mocarina
絵も美しいし、ストーリーも綺麗で、キャラクターも清い漫画でした
攻めが、外ヅラ完璧なのにいろいろ抱えて生きている描写がとても繊細でした
受けが、きっと学生時代はいじめられてたんだろうなと思わせるコマが数個あるだけなのですが真っ直ぐなキャラクターからきっと正義感が強すぎたのではと想像します
そんな2人だからこそ、お互いの関係を深めようとする度に発せられるセリフに核心をつかれ、傷つき合い…
◆なびかないにもほどがある(表題作)
地学部で鉱石に詳しいキャラというのが珍しく、時折鉱石の特徴になぞらえているのが面白かったです。攻めの蒲原が確かにチャラい風貌なのですが、最初髪色と髪型がどうしても高校生らしくは見えなくて、先生ぽく見えてしまうのが少し気になりました。あとタイトルの割には、抗っていた受けの沓間が蒲原に絆されるのが早かったかなぁという印象です。先生への想いも強くて、硬派なイメー…
桜の描写とここのつ先生のタッチも相俟って、終始綺麗な印象の作品でした。単にリーマン同士の恋愛作品かと思っていたので、実は攻めの水上に作家として評価された過去があり、受けの加久田がそのファンだったという展開はなかなか面白かったです。体から始まってしまう関係だけど、行為がどんなに淫らでも、2人の純情さは常に伝わってきて不思議とずっと安心できる濡れ場でした。ただ、互いを好きになった動機が若干薄いという…