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アレクサンダー・ヴォイノフ 百舌まめも
renachi
ネタバレ
第二次世界大戦末期のドイツが舞台、戦闘機乗りの少尉と整備兵のお話。 戦争中といっても、戦場に赴かない整備兵のモノローグで進んでいくため、静かで淡々とした雰囲気……と思っていたら後半に急展開が。あまりの出来事に、驚きと恐怖と辛さで涙が出そうだった。ラストは最悪の結果でなくて本当に良かった。 ふとしたきっかけから仲良くなっていく二人。状況に反して落ち着いた語り口で、独特の比喩表現がたくさん出て…
ノーノーネーム
軍服、歴史、ミリタリー好きですが、なかなか現実世界を舞台とした作品と出会えなかった中、やっと見つけた一冊です。 敗戦を目前とした1945年のルフトヴァッフェと大好きな要素が詰まっていて、短編ながら夢中になって読みました。 消耗していくパイロットと、彼らを乗せる機体を守る整備兵は、それだけで運命共同体といった熱い関係性です。 整備兵のフェリックスが祈るような気持ちでバルドゥルの機体を見送り…
atyanmama
ドイツ版1945シリーズとでも言えばいいのだろうか 短編でなおかつ冬斗先生の翻訳なので安心して読めます ドイツのエースパイロット十字勲章までもらっている伝説になるレベル そのパイロットと整備士の秘めやかな恋の話 地上から空を飛んでいくパイロットの愛機を心を込めて整備していた整備士と その思いをいつの間にか気づいて受け止めていたエース級のパイロット(ここの部分が全く書かれていないので若…
あーちゃん2016
終戦の日だし、冬斗先生訳なので安心して購入。短編ということもあってか、私には読みやすかったです。第二次世界大戦終戦直前、飛行機乗りと整備士のお話。 1945年ドイツ。帰ってきた戦闘機めがけて走り寄る整備士たち。憧れのパイロットであるバルドゥル少尉の機体を懸命に整備するフェリックスは、ある夜彼と煙草を共に吸う機会があり、個人的に話をするようになり・・と続きます。 攻め受け以外の登場人物は…
ふばば
電子による海外BL短編。 舞台は第二次世界大戦終戦間近のドイツ。 その空軍基地での戦闘機パイロットと整備士の物語。 パイロット試験に落ち整備士になったフェリックスには気になって仕方ないパイロットがいた。 いつも目で追って、飛び立つ時には、どうか生きて帰ってきて欲しい、帰還してきた時は、心臓が破れそうな思い… ある出撃の後、彼・フォークト少尉の機が爆撃され、帰還はしたが煙で肺に損傷…
ココナッツ
アレクサンダ ー ・ヴォイノフさん、初読みです。 確かハーレクイン・ラブシックの方で出てるとは思うのですが、そちらは未読。 小説ディアプラス2013年ナツ号掲載作品の電子化です。(ありがとうモノクローム・ロマンス文庫さん) 主人公一人称(一人称は僕)の作品。 1945年のドイツが舞台。第二次世界大戦中。 ベルリン上空で連合軍の爆撃機と戦うドイツ軍兵士たち。 地上から飛び立つ新兵たち…