義月粧子さんのレビュー一覧

琥珀色の誘惑 小説

義月粧子  奈良千春 

健気・不幸受け

主人公が不遇な目にあいながらも頑張る、というお話が結構好きなのですが、このお話は主人公をどんどん不幸が襲い、それでも頑張りちょっと持ち直してもまた落ちる…というかなり不憫な展開が続いて、読んでいて幸せになるまで途中でやめられない、という気分になりました。

家も財産も仕事もなくして、それでもなんとか小さなバーで拾ってもらった圭司。いつも仕事と住む場所の事を考えていた、できればお腹が空いていない…

5

泣かせて、おしえて 小説

義月粧子  梨とりこ 

期待していた切なさがないのが残念

設定がとても萌えるんですが、そんな萌え萌えな設定をもっと生かしてほしかったです。
攻めが服飾メーカーの跡継ぎで受けが服飾専門学校の学生だったら、ストーリーはその攻めの会社で起きるのかなと期待していたけど、なんとずっと受けは病院で研修しているし、デザインの仕事で攻めと受けの絡みもあまりなかったのがとても残念です。なんかせっかくの攻めの設定がもったいなくて、もっと攻めの仕事のできる姿をみたいです。

2

黒髪の花嫁、伯爵に翻弄される 小説

義月粧子  田倉トヲル 

健気で賢い花嫁さん

義月粧子さんの花嫁モノは初読み。
(既刊に「宿命の婚姻~花嫁は褥で愛される~」という作品があるようですがそちらは未読)

花嫁モノらしい甘さもありますが、俺様攻め×健気聡明受けという義月作品おなじみのカップリングは健在で、受けの暗躍による頭脳戦っぽい展開も楽しめる一冊です。

王宮の事務官・カイ(受け)は、侯爵の息子で近衛隊隊長のギルバート(攻め)に花嫁として嫁ぐことに。
王暗殺計画容…

12

黒髪の花嫁、伯爵に翻弄される 小説

義月粧子  田倉トヲル 

全て読んでます。大好きな作家さん

大 大好きな作家さんです。
既刊は全て読んでいたので新刊を首を長~くして待っていました。

いつもと違う感じの時代背景で えっと思いましたが、そこはやっぱり
義月先生 健気な受けと 勘違い、無神経攻めでした。このカップリングがたまりません。

中盤から受けがドンドンかわいそうな展開になり 涙が止まりませんでした。
最後は誤解もとけあまあまになりますがもう少し今後のカイの幸せぶりが読み…

6

駆け引きはバーにて 小説

義月粧子  サマミヤアカザ 

健気にも程がある

元彼が忘れられない経営者×健気なバーテンダーの話です。
表題作と続編の2本が収録されています。

「駆け引きはバーにて」
水嶋(受け)の目線で進んでいきます。
水嶋は高校時代の片思い相手の後輩・設楽(攻め)に請われてバーテンダーとして店を手伝うことになります。相手の弱味につけこむ形でセフレになるも、設楽が別れた恋人・鳴瀬を高校時代からずっと好きでいると思い知らされる日々に疲れます。好きだ…

4

仕事とエロと、ときどき感傷 小説

義月粧子  御景椿 

何故か気になる一冊ですが…

再読です。本の整理中何故か気になって…
私の中で、評価が悩むな〜と思った作品No.1です(笑)

冴(受)の元カレの太田が、今付き合っている相手の馨が、前カレの冴との事を気にしていて、冴自身の口から未練が無い事を説明してほしいと、何とも人を馬鹿にした様な場面から始まります。

とにかく、出て来る登場人物1人たりとも好印象の人がいません(笑)

冴もはじめのうちは、もっとさっぱりした性…

5

新人捜査官の受難 ~夜は別任務 小説

義月粧子  海老原由里 

タイトルに反して中身は…

この、夜は別任務というネーミング、見ようによってはちょっと面白いかも…と思っていたら予想に反して中身はかなりシリアスでした。
このタイトルからして、二人が仕事でもプライベートでも最初からバディ的な関係にあるみたいに思えますが、そんなこともなく…。

今の日本とちょっと非なる設定で、武装した犯罪組織が増えたため、警察とは別の重大犯罪捜査局なるものが存在し、そこに主人公の静音が新人捜査官として赴…

1

甘い絶望の夜を捧げて 小説

義月粧子  梨とりこ 

超絶健気受けはドM

ああ、読み終わってみればやはりの超絶健気受け。

ヤクザの家に生まれながら、反発して家を出て、会社を興した隆俊。一方、小さい頃は幼なじみに近かったが、次第に隆俊の部下として絶対的な服従を強いられてきた一葉。一葉は隆俊の起業時に誘われたが断ってヤクザとして組に残った。それ以降二人は疎遠だったが、親分の病気で再び隆俊の警護を命じられ、接近することになる。

この受けの一葉は、頭脳も抜群、戦闘の…

3

捜査官は愛を語らない 小説

義月粧子  朝南かつみ 

この気持ちをどうすれば…

残念感いっぱいです(>_<)
職業設定も人物も好みではあったのに…

受も攻も好きになれずぜんぜん萌えられませんでした。
ストーリー的にも、後半急にいろいと展開し過ぎな感じで、面白みが半減してしまいました。

架空の捜査機関やサイキックという設定はすごく良かったんだけどなぁ。
受の攻に惹かれていく過程がなんかしっくりこなくて、攻のビッチ感にもやもやしてしまっいました。

1

加速する視線 小説

義月粧子  有馬かつみ 

恋に臆病な2カップルの話

表題作とスピンオフの中編2本の2カップルの話と、その後日談の3作品が収録されています。

「加速する視線」江崎×森中
森中は、高校時代に憧れていた江崎と街中で再会する。社交辞令だと思っていたのに、江崎は森中を食事に誘ったり友人として付き合おうとする。だが、江崎がトモヤとキスをするのを見たり、女性と交際しているのを知るのが森中は、距離を置こうとして…。

最初は対抗心を持っていたトモヤが、…

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