義月粧子さんのレビュー一覧

彼と彼氏の内密な関係 代議士秘書と大学准教授の場合 小説

義月粧子  立石涼 

大人の恋、という感じの作品でした

この作品、続編だとあとがきを読むまで全く気付きませんでした。
気付かないで最後まで読めたということは、単品でも大丈夫な作品だと思うのですが、なれそめから読んでいたらもっと深入りできたかも…とちょっと失敗した感が^^;
できれば一作目から読みたかったです。

しかしこれ一冊でもカップリングは十分楽しめました。
受けも攻めもどちらも強気で大人。新鮮な恋愛のドキドキや、恋に一途なときめき系では…

1

俺と奴の対峙する関係 小説

義月粧子  朝南かつみ 

大人の恋愛ドラマ

これぞ自立した大人の男性同士の恋愛ドラマだと思います。いや~面白かったです。朝南かつみさんのイラストがまた素敵でうっとりしました。特にエロティックな描写が強調された物語ではないのに、男の色気たっぷりでドキドキしながら読みました。

攻も受も仕事にプライドを持ち、お互いに弱さや隙を見せるまいとする矜持があり、同情ではなく尊敬の気持ちを持って相手に接しているのがとても良かったです。志岐はツンデレな…

4

失恋のあと、恋は始まる 小説

義月粧子  雪舟薫 

浮気公認なカップルが苦手ならおすすめできないかもしれません

建築デザイナーと学生の歳の差ラブストーリーです。
主人公の芳和は容姿や頭の回転がよく、やや達観した考え方をする子供です。
大好きだった叔父の葬式で、かつて叔父の恋人だったという繁臣に一目惚れ。互いに感心を寄せて付き合いが始まります。

芳和の中には常に、自分は叔父の代わりではないかとの不安があります。
それに加えて、ロンドンで過ごす繁臣とは滅多に合えず、もやもやが広がるものの、プライドが…

2

恋に落ちる記憶 小説

義月粧子  須賀邦彦 

SとMの恋

外見は体育会系なのに、甘えたがりで乙女思考な主人公・久人。
このギャップが可愛くて、一人称ということもあってか主人公の「恋愛している状態」というものに共感がとてもできました。
派手なストーリーではなく一話も短いのですが、楽しめた1冊です。

出会いはゲイの集まるパーティーでのナンパ→体の関係が先で、恋人になるまでが長いというか、恋人なのか確信がもてないまま関係を続け、それに悩むストーリーは…

1

琥珀色の誘惑 小説

義月粧子  奈良千春 

健気・不幸受け

主人公が不遇な目にあいながらも頑張る、というお話が結構好きなのですが、このお話は主人公をどんどん不幸が襲い、それでも頑張りちょっと持ち直してもまた落ちる…というかなり不憫な展開が続いて、読んでいて幸せになるまで途中でやめられない、という気分になりました。

家も財産も仕事もなくして、それでもなんとか小さなバーで拾ってもらった圭司。いつも仕事と住む場所の事を考えていた、できればお腹が空いていない…

5

泣かせて、おしえて 小説

義月粧子  梨とりこ 

期待していた切なさがないのが残念

設定がとても萌えるんですが、そんな萌え萌えな設定をもっと生かしてほしかったです。
攻めが服飾メーカーの跡継ぎで受けが服飾専門学校の学生だったら、ストーリーはその攻めの会社で起きるのかなと期待していたけど、なんとずっと受けは病院で研修しているし、デザインの仕事で攻めと受けの絡みもあまりなかったのがとても残念です。なんかせっかくの攻めの設定がもったいなくて、もっと攻めの仕事のできる姿をみたいです。

2

黒髪の花嫁、伯爵に翻弄される 小説

義月粧子  田倉トヲル 

健気で賢い花嫁さん

義月粧子さんの花嫁モノは初読み。
(既刊に「宿命の婚姻~花嫁は褥で愛される~」という作品があるようですがそちらは未読)

花嫁モノらしい甘さもありますが、俺様攻め×健気聡明受けという義月作品おなじみのカップリングは健在で、受けの暗躍による頭脳戦っぽい展開も楽しめる一冊です。

王宮の事務官・カイ(受け)は、侯爵の息子で近衛隊隊長のギルバート(攻め)に花嫁として嫁ぐことに。
王暗殺計画容…

12

黒髪の花嫁、伯爵に翻弄される 小説

義月粧子  田倉トヲル 

全て読んでます。大好きな作家さん

大 大好きな作家さんです。
既刊は全て読んでいたので新刊を首を長~くして待っていました。

いつもと違う感じの時代背景で えっと思いましたが、そこはやっぱり
義月先生 健気な受けと 勘違い、無神経攻めでした。このカップリングがたまりません。

中盤から受けがドンドンかわいそうな展開になり 涙が止まりませんでした。
最後は誤解もとけあまあまになりますがもう少し今後のカイの幸せぶりが読み…

6

駆け引きはバーにて 小説

義月粧子  サマミヤアカザ 

健気にも程がある

元彼が忘れられない経営者×健気なバーテンダーの話です。
表題作と続編の2本が収録されています。

「駆け引きはバーにて」
水嶋(受け)の目線で進んでいきます。
水嶋は高校時代の片思い相手の後輩・設楽(攻め)に請われてバーテンダーとして店を手伝うことになります。相手の弱味につけこむ形でセフレになるも、設楽が別れた恋人・鳴瀬を高校時代からずっと好きでいると思い知らされる日々に疲れます。好きだ…

4

仕事とエロと、ときどき感傷 小説

義月粧子  御景椿 

何故か気になる一冊ですが…

再読です。本の整理中何故か気になって…
私の中で、評価が悩むな〜と思った作品No.1です(笑)

冴(受)の元カレの太田が、今付き合っている相手の馨が、前カレの冴との事を気にしていて、冴自身の口から未練が無い事を説明してほしいと、何とも人を馬鹿にした様な場面から始まります。

とにかく、出て来る登場人物1人たりとも好印象の人がいません(笑)

冴もはじめのうちは、もっとさっぱりした性…

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