吉田珠姫さんのレビュー一覧

誘春 小説

吉田珠姫  笠井あゆみ 

水あめ付き棒はやめて

残念だけれど理解できなかった派です。
しかしまあ、これだけ驚きの内容をよく書けるなあと
そういう意味で「神」かも。

親子でも全然OKで、めちゃ愛し合ってたらしょがない
と思ってますが、今回はだめ。
何がだめだったって、哺乳瓶替わりの水あめ付き棒?
いやいくら愛してるからって、それはだめだろ。。。。
それは愛じゃなくって自分の欲望満たしてるだけちゃうん?
それと あほっぽい嬌声と…

3

神官は王を悩ませる 小説

吉田珠姫  高永ひなこ 

花の宮の女官になりたし

馬鹿だなあと思いながら、みつけるとつい追いかけて読んでしまう激甘小説。
純粋培養 天下無敵「さしゃぽん」(受け)も、
でろ甘(意外に)お利口王様になった「らごらご」(攻)も
永均(男前!らごらご右腕)も大好き!

今回の個人的ヒットシーンは、永均の告白たーいむ!
母御の命がけの愛情を思い知ったか、母の愛をなめんなよ!らごらご!と
ちょっと胸すく気分でした(笑)
それと、さしゃぽんの…

6

鬼畜 小説

吉田珠姫  相葉キョウコ 

ホラーチックでエロい

1冊丸ごと表題作。文人(受け)の視点で進みます。

内容はまさにタイトルどおりの「鬼畜」。前半は達也(攻め)に恐怖し、後半は達也に堕ちていくという展開でした。
攻め>>>>>受けで、一瞬たりとも優位性の逆転はなかったです。

無邪気ぶりつつ計算し尽くしている冷酷非道な達也が不気味でしたし、そんな達也に執着された文人にとって恐怖なのでしょうが、達也は精神的に追い詰めつつも殴ったりの暴力はし…

2

鬼火 ホラー競作集 小説

花郎藤子  吉田珠姫  峰桐皇  美樹静  波津彬子 

神評価をつけたいところなのですが

とても読みごたえのある短編集でした。
これ一冊で長時間かなり楽しませてもらいました。
タイトル通り、ホラーをテーマにしたBLで、どの作品もしっかりしていて面白い。一つ一つがどれも引き込まれるストーリーでした。
お話として楽しめたという意味では神評価でも遜色ないのですが、萌えたかどうかというと萌えを重視では書かれていないと思います。
そういった意味で星4評価にしました。

「七番目の恋人…

2

鬼畜 小説

吉田珠姫  相葉キョウコ 

番外編SSもサクッとレビュー

本編レビューの前にまず、ときめきベストセレクション2016に掲載されています番外編SS「愛についての個人的考察」のレビューをサクッと致します(本当は別にするべきですがなかったので)
「愛についての考察」。兄を愛するあまりにタブーを犯しまくる弟、達也視点。なぜ、自分はここまで「彼」に惹かれ欲するのか、と自問自答しているところから始まり、考えても無駄だと結論づけて、子猫のように眠っている「彼」、文人…

11

神官と王の切なき日々 ―神官シリーズ番外編集― 小説

吉田珠姫  高永ひなこ 

舞台裏的な

神官シリーズの番外短編集です。
挿絵は一切無しなので、挿絵目当ての方は要注意。
シリーズものなので、ずっと買ってきてる人が買うんだろうけども、短編集から読んでみようかなと思った方がいたら、ぜひ1巻からどうぞ。

個人的には永均の話が一番せつなかったです。
BLじゃないし、とツッコミいれられそうですけども、非常によくできたお話になってました。
その他にも相変わらず導火線の短い攻の羅剛さま…

1

神官と王、夢幻のごとき日々―神官シリーズ番外編集 二― 小説

吉田珠姫  高永ひなこ 

番外編第2弾

いろんな短編集が今回も詰まってました。相変わらずの羅剛と冴紗ですが、今回はその冴紗が記憶喪失で…というお話。 ですがこの番外編ではメインカプよりも永均の親友のお話が良かったです。前の番外編では永均の恋が書かれてましたが、今回は永均が軍に入隊したころのお話で、そこで出会う悧應の秘めた思いが切なくて切なくて。 彼らはそういう意味で結ばれることはありませんが、相手のことがお互いに大事だという気持ちが凄く…

1

ピジョン・ブラッド 小説

吉田珠姫  門地かおり 

要素詐欺のエロ本

一言で言えば頭ゆるゆるの中身のないエロ本です。初めて見たときは変な笑いがこみ上げてきました。
真面目に読むような小説じゃないので、そういう見方の評価をしますね。
まず長い。インパクトはすごいんですけど、いちから十までやってるだけなので途中で飽きてきます。しかも内容自体はありきたりなんですよ。BLの商業誌で見たことはなかったってだけです。ふたなり、近親、複数、淫乱受けという要素だけを抜き出すと色…

3

誘春 小説

吉田珠姫  笠井あゆみ 

エグみにハマる

小説を読む楽しみってこういう狂気にあるんだなーと。
漫画では中々読めない内容でした。
引いてしまう程の狂いっぷりも含めて面白かったです!

BLを楽しむ時には蓋をする自分の中にあるモラルが拒否反応を示し 顔を歪めながら読むシーンもあるのですが、挿絵の淫靡さが作品にマッチして美しくて、拒否反応よりも萌えが上回りました。笠井さんのイラストで本当に良かった。。。

「絶対開けてはいけない」父…

3

鬼畜 小説

吉田珠姫  相葉キョウコ 

これは怖い。ただひたすら怖い。

こちらでのレビューや、某通販サイト、個人サイト様たちの感想を巡り歩いて、前々から読んでみたいとか思って思い切って読んだのですが...。
怖い。その一言です。
弟の幼児言葉が無理だった~という感想も見かけたことがあって、その時はそれぐらい恐怖を沸きたてる演出だと思えばどうということはない、と完全になめくさっていました。
で、読んでみた結果...気持ち悪かったです。幼児言葉もですが、もう最初から…

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