義月粧子さんのレビュー一覧

オメガバースの不完全性定理 小説

義月粧子  星名あんじ 

わたし的にあり!

オメガバース大好きなので食いついちゃいました!
あらすじを読む限り、複数エロで来るのかと思いきや…。主人公×複数がなくて安心しました。
複数プレイも好きですが、攻めだけとラブラブは見ているこちらまで幸せになれます。
最後はラブラブになるんですけど、龍惺と樹希のお互いを意識するって描写がもう少し欲しかったです。
このお話の中で、双子Ωがお気に入りなので双子Ωのお話書いていただけたらなーと思い…

2

エッチのうまいイケメンがなぜ俺を口説くのかわからない 小説

義月粧子  北沢きょう 

真面目な仕事小説でした。

初めましての作家さんでした。

建築関係のお仕事の内容と、政治的な話が上手く絡んでいて、タイトルと内容が違うなと感じました。

タイトルで購入したので良いタイトルなんですけど、内容は甘いだけではなくてピリリとしたお仕事の話の方が私には魅力的でした。

エロ中心小説というよりはお仕事小説で、タイトルと内容が違うなと感じました。読んで良かったです。

最終的に問題が解決しなかったと思う…

1

触れないで甘い唇 ~テクノクラートの省内恋愛~ 小説

義月粧子  駒城ミチヲ 

インテリジェンスを保って欲しかった…;

義月さんの作品はいつくか読んでいますが
今回も安定のおなじみパターン(攻めが受けをどん底に叩き付けるレベルで傷つけるアレ)でした。
個人的には攻めに傷つけられてショックの受けを見ると萌えるタチなので概ね満足です。

で、いつも思うんだけど攻めザマァ展開があれば更に萌えるのにな、と。
本作もその展開はなかったのでとても残念でした。(;´Д`)


さてさて。
エリート官僚同士という…

2

俺と奴の対峙する関係 小説

義月粧子  朝南かつみ 

理知的かつ抑制的な受け様のキャラは好きなのですが

志岐のキャラクター造形は素晴らしいと思います。
『女王様』と書かれていますが『鏡の国のアリス』の『ハートの女王様』みたいな感じではなく、非常に理知的かつ抑制的な『女王(大英帝国のエリザベスって感じ?)』だと思います。

黒田と友人で一緒にいることをただ楽しいと思っていた子ども時代、性指向を隠さずに多の男性とラブアフェアを繰り返す黒田に反発を感じていた思春期、そして高校時代の失恋を経て自分の感…

0

オメガバースの不完全性定理 小説

義月粧子  星名あんじ 

なんか薄かった… 

オメガバース好きでタイトルに惹かれて購入しました。
初めて読む作家さんです。
なんというか全体的に説明不足でもやもやしました。
何のために攻めはオメガの研究の補助をしているのか?とか覚醒オメガとは?等
読者が脳内で捕捉しながら読まないと何の説明もありません。
受けは過去に発情期にアルファに強姦されその後流産、生死の境をさまようという経験をしています。
そのためにオメガなのに発情期が来な…

6

俺と奴の対峙する関係 小説

義月粧子  朝南かつみ 

対等であることの素晴しさ。

カップリングが非常に好み!
特に受けの女王様っぷりが読んでいて(私の)気分がいい。
個人的好みでしかないのだけど、受けには毅然とした強さと自立心と賢さが欲しい。
肉体的には受けだけど、精神的には攻めくらいの気概があると嬉しいなぁ、と常々思いながらBLを探しているので出会えると本当にテンションが上がります。


老舗旅館の次男である志岐(受け)は跡を継がずに海外で働いていましたが、父親の…

3

甘い絶望の夜を捧げて 小説

義月粧子  梨とりこ 

凛々しく一途な受け。

個人的に受けが自分の好きなタイプであれば、攻めがどんなタイプでも楽しく読み進められるのですが・・・。
この作品の攻めの言動には心底苛々して「もういい大人なのに我が儘で身勝手過ぎる!」と何度思ったことか。
なので、隆俊(攻め)の恋人である淳弥が隆俊をバッサリ振ったシーンは気分爽快。
淳弥は当て馬のポジションだったけれど、かなりいい仕事をしてくれて(私の)溜飲が下がりました。
ここまで書くと「…

3

傷痕に囚われて 小説

義月粧子  周防佑未 

今どき珍しい大和撫子

6年前の作品なのですが、読んだ感じはとてもクラシカルでした。
6年前ってこんな感じだったかしら?むしろ『昭和』を感じてしまったりしたんですけれども。悪い意味ではなく、何て言ったら良いのかな?大和撫子?

司は大好きだったからこそじっと耐えていたんだろうと思うのですが、単純な私は「なんで言わないっ!」と思っちゃう質なので、この展開にはかなりジレジレいたしました。
結果は大団円なのですが、それ…

2

傷痕に囚われて 小説

義月粧子  周防佑未 

仕事モノ好きにはたまりません!

「傷に沁みる毒のような蜜」と対になる作品とのことです。あちらは手酷くフラれた方、こちらは好きな相手のことを思いフッた方が主人公の話です。先生のあとがきを読んでから、敦史のイラストを見たら、確かにあっちの作品の攻めも似ている?って気が付きました。こういう出版社を超えてのリンクも楽しくて好きです。

司(受)が心ならずもふらざるをえなかった繁晴(攻)と8年後に再会。繁晴の医療訴訟になるかも、という…

5

傷に沁みる毒のような蜜 小説

義月粧子  しおべり由生 

攻めは他の作品にもちょこっと出てます

「傷痕に囚われて」と対になる作品とのことです。あちらは好きな相手のためにフッた方、こちらはフられた方が主人公です。先生のあとがきを読んで、あちらの作品でナオキ(弘樹の偽名)が言っていた「まだ引き摺っている」の意味が分かってスッキリしました。

聡史(受)視点なので、彼は手酷くフッたくせにいけしゃあしゃあと自分に声を掛けてくる弘樹(攻)に戸惑って動揺する自分に自己嫌悪してしまうのですが、大学院時…

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