吉原理恵子さんのレビュー一覧

二重螺旋 7 嵐気流 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

たった一人のエゴからほつれ始めたのほころびは大きく広がって・・・

今回は、父親・慶輔の暴露本から、篠宮の祖父が激昂し慶輔を刺し、しかも脳卒中で亡くなったことから、スキャンダルが篠宮の兄弟だけではなく、その家のすべてに降りかかり、それぞれの苦悩する様子が描かれておりました。

祖父は死に、弟は欝になり寝込み、兄は書道教室の生徒や仕事が激減し、なおかつ取り持ちをしなければならない。
更に悪いことに、慶輔は脳卒中により後遺症が残り、なおかつ10年の記憶をなくして…

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二重螺旋 6 業火顕乱 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

今だからこそ新しい

シリーズ6巻を通しての評価です。11月に7巻が発売するということで一気読み。
一気読みできるほど面白かったです。今更かもしれませんが良い作品はきちっと
評価して置きたいのです。
ガチ兄弟ものでここまで昼ドラばりのBLは最近では珍しいかもです。
内容的にはドロドロなのかもしれませんが、雅紀と尚人がいちゃいちゃしてるのが
あまりにも熱々カプすぎてですね、緩和されちゃってますね。
尚人を取り…

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二重螺旋外伝 灼視線 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

兄弟相姦×禁忌

本編を読まずしては開いてはいけない作品かも。
この作品だけで読めるのかと言われるとどうなんでしょうか・・・
私はこの作品を読みたいが為にシリーズ読破に走りました。
『二重螺旋』の長兄雅紀視点のお話が4編。
『追憶』---雅紀が尚人が生まれたときから実は溺愛していたお話とか篠宮家のお父さん、慶輔        がどのように子供達を見ていたのかというお話。小さいときから妹は可愛くなかった。

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2/14だけご紹介=DEADLOCK & 幸村殿

コミックから10編、小説から4編の番外編が納められている。
きっと、一つくらいはお好きな作品があるのでは?思うが、
私の好みで(笑)、2つご紹介…というより、それが目当てで入手しました。


★「Wonderful Camp!」~「DEADLOCK」by 英田サキ

ディック&ユウト、ロブ&ヨシュアの4人で週末に出かけたキャンプ地での話。
ロブはヨシュアとは喧嘩中、と言ってもヨシュ…

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間の楔 4 昏迷 小説

吉原理恵子  道原かつみ 

過去から繋がる

 イアソンの呪縛から解放されて、スラムで怠惰な日々を過ごすリキにその日々を打ち壊すような出来事が起こる。
 それは、同棲相手のガイが、キリエに連れられたまま行方不明になってしまったのだ。
 実は、呪縛から逃れられたと思っていたのはリキだけで、イアソンは決してリキを本当に手放そうとは思っていなかった。
 リキを手放したのは、一時の休息をリキに与えるため。
 そして、再びリキを手中に入れるため…

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二重螺旋外伝 灼視線 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

まーちゃん視点です

まず最初に装丁の事。
chara15周年記念作品として「二重螺旋」が選ばれたのは、そしてその中でも詳しく描かれることのなかった長男の雅紀視点が描かれるのは嬉しいことでした。
お値段も一般書籍並の1470円ですから、過去書籍になった作品もそうであったように、シンプル装丁ではあるかとは思いましたが周年記念であるから、せめて、カラーイラスト集とか付けて欲しかったとか思うのは欲張りでしょうか。

3

二重螺旋外伝 灼視線 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

執着の強さ

1年ぶりに新刊が出て嬉しいです!
今回は本編の続きではなかったですが、子供時代の回想ではあの父・慶輔が出てきたり、雅紀の尚人への執着もちゃんと描かれていてよかったです。

「追憶」
子供のころの篠宮家が描かれていました。
ほんと子供のころからみんな誰一人変わっていません。
沙也加は相変わらず雅紀一筋、裕太はやんちゃばかりで、尚人は優しくていい子で、雅紀は小6とは思えないほどしっかりして…

2

間の楔 3 刻印 小説

吉原理恵子  道原かつみ 

SFチック

 今回の話は、どうしてイアソンがリキを逃がしたのか。

 それが明かされる話。
 いきなりイアソンがスラムの雑種を飼い始めたことは、中央都市中に激震を走らせ、大スキャンダルとなる。
 これまで、そんなことをした者はおらず、また、そんなことをしようと考える者もいなかった。
 スラムの雑種はみんなの蔑みの的であり、決して特権階級であるブロンディと交わることなどなかったのだ。
 ところが、リ…

1

間の楔 2 命動 小説

吉原理恵子  道原かつみ 

過去が明かされる。

 前作では、謎のまま終わっていたつながれた男が誰だったのかが、うっすらわかる今回の話。
 描いてあるのは、主にリキの過去。

 リキとブロンディであるイアソンとの出会い。
 そして、運び屋になった理由。
 運び屋としてどんなことをしてきたのか。

 そんなことが描いてありました。
 更に、リキにはまだ明かされていないもっと過去が有るようで、それに繋がるわけもわからない単語がチラホラ…

0

銀の鎮魂歌 小説

吉原理恵子  小島文美 

ひとつの魂

面白かった!といえば語弊があるのだけれど
読み応え、世界観、気持ちの揺さぶり。
ある意味完成された作品。最後のオチが衝撃的なこともあり
CDを聴いて落ち込み、ようやく浮上しかけた心がどん底に落ちました。
ありがとうございます゚(゚´Д`゚)゚次のBLを読む気力が無くなった。
あうぅぅう。

ドラマCDを聴いた直後の原作であります。
時系列的には、CDと若干違うのかなと思ってみたりな…

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