吉原理恵子さんのレビュー一覧

影の館 小説

吉原理恵子  笠井あゆみ 

性格が男前受けのルシファーがカッコいいです♪

読みごたえがありました!
さすが、吉原理恵子先生の作品です。文学的というか、BLなんですが…。

他の人のレビューにもありましたが、私も笠井あゆみ先生の美しいイラストと間の楔の吉原理恵子先生の話しにつられて購入しましたが、読むのに気合がいりそうでしばらくしまってありました。
しかしいざ読み始めてお話しの世界に入ると続きが気になり一気に読んでしまいました。

正直、世界観は難しくてよくわ…

4

ミッドナイト・イリュージョン―間の楔 異聞 小説

吉原理恵子 

リキとガイのガーディアン時代

リキとガイの少年時代の話しで、ガーディアンで起こった事件が書かれてます。
しかしリキはガーディアン時代でもスラム時代やペット時代と変わらず、周りの人を引きつける存在だったのですね。孤高の存在というか。
ガイの包み込みような優しさはイアソンとは対極です。
ガイがいたからリキは強くいられたのだということがわかりました。
あとリキが幼年の頃、実はミダスのA級ペットだという過去があったとは驚きまし…

1

間の楔 小説

吉原理恵子  道原かつみ 

私の原点で原典。

25年以上前、中学生だった私の心を撃ち抜き世界を変えた一冊。
その後BLに限らず様々なジャンルの小説を読んできましたが、おそらく最も再読した作品であり、読んでいる途中で「終わってほしくない!もっと読んでいたい!」と初めて切望した作品でもあります。

あらすじを非常に大まかに言うと、特権階級のイアソンとスラム街出身のリキが出逢い、愛憎はもちろんのこと矜持、独占欲、征服欲が渦巻くなか「恋愛」とは…

9

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懐かしい10作品のちょこっとコミカライズ

小説Chara創刊10周年記念の小冊子。小説の一場面をコミカライズした10作品が載ってます。
このうち「DEAD LOCK」「二重連鎖」は連載されてコミックも出てますし、この小冊子から興味を持って購入した本もあったと思うとなんだか感慨深いものがあります。懐かしい!作品ごとにある「ツボ度チェック」も見事でした。

菱沢九月「年下の彼氏」漫画:穂波ゆきね
文庫114ページから。恋人となった二…

2

新装版 呪縛 小説

吉原理恵子  稲荷家房之介 

痛い話ですが

旧版は未読ですが、吉原さん×稲荷家さんという事で期待値MAXで手に取りました。

ごめんなさい、ネタバレ含んでいます。





主人公は高校生になったばかりの浩二。
どうしても入学したかった高校に親友の将人とともに合格し、これからの高校生活に胸を膨らませている青年。
けれど、そこで出会ったのが沢田。
誰となれ合う事もなく学校でも浮き気味な存在の彼ですが、そんな沢田と将人は何…

10

悋気応変 二重螺旋11 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

新たな展開? 本筋はどうなる?

長年愛読のシリーズ待望の新刊ですが、ちょっと番外的な尚人が勉強の成果をみせて初バイトする話。

 篠宮家のスキャンダル元凶・父と忘れられてしまった不倫相手が亡くなり大きく動いたストーリィですが、不穏な従弟の存在や、沙也加のモデル事務所入りと雅紀を勝手に敵視する新人タカキの出会い等々、前巻からの流れには殆ど触れず、雅紀掌中の珠である尚人本人の魅力が段々周囲に隠しきれなくなっていく新たな展開を見せ…

9

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『輪廻の花』のみレビュー

結構前に電子で購入してて、既読作品の番外編を楽しく読んでました。
先日、六青みつみ先生の『輪廻の花』を読んだところ今作に番外編が載ってた事を知り、電子本棚から引っ張り出してきたという。
高かったけど、買ってた以前の私ありがとう!(笑)
凄く沢山の作品がありますが、再読キッカケの『輪廻の花』番外編のレビューで失礼します。
ネタバレご注意を…。

『輪廻の花』番外編『両想い』
本編終了後…

1

幻惑の鼓動(26) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

神魔将の最終兵器?登場で物語は変わるのか?

25~26巻をまとめてレビューします。

怪異現象の地で、異質の霊能者・中川が聞いたものは神魔将語(鳥の囀り)で、神魔将”眞魅夜”からのメッセージだった。
神魔将は覚醒した順に高位で、”眞魅夜”は第二位、長”羅鬼”の参謀をつとめ、優しく穏やかに見えて、目的のためには犠牲を気にしない非道さもある男。

そして中川の召喚に応えて、”眞魅夜”も現世に辿りつく。
孤独に彷徨ってきた”眞魅夜”は…

1

幻惑の鼓動(24) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

話は進まないのに、風呂敷だけが広がっていく…

このシリーズで初めて中立評価をつけます。

神魔将との邂逅で一人疎外されていたのが葉月。
一臣と晃一は、過去のこと、神魔将のことを葉月に話し、3人は眷属としての絆を深めます。

葉月による晃一の精気喰らい、それが神魔将の二人にバレまして…
”琉王”と”紗那”にとって葉月は眷属としては認められない穢れた存在、それが長である”羅鬼”を喰らうなど許せないことで、当然、ブチ切れます。
それを…

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幻惑の鼓動(23) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

3巻かけて神魔将と転生組の現況報告…

21~23巻をまとめてレビューします。
時空を彷徨って現世にたどり着いた神魔将の”琉王”と”紗那”、”琉王”は”刀邪”の師匠だった人、”紗那”は”羅鬼”に心酔していた筆頭のようです。

そして神魔将と転生組との対面。
神魔将の言葉は転生組には鳥の囀りに聞こえ、転生組の言葉は神魔将にはひどく苦痛な音で、意思の疎通ができず、接触による心話(テレパシー)で会話することに。
4人揃っても、”琉王…

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