんけどね!!(笑)

先にも書きましたとおり、
再び登場となった隣国の王・萋葩がここまでくるともう哀れ?
自分の国、自分…

2

神官は王を恋い慕う 小説

吉田珠姫  高永ひなこ 

やっと終わった…

まだかまだかと思った婚儀がやっと終わって一安心だよ…。

婚儀を挙げるにあたって両親のことを思い出す冴紗。
本当なら王の許しをへて墓参りに行ければいいのですが無理と解っているので
我慢していたのですが、王女の後押しもあり黙って墓参りに。
そしてすぐに帰るはずが…

途中でこの国の宝ともいえる飛竜の卵が盗まれる現場に遭遇。
竜に事の手紙を持たせ、自分は無謀にも1人で後を付けていくので…

2

神官は王を狂わせる 小説

吉田珠姫  高永ひなこ 

なかなか幸せな日々は…

ああっ、もう邪魔しないでーっ!!
って思うほどなかなか2人だけの幸せな日々は来ないですね(^^;)
あって(会って)もすぐにお互いの立場で離ればなれ…

今回はそんな2人をまた引き離そうとする人物たちが!!
全ては虹の御子・冴紗を自分の国へとと願う他国の王が招いた戦い。
勿論そんなことは冴紗に知らせず戦いへと出向くのですが
羅剛危うしのところで助けに来たのは、弓の名手・冴紗本人。

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