義月粧子さんのレビュー一覧

愛しているなら離れるな 小説

義月粧子  森平夏生 

うひー、面白かった

高校生時代にはじまった恋がやがて終わりを迎え、社会人になってから再会して結ばれる話です。
再会モノってBLには多いけど、たいてい「現在から過去を見る」ってカタチになるんですよね。
でもこの作品は違う。
青くて子供だった高校時代から話がはじまります。
高校時代編がものすごーく幸せな結末で終わるもんで、次の章に入ったとたんに二人の仲が険悪になったことに驚かされることになる。
付き合って数年、蜜月はとっ…

2

駆け引きはバーにて 小説

義月粧子  サマミヤアカザ 

精神的三角関係は辛いよね

テーマは片思いって言うくらい大人の切なさが感じられるストーリーでしたね。
高校時代の恋人がいる後輩に片思いしていたバーテンダーの受け様。
卒業していい加減大人になった頃の再会は、その後輩の攻め様の恋人だった
相手との出会いから始まる、受け様の店にその恋人が飲みに来るようになって
でも、攻め様とは一緒ではない事で、期待と困惑が一緒になっているような思いを
感じてる受け様は、まだ攻め様に片思…

4

捜査官は愛を語らない 小説

義月粧子  朝南かつみ 

曲者オヤジ的攻め

表紙の何とも言えないエロさに、ずっと気になっていて、購入しました。

ワイルドで、飄々として、男女みさかい無く関係を持ってしまうけど、
全く悪びれない久慈川と、その部下となった櫂の物語。

捜査局という重要事件の捜査をする架空の職業ですが、
事件を追っていきます。
そこは、義月さん!事件が何とも面白い。
でも、事件の方は、そういうオチか・・・。と少し残念になりました。

また、…

0

駆け引きはバーにて 小説

義月粧子  サマミヤアカザ 

まさにタイトルのままの如くです

義月さんといえば”酷い攻め”という面が最近ちょくちょく登場しておりますが、今回もまあ、酷いっていいえば酷いかも?
だけど、主人公(受け)がとても頭の良い男前な人物であったために、その攻めの酷さは年下ゆえの傲慢さとか、とどのつまり無意識の嫉妬の行為にも見えて、胸が苦しく締めつけられるような酷さは余り感じませんでした。
そんな点で、すごく大人な話しに出来あがっていたんじゃないかな?
そして、この…

5

傷に沁みる毒のような蜜 小説

義月粧子  しおべり由生 

こんな傲慢な攻めは嫌だー!の一人ですw

傲慢俺様な攻めに翻弄され続ける受け。
こんな傲慢男のどこがいいんだろう?と思うほどの傲慢さと、一見自信がなさそうな言葉を吐いたりもするが、ほんとうは自分本意で自分勝手な傲慢さでそれを隠しているのだとも思えるほどの傲慢すぎ。
こんな男に惚れたあんたは、まったくもう!と受けに怒りながら、
一体どこがいいんだよーと思える攻め。
今年b-プリで出た『傷痕に囚われて』のスピンオフというか、それより先…

4

傷に沁みる毒のような蜜 小説

義月粧子  しおべり由生 

初めての恋に溺れ過ぎて・・・

冴えない研究オタクの学生だった受け様が出会ったのは誰からも目を奪うような
存在感のある男前、偶然隣り合っただけなのに、直ぐに偶然のように再会し
強引に誘いを受ける様になって、真面目だけが取り柄のような受け様は
今まで知らなかった世界に引き込まれ、攻め様に求められるまま関係を結び
初めての恋に心も身体も溺れていくんです。

研究熱心だったはずの受け様は攻め様と付き合うようになってからは

6

俺と奴の対峙する関係 小説

義月粧子  朝南かつみ 

対峙する2人

片方が、片方を守り切るというのも素敵ですが、
「対峙する」という設定をできるところが
BLの面白い点にもなると思います。

しかも、攻も、ヘタレにはならず、最後まで
どっしりしていた点がすごい(笑)

実家の旅館の経営問題から、実家に一時帰宅した志岐と
昔からひともんちゃくあった老舗呉服屋経営の黒田の物語。

志岐は、黒田のことが好きだったのだけれど、
志岐「黒田は自分の兄が…

4

薔薇色の罠 小説

義月粧子  奈良千春 

もっと読みたかった!

「琥珀色の誘惑」のスピンオフです。
バー「S」で個人的に気になっていたマスター磯谷の物語。
磯谷のキャラが良すぎて、期待大で読んだのですが、
本編以外に、「琥珀色の誘惑」の2人の物語が入っているので、
ちょっと残念でした。もっと読みたかったです。

一流ホテルのバー立て直しのため、次期社長候補の秋吉は、
バー「S」の磯谷を引き抜こうとします。
でも、癖のある磯谷、そんな簡単にうなず…

4

琥珀色の誘惑 小説

義月粧子  奈良千春 

薄めだけど、

本は薄めだけど、かなり楽しめました。
ストーリは王道ではあるのに、入り込んで
読めてしまうのは、義月さんの本だからでしょうか。

リストラにあったうえに、家が火事にあい、
行く場を無くした受が、偶然行ったのは、
ゲイバー(ゲイ専門ではないらしい)。

受自身、ゲイでもないし、お酒に詳しいわけでもないけど、
自分の境遇と店のオーナーやマスターの人となりから、
働くこと決定。

0

からまる嘘と誤解 小説

義月粧子  Ciel 

そこまで誤解!

最後まで、ドキドキして読んでしまいました。

受は、社会人2年目で、仕事もしっかりできる男であるけど、
見た目から、軽い男とみられがち。
そして、それにも慣れてしまって、
もう、わざわざその誤解を解こうとしない。
でも、本当は、好きな人としかエチしないということで、
実は、未経験。

そんな、受が、友人紹介で、カッコいい攻と出会ます。
どしても好きになってしまい、遊び慣れたふり…

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