義月粧子さんのレビュー一覧

箱入りオメガは溺愛される 小説

義月粧子  すがはら竜 

王道 波風なく読みやすい

良い夢を見たいとき、寝る前に読む一冊にしたい作品。
箱入りで溺愛されているの奏が、出会っては恋人になる前までの物語。恋人からは溺愛されていない。
イラストが可愛らしい。

捻じれてもいないし、乱暴な場面もない。
恵まれた環境で育った二人が出会って、焦れるような用心深い進展で距離が縮まっていく。
オメガの奏は、アルファばかりの家族の中で育った、努力家。思考もしっかりしていて衝動的な所が無…

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オメガバースの不完全性定理 小説

義月粧子  星名あんじ 

攻めが傲慢で好みじゃなかった

イラストを書いてる星名あんじさんが好きで、星名あんじさんで検索してkindle unlimitedで読めたので読んでみました。

一応、あらすじとレビューもざっくり読んで、嫌なシーンはなさそうだと思って、シリーズの中でこちらにしたんですが、攻めが好みじゃありませんでした。

まず何人か出てくるアルファ達の口調が好きじゃなくて、これはもう作家さんが合わないのかなーという感じがします。

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箱入りオメガは溺愛される 小説

義月粧子  すがはら竜 

溺愛というほどではない

「溺愛」と言いつつ、義月先生の攻めだからなぁ、どうせクソ野郎なんでしょ?と警戒しながら読み進めましたが、クソ野郎ではなかったです。
だからといって、きゃー!素敵!!というわけでもなく……。

確かに義月作品の中では、甘いしほのぼの系だとは思います。
チャラいけどインテリアルファのエリート攻めが、箱入りの可愛いオメガを仔猫扱いして、可愛い、可愛いと猫可愛がりするというお話なんですね。

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オメガバースの寵愛レシピ 小説

義月粧子  Ciel 

受けの仕事に対する矜持が好き!

義月先生の攻めなので「寵愛」を期待して読むと裏切られるけど、でもなかなか楽しめました。

義月先生の作品で好きなところは、受けが仕事に対して真摯なところ。
そしてその仕事にプライドを持っているからこそ、仕事でお門違いの意見を言われた時に、相手に怯まずに反論できるところ。
ここが読んでて、すっごくスッキリするんですよね。

この作品の柊哉もそう。
柊哉はシェフでセンスやアイデアは平凡で…

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引き合う運命の糸 ~α外科医の職場恋愛 小説

義月粧子  古澤エノ 

攻めが

古澤先生の挿絵大好きなので購入。病院舞台のお話で、義月先生らしい攻めだなあと思うのですが、「攻めザマア希望!」ととても感じてしまったので、萌えよりの中立です、すいません。本編270P弱+あとがき。義月先生の既刊お好きな方でしたら、安心しておススメです。

発情期をなんとかしのいで、小児科レジデントとして病院に勤務している佑都。ある日カンファレンスで、高校の同級生だった藤崎を見かけます。心臓外科…

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「箱入りオメガは溺愛される」番外編ショートストーリー グッズ

宇柳の欠点探し

お泊まりの翌日の朝の出来事です。
宇柳が朝食を作ってくれていました。
味はすごくおいしくて奏は考えます。
このルックスに、頭脳も特別級に、社会的地位も高く、お金持ち。
カリと呼ばれる武術の心得もあり絵を描かせてもうまい。
奏は猫を描いても猫に見えずに宇柳に笑われていたのに…。
この人に欠点はないのか…?と。

その後、マキからある情報を聞きます。
それは「打ち上げがカラオケって決…

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箱入りオメガは溺愛される 小説

義月粧子  すがはら竜 

恵まれているオメガバース

個人的にオメガバース作品はΩが蔑ろにされているイメージが強いのですが
こちらの作品はそんなことは全くありません。
奏(Ω)はお金持ちのおうちでまさに箱入り息子で
生きていくうえでΩとして心配ごとが少ないです。
家族や親せきなどにとても大切にされている奏と
お金持ちの大学講師の宇柳(α)のお話です。

出会いからそこまでお話が広がることはなく
安定した流れでお話が進みます。
ハラハ…

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引き合う運命の糸 ~α外科医の職場恋愛 小説

義月粧子  古澤エノ 

オメガバものらしさに溢れた1冊。

古澤さんの描かれた美麗表紙に釣られて購入。
義月さんの新刊はタイトルから推測できるようにオメガバものです。






主人公は小児科のレジデンスである佑都。
過酷な家庭環境で育ってきた彼は、彼自身の有能さと努力で医師になったオメガの青年だ。貧しく親が機能しない家庭で育った彼は年の離れた妹を養育する傍ら勉学に励んできたという過去があり、とりわけ高校生時代は友人たちと遊ぶ金銭的・時…

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傷に沁みる毒のような蜜 小説

義月粧子  しおべり由生 

寒いまでに俺様な攻めを楽しみましょう。

攻めの弘樹は自分に落とせない人間はいない、と思ってるような自信満々な態度やナルシズムさが鼻につく男。
研究一筋で恋愛に縁のなかった聡史を落とすなんて、赤子の手をひねるよりも……って感じ。

色恋に免疫のない聡史は、弘樹にのめり込み弘樹さえいてくれれば他はいらないとばかりに、勉学を疎かにし始め留年決定……。
なんていうか「遊んでこなかった真面目な人ほど、遊びや浮気にハマりやすい」みたいなのを…

2

エッチのうまいイケメンがなぜ俺を口説くのかわからない 小説

義月粧子  北沢きょう 

お仕事描写と、受けの仕事ぶりが好感もてます。

タイトルから、攻めが口説きおとしまくる甘々系なのか?と思ってたけど、いつもの義月さんらしい、攻めこんにゃろー!!系でした。

「エッチのうまいイケメンがなぜ俺を口説くのかわからない」って、そりゃあんたに気があるからでしょーが!って感じだったはずなのに、どんどん雲行きが怪しくなっていくんですよね。
受けへの扱いがどんどん粗末になっていくというんでしょうか……。

仕事で出会った緒方(攻め)…

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