亀井高秀さんのレビュー一覧

花は獅子に護られる 小説

夢乃咲実  亀井高秀 

中央アジアのシャングリラ

亀井先生の挿絵がめっちゃ好きで購入。スピンオフでも関連作でもないですが「王の至宝は東を目指す」に続く中央アジアあたりのお話。ファンタジーだし、考証がなされている訳ではないですが、文化や食べ物などの記載がとても豊かだよなあと思うお話、本編250P弱+半年後のお話14Pほど+あとがき。うんうんと思うところはあるものの、ラブ的にはあまり盛り上がらなかったので中立にしました。

山間の貧しい村に師と二…

1

花は獅子に護られる 小説

夢乃咲実  亀井高秀 

心を震わす感動的なファンタジーでした

こちら、中央アジア風(チベット文化圏)ファンタジーとの事です。

それぞれに抱えるものがある二人が共に旅をする中で、苦難を乗り越えながら「自分の幸せが存在する理想郷」を目指すー。
って感じの、感動的で壮大な物語になります。

ところで、夢乃先生の作品が好きで色々読んでるんですけど、ここまで不憫で悲惨な目にあう受けは初めてでして、途中で何度も心が折れそうになりましたよ。
「この子が幸せに…

7

真昼の月(3) 小説

いおかいつき  亀井高秀 

何より秀一さんのキャラクターに惹かれました!

全て読み終えて、やはり最後はこの評価にするしかないでしょう!
最後まで秀一さんは秀一さんでありました!
そして、辰巳も(秀一さん以外には)他人に興味のない、
自分本位のヤクザでありました。

結局、そこを嫌いつつもありのままを受け入れ、
更に自分の思うところも通してしまった秀一さんなのでありました。

もう引き返せない。
もう帰るところはここしかないと、
今回の事件が決定的にな…

3

真昼の月(2) 小説

いおかいつき  亀井高秀 

女子供にデレ優しいのに、辰巳には塩対応は相変わらずです!

ホント、このシリーズ面白いです!
何度も版を重ね、新装版が出るのもよく分かります!

ありがちな、ヤクザ×堅気(元)刑事なんですが、
この二人、甘い所が殆ど無い!
いや、秀一に対しては、辰巳は相当甘いのかもですが、
秀一の辰巳に対する塩対応が相当しょっぱい!

今回も甘い所は欠片も見せない秀一さんですが、
最後の最後に動いちゃいましたね。

二人の恋の行方がどうこうというより…

3

真昼の月(1) 小説

いおかいつき  亀井高秀 

男臭いハードボイルド、でもしっかりBL!

いつもの私の評価からするとこの作品、
ちょっと……いや多大にらぶらぶ不足なんですが、
それを差し置いてものこの評価。

なかなかハードボイルドなお話で、
何より主人公の秀一がかなりクール。
BLの受け様にしては珍しいタイプかと。
攻め様の辰巳にいきなり拘束されてイタされちゃっても、
悲壮感の欠片もない。
更に自ら囮になって、裏ビデオのモデルになったりと、
多少自暴自棄にもなって…

4

ラオール王子の秘密の宝「複合獣と銀の麗人」番外編 グッズ

ラオール王子視点

本編後で気になっていた彼らのその後が垣間見られます。
視点は戦時中は引きこもっていたラオール王子視点なのも、その後の状況を汲み取るのに良かったです!
こうやって本文で語られていた宮廷楽師達が歌い継ぐ伝説や冒険譚が始まっていくのだな~と。

アイヒの相変わらずの世間知らずぶりや、バルドとの仲睦まじい姿、オーリのすくすくのびやかな様子等楽しめました。
本編後の情勢の補完ともなっているので、も…

0

複合獣と銀の麗人 小説

今城けい  亀井高秀 

思いっきりファンタジー!

美麗な表紙イラストにも惹かれて。
ファンタジーは大好きなジャンルなので、とても楽しめました。
世界観もしっかり作りこまれているため彼らの物語世界にぐいぐい惹き込まれていきます。
世界観も見え、壮大な物語の始まりな感じで終わるのでまだまだ読みたい~っ!もっともっとという意味での飢餓感がありました。

鏡で語られたバルドの過去、切ないです。
また、アイヒの性というものに無知な故の素直さやナ…

3

ラオール王子の秘密の宝「複合獣と銀の麗人」番外編 グッズ

本編から1年後のお話です

本品は『複合獣と銀の麗人』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子です。

本編後、
ラオール王子が魔女の森を訪れるお話です。

島国リクサンクールは
国王が戦いで渡った隣国から戻れず
長きにわたって
国王の不在が続いていました。

その間に国内で勢力を誇った二家が
互いを敵として戦いを繰り返しましたが
国王の帰国によって戦いは終息し
二家は領地替えにより力を削がれます。…

2

複合獣と銀の麗人 小説

今城けい  亀井高秀 

明かされた秘密が更なる秘密の扉を開く

今回は身の内に複合獣を宿す騎士と
魔力を宿した森に住む魔女の息子のお話です。

受様が養い子とともに
国を二分する戦いに巻き込まれ
それが収束するまで。

受様は強い魔力のかけられた森にある
魔女の館に住んでいます。

代々の魔女が経て魔女が住み、
魔女の力を蓄えてきた館は
並の人間には目にすることも叶わず
森にうっかり入り込んでも迷うだけです。

受様は先代の魔女の…

6

複合獣と銀の麗人 小説

今城けい  亀井高秀 

本当に銀の麗人が素敵

表紙に一目ぼれ。銀髪の麗人なんて超好み!と楽しみにしていました。今城先生、初ファンタジーとのことで、マイナスイオンたっぷり、森等の描写がとても好きでした。受けがやや天然?入っていたためか、BLとしての萌えをちょっと少なく感じたため萌。本編のみ320Pほど+あとがきです。中世ヨーロッパのような舞台のファンタジー、甘すぎず重すぎずシリアス路線なお話がお好きな方にはオススメです。今は獣姦にマークあります…

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