義月粧子さんのレビュー一覧

夏の残像 小説

義月粧子  奥田七緒 

王道(?)すれ違いモノ

同級生もの、再開ものです。
最初読んだ感想は、攻めが酷い!ということ。

でも全体通して面白かったです。先の展開というかラストがどう落ち着くのか気になる要素を盛り込んでくるので、最後まで駆け足で読んでしまいました。
攻めが酷いといっても、別に暴力を振るうとか強引だとか浮気するとかいわゆるクズ攻めとも違います。

伊崎は高校のとき稜に告白して酷いセリフで振られてしまい、しかし大人になって…

7

すべては彼の手の中に 小説

義月粧子  桜城やや 

奔放な攻め×意地っぱりな受け

「ホーム・スウィート・ホーム」のスピンオフ作品。私は前作よりこちらの方が好きです。
番外編は前作の続編ですし、登場人物も時系列もリンクしているので読んでいる方が楽しめます。
特に、和貴(攻)のような魔性の男と付き合える高校生・祐瑚がどんなキャラか知っていると、より宰(受)の焦りが感じられます。

前作は自分勝手な兄×ひたすら健気な弟でしたが、今作の受けは年上だけあって抗います。宰の視点なの…

1

ホーム・スウィート・ホーム 小説

義月粧子  桜城やや 

浮気は浮気

中編(弟メイン)、短編(弟メイン)、中編(兄メイン)です。
真ん中の「蜜月」はタイトルどおり甘い二人の暮らしぶりなんですが、初っ端の「OWN BROTHER」は自分は好き勝手してるのに、弟には清純を求める兄が、怒りのままに手を出してしまいますし、「ホーム・スウィート・ホーム」では兄が元カレと焼け木杭に火が付く話です。

とにかく兄(祐瑚)が自分勝手!罪悪感がなく、浮気は浮気だから、という考え…

1

オメガバースの不完全性定理 小説

義月粧子  星名あんじ 

もっと(読者も納得のいく)貴嶋の良い部分を見せてー!!

元々好きな作家さんでオメガバースと言うこともあり、楽しみにしてました。(オメガバースも大好き(*´▽`*))
が、何だろう・・・。
オメガバース設定が、悪い方に出てるような・・・。
ひたすらイライラしながら読み進める感じで、今回は個人的にちょっと合いませんでした。
う~ん・・・。貴嶋(攻め)、アンポンタン過ぎるでしょう。



内容ですが、オメガバースでシンデレラストーリーです。

11

やばいキスほどいい 小説

義月粧子  秋山 

おしいなぁ

設定もキャラも良いし面白い

でも、はっきり言ってあまりお上手ではないです
すごく読みづらい

え?これ攻めと受けのどっちが言ってるの?え?どっちの心境?

文章の切り替えがはっきり言って上手くないんだと思います

何度同じシーンを読み返したことか……

あと、せっかくのアクションが表現不足

身を翻したって書いておきながらいつの間にやら投げ飛ばしたことになってたりして

2

指先で辿る恋 小説

義月粧子  藤井咲耶 

受けが酷いのか攻めが酷いのか

脳外科医×新薬会社の社員という、ややお仕事モードの入ったお話ですが、二人は最初からセフレという関係です。
表紙からしてややベタな…という雰囲気なのですが、葛城の鈍さがツボに入って楽しめた一冊でした。

正直に書くと、特筆すべきストーリーはないような王道作品だと思います。
新鮮味はないけど、安定したBLという感じ。なので、カップリングが好みかどうかがそのまま好き嫌いに繋がりそうです。

4

溺れる彼の恋心 小説

義月粧子  須賀邦彦 

意外とたくましい

主人公の一哉(受)の視点で進んでいきます。テーマは「自分は二番目で、一番にはなれない」。

リンク作の「アリバイ」は読んでいませんが、特に支障ありませんでした。冒頭で主人公の一哉をフッた酷い男・亨の恋人として、佑季の名前がわざわざ登場したのが解せないくらいでした。亨のように後半出てくるわけじゃないので。

中華料理屋オーナー兼店長の竜二(攻)に、大学生の一哉が、セフレでもいいからと切ない片…

0

エッチのうまいイケメンがなぜ俺を口説くのかわからない 小説

義月粧子  北沢きょう 

もう俺のもんだと思っていい?

なっがいなっがいタイトルなうえに、
両想いとして結ばれるまでもなっがいなっがい
やたら読者を焦らしてくれるお話でした笑。

遊び人攻の中でも嫌いな部類に入るかも…な今回の攻めさんの緒方。
ネタばらしまでが本当に長いうえに、
腹黒さというか計算高さというかそういったものが見えないように仕組まれてるので
最後まで『何でこんなの好きになるの!?』と、何回受けさんを止めたくなったか…笑。

7

エッチのうまいイケメンがなぜ俺を口説くのかわからない 小説

義月粧子  北沢きょう 

美人さんなのに

お久しぶりの義月先生。すごいタイトルで、「先生、路線変えました?」と思っていましたが、いやいや先生テイストなお話で安心しました・・・・。先生の既刊がお好きな方は安心してお読みいただけるのではと思います。本編240P弱+先生のあとがき。お話はタイトルそのまんまな印象です。お仕事話がお好きで美人のぐるぐる話が好きな方にはよいのではと思いました。攻めがあんまり好きではなかったので中立よりの萌です。

お…

2

エッチのうまいイケメンがなぜ俺を口説くのかわからない 小説

義月粧子  北沢きょう 

よいお仕事作品

結構お仕事部分がしっかりしていて、寧ろ恋愛よりもお仕事部分が面白いなと思わせてくれる作品でした。

この攻めである緒方が上手く受けの佐伯を振り回ります。佐伯は自分からグイグイ行かないものの、相手から来られると引いてしまうというちょっと面倒な子です。
とは言え、仕事の面から見てもしっかりしていて決して手を抜かないという感じです。その分融通が利かないというか、読んでいてただの美人さんではなく癖の…

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