黒井つむじさんのレビュー一覧

恋しいリバイバル コミック

黒井つむじ 

派手さはないけど

黒井つむじ先生初読です。

感情の起伏が激しすぎないのが面白い作品でした。
記憶喪失ネタだとより一層そんなシーンがあっても良いところ、かなり淡々としています。カムアウトシーンなんかも淡々としていて、今時感が強い。濃い作品と濃い作品の間に挟んで読むとよさが際立つ気がします。

後半の、淡々としつつも明確な「こいつが俺の彼氏」ムーヴが、甘くて良いです。お互いが好きって感情の出しどころを狙いあ…

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初恋不全モラトリアム コミック

黒井つむじ 

上質のドラマを観ているような…

電子書籍で読んでいたけど、紙を持っていなかったので購入してからの再読。

伊勢が子供の頃、祖父のところから持ち出して失くしてしまった日本人形
祖父のもとにかえすために大学生になっても探し続けている伊勢くんの前に、日本人形そっくりの佐久くんが現れる。

伊勢くんにとっては日本人形は初恋…記憶の中の彼女にそっくりな佐久くんの事が気になり、訳あって同居生活が始まる。

とっても質のいいファ…

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恋しいリバイバル コミック

黒井つむじ 

切ないけど優しい恋

黒井先生のコミックスは『おしどり悪友』で出会いました
今回、久々に先生の作品に触れましたが、本当に読んでよかったです

舞台は大学生同士の、淡い恋が成就するまでのお話

高校時代、日暮は陸上部で走高跳選手の先輩、夜山に恋をした
構ってもらったりする中で芽生えた恋
先輩が卒業する時に告白をし、次の日返事をもらう前に先輩が事故にあい…
そのまま高校三年間の事を忘れてしまった

大学…

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恋しいリバイバル コミック

黒井つむじ 

言葉がない。爆発

これ。
これを待ってた。
ていう黒井先生の新作。
連続刊行の先作品「初恋不全モラトリアム」の方も独特の雰囲気でしたが
こちらは、読みながら時々深呼吸しないと萌えに息がつまる静かな密度が詰まっていて、まだ浸っています。待ってました。
何がどうなっていくか、機微と空気をぜひ直に読んでほしい作品です。お話の本筋や核心に触れないように〜とか考える余裕もなく、余韻で言葉が無く。「好き…」しか出てこ…

4

初恋不全モラトリアム コミック

黒井つむじ 

不全な恋ごころ

雑誌で連載されてるのを一部だけ読んで、独特の空気と絵柄の色気に全部読みたくて購入しました。
実はまとめて読むとかなり印象が違って…ちょっと、思ってた濃さと違いました。
ただ、受の佐久さんのビジュアルと諦めのようなオープンさ、受け入れ方がとにかく艶っぽくて、佐久さんの周囲も魅力的で、それで読んでしまいます。
黒井先生の既刊も読んでたことがあったのですが前作が爽やか系学園モノだったので、作品に合…

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恋しいリバイバル コミック

黒井つむじ 

ミステリアスな魅力

いや~黒井つむじ先生好きです。
何というか独特な雰囲気のコマ運び。
余白にも登場するキャラの気持ちが反映されているような気がします。

高校の陸上部で先輩後輩だった2人。
夜山は、高校3年間の記憶をなくしています。対して、後輩の日暮は一生懸命に夜山にくっついて行きます。

記憶を失くす過程、記憶が呼び覚まされる過程はぜひ読んでみて確認していただきたいです。語ってしまうのが勿体ないので…

6

恋しいリバイバル コミック

黒井つむじ 

忘れても、忘れなくても

事故で記憶をなくしてしまった元陸上部の先輩を以前から好きで
何か思い出すことが出来るように協力すると言った日暮が
自分が告白したことは思い出して欲しくなかった、という切ないお話です。
日暮が始終いじらしいんです。先輩を大好き過ぎて。
後悔も罪悪感も全部に蓋をしたまま仲良くなって、嘘が増えたことも苦しくて
それでも先輩のそばにいたい一途な気持ちがまっすぐでした。
先輩も、日暮の親切に応え…

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恋しいリバイバル コミック

黒井つむじ 

読むほどにじんわり染み入る秀逸な作品

分冊版配信中の「ボクたちはまだ青く」で、素敵なアオハル作品に掴まれ中の作家さん。
記憶喪失モノは苦手なんですが、
黒井先生の青春恋物語を読みたい気持ちの方が勝った。

じんわり染み入る作品で、何度も読み返してしまう秀逸な一冊でした。

高校陸上部で憧れの先輩だった夜山(黒髪イケメン)に、
大学で再会した新入生の日暮(年下ワンコ眼鏡)。
夜山は卒業後に事故で逆行性健忘となり、
高校…

4

恋しいリバイバル コミック

黒井つむじ 

一途な想いが結んだ再会ラブ

一途だー!
とっても一途で献身的な後輩と記憶喪失の先輩のロストメモリーラブです^^

高校の陸上部の憧れの先輩・夜山に再会した日暮。
直近3年の記憶を失っている夜山は、
日暮のことも覚えておらずーー…


自分の正体を隠して夜山に近付く日暮に、
何かあるな……?と匂わせる展開が続きます。
ちょっとミステリアスな雰囲気もあり、
それでいてエモいような青くさいような映画みたいな作…

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少年はスワンを目指す 小説

榎田尤利  黒井つむじ 

青春学園祭もの、ひねりがあってとても面白かった

学園祭でバレエの出し物に向けて個性的な男子学生5人で青春まっしぐら…な話でした。
男子学生でバレエがミソですよ。。しかもスワン。榎田先生らしく、一皮むけています。
いやー、青春瑞々しさにキュンとしつつも、笑ったり泣けたりと隠れた名作でした。
彼らと一緒にもう一度青春時代をなぞらえた気分になりました。
学園祭ものって古今東西の漫画家や小説家が描き尽くした感があるのに、こんなに楽しめるとは…

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