鹿島こたるさんのレビュー一覧

革命のα コミック

鹿島こたる 

たったひとりと共に生きるために

作画にかけられているであろう時間を考えると、申し訳なくなってしまう評価ですみません。

オメガバース2篇です。
表題作はαで貴族という最上位階級に属するモーリスが、運命やα、Ωとは関係なく、自分で選んだ相手との愛を貫く物語です。
家柄や階級という表面だけで誰もモーリス自身を見てくれない中、周囲の陰謀や策略、果てには想い人までもモーリスの思惑を裏切ろうとしますが、そんなものに屈するほど弱い想…

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うつくしい体 コミック

鹿島こたる 

うつくしいだけじゃない

このクオリティの作画で、このボリューム。
どれだけ時間をかけて作り上げられた作品なのでしょう。
画集を見ているかのように、どのページも耽美です。

アーティストにとってミューズとの出会いは運命の宝物。
才能に恵まれていても、出会えるひともいれば出会えないひともいる。
そんなミューズを中心にした話です。

巨匠と名高い画家の泰泉が15年もの間モデルにしてきたミチル。
その美しいから…

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革命のα コミック

鹿島こたる 

麗しい筆致で描かれる気高い魂

貴族制度のあるヨーロッパ風の王国で、貴族と従者の身分やバース性を超えた恋愛を軸にしつつ、生まれで生き方を縛る旧来の社会制度からの変革を目指す物語です。
フランス革命を意識しているのでしょうか。
オメガバースという世界観を最大限に活かしつつ、真正面からぶつかる設定に唸ります。
利権の蔓延る貴族社会に対して法で戦うところがまた良いですね。

そしてそのテーマをしっかり体現する絵に脱帽です。

2

革命のα コミック

鹿島こたる 

巻き毛カーニバル!

従攻めの主従好きのためにある美しい一冊です。

◾︎表題
美しい!先生の作品は「うつくしい体」以来です。
モーリスが圧倒的なαの強さを持っているけれど、それでいて受けたるキュートさ美しさがある、魅力的なキャラクターでした。あのまま番になって3人で生きていく道でも話としては納得できましたが、モーリスはそんな振る舞いはしないという信念を見せつけられた感じ。
もっと長い連載であればシモンとの関…

1

革命のα コミック

鹿島こたる 

本能よ、愛に跪け!

さすがこたる先生っ!
オメガバースでも一味違います!!
耽美でロココで華麗で、そして『ハードボイルド』(*♡ڡ♡*)
帯の【跪け本能!】もう本当にっっ♡♡
ってもこれには「心から愛する人」が居るからなのよね。
愛よ愛(⑉•ω•⑉)❤︎

『受け』モーリス α
大貴族にして頭の切れる弁護士
そしてまぁ、その美しいさと言ったら!
これぞ『クールビューティ』ね
『攻め』シモン β

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うつくしい体 コミック

鹿島こたる 

美しさを汚し壊してより美しく

芸術家の征服欲・所有欲が上手く絡んだ作品でした。作中の二人の芸術家の作品もかなり凝っていて(著名な絵画のオマージュもあったり)魅惑的で本当に楽しめました。
作者の半端ない画力が遺憾なく発揮されているので、試し読みで美しいと思ったならこの世界観に飛び込んでください!設定資料も濃い!

美しい体のミチルに自分の絵を挿したいという欲をもった二人の芸術家、泰泉先生と彫り師夕路。
綺麗な白い背中が良…

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うつくしい体 コミック

鹿島こたる 

まさに「うつくしい」

耽美〜〜〜
芸術家の独善さを強く押し出しした作品です。自分の作品が至高だと確信を持ってる芸術家はやはり強い。

前半が特に好きでした。ミチルの肢体が美しい…鹿島先生の絵柄だからこその美しさ。細い黒髪も、うろんな表情も、日本画の世界にもタトゥーの世界にもマッチしています。
ミチルの息を飲む美しさと、時折見せる子供っぽさが無垢さ。こんな作品好きな方もっと沢山いるはず!!

後半、傷をつける…

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革命のα コミック

鹿島こたる 

純愛

純愛と呼びたくなるような強い絆を描いた作品でした。

αとあるようにオメガバースもの。家柄のよいαの御曹司と、その従者であるβの青年の恋です。

家柄ゆえに、周囲は御曹司であるモーリスをオメガと成婚させようとしますが、モーリスは従者であるシモンを愛しています。色々な障害を乗り越えて結ばれる二人。

ここに、野心を持ったオメガが絡んでくるのが独特。向上心もあり活動家となるオメガの彼は、ど…

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うつくしい体 コミック

鹿島こたる 

なぜこんなに点数低いの

電子で安売りしてたので購入したら衝撃でした
後追いで作者さまの初コミックも拝見しましたがこの作品が素晴らしいすぎて満足できませんでした

少し昔風な画風がバナナフィッシュ とか好きな人にはグサグサ刺さると想う
タイトルを裏切らない絵の美しさで最高
無垢なミチルも可愛いし優しさの中に厳しさも垣間見える夕路(最後は超過保護化)マジでベストカップル

2人だけの世界で生きてる感じが堪らない…

9

うつくしい体 コミック

鹿島こたる 

絵が美しい

この作家さんは絵が美しいですね。
題材も、大画家のモデルと、彫り師というだけあって、壮絶に美しいミチルとそれを題材にした絵画が美しく眺めるのが楽しい。

お話の方は、先生に尽くすと決めていたミチルが、夕路に掘られる(スミの方よ)ようになって恋を知る、というストーリー。
若い頃に挫折した夕路が、彫り師として成功する物語でもある。
ミチルは、背中に入れられた先生の絵を自ら傷つけ、先生のところ…

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