笠井あゆみさんのレビュー一覧

魔女の血族 オリジナルウィッチ 小説

西野花  笠井あゆみ 

ドラッグみたい こちらまで仰反る程

笠井さんがイラストを担当された中から、続編の電子化を待ちつつこちら読んでみました。

すすすすごかった…初めて経験するドラッグみたいに、読みながらこっちまで仰け反り悶えるほどでした。何が凄いって、ねぇ…
BL小説って読んでいる時は面白くても読後数日経つと「なんでそんなに面白かったんだろう」とすっかり毒が抜ける作品も多いのですが(あまりお話が濃ゆいと入り込めないし、内容が無いと「内容が無い」と…

4

眠れる森の王 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

続刊希望します

官能童話シリーズ5作目
妖精で薔薇王のフィセは上級騎士からの求愛を真実の愛だと思って受け入れてしまう。
しかし実は彼は、薔薇王と人間が真実の愛を育くめば不老長寿の奇跡の薔薇を手に入れられると知ってフィセを騙していた国王だった。そのこと知ったフィセは深く傷つき、兇器のような棘のある黒薔薇を咲かせてしまう。
そしてフィセに執着する国王に北の塔に幽閉されてしまう。

人間なら心の傷もある程度の…

3

幕末オメガバース! 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

長編として読みたい

主人公(受)の誇り高さがいい感じでした。
攻も運命の番としてだけではなく、主人公のそんなところに惚れたのだと伝わってきたのがいいですね。
攻の兄たちもただアルファに蹂躙されるだけではないところから愛刀を拾ってくれたのではないでしょうか。
「私の体は私のもの」辺りではすっかり魅了されているようですし。

先の方も書かれておりますが、主人公と攻の関係性の正体(?)がオメガバースであることや、…

0

式神の名は、鬼3 小説

夜光花  笠井あゆみ 

文句なしに面白かった

巻が進むたびに羅刹が良い鬼(男)になって行って、なんだスパダリ攻めだったのかと…

三巻で本当に終わるの?って思ってたら嘘では無くて、それでも夜光先生が後書きに那都巳と草太で書きたいお話があると書いていたので狂喜乱舞しました。

櫂が本当にポンコツ過ぎて夏祭りに伊織にクラっとよろめいてしまった結果、喰われそうになったのには焦りました。羅刹の事はどう思っているのよ!と

八百比丘尼の不気…

2

式神の名は、鬼3 小説

夜光花  笠井あゆみ 

こやつが傍にいる限り

羅刹と櫂のお話、最終巻でした。さらりと読んでしまったのですが「良かったなあ」と幸せも感じたので萌2より萌にしました。なんと「那都巳と草太で書きたいものがあるから」とのこと!!!!楽しみにお待ちしています。本編280P超+あとがき。

2巻で鬼になってしまった草太を探しまわる櫂。雪が吉野から「草太がいるかも」という情報を寄越したので、羅刹と二人で吉野まで出かけ・・・と続きます。

攻め受け以…

3

式神の名は、鬼3 小説

夜光花  笠井あゆみ 

鬼シリーズ最終巻

鬼シリーズ3作目。
夜光花先生ってすごいと再確認した作品でした。
お話が面白いのは勿論、それがシリアスであったりファンタジーであったり、はたまた現代ものであったりと、どんなジャンルの内容であっても文章が上手く、非常に読みやすいんですよね。
今シリーズでは、主人公の櫂の職業が陰陽師という事で、専門用語や仏教用語など、普段なかなか馴染みのない言葉や設定が多かったというのに「よく分からない」「難し…

4

飼い犬に手を咬まれるな 小説

夏乃穂足  笠井あゆみ 

飼い主と調狂犬の半生

2019年刊。
夏乃さんの小説は初読みながらも、渾身の作と言っても過言じゃない力を感じた一冊だった。

大手不動産会社の跡継ぎである一稀にとって謎めいた男・荒原に連れられてきた見窄らしい少年・猛の出逢いは13歳の頃だった。
自分だけの特別な”犬”として手塩を掛けて猛を育てあげた3年間。
そんな猛は高校生になって執着の塊となって常に一稀に付き従おうとするが、彼の秘められた狂気を恐れて距離を…

9

式神の名は、鬼3 小説

夜光花  笠井あゆみ 

これにて完結。

式神の名は、鬼 完結でございます。

櫂と羅刹の物語としては、綺麗な終わり方と言えば終わり方でした。
羅刹が立派な執着攻めに育ちましたね(^ ^)
この手の話で浮上する寿命問題も変に短期間で結論ださせないで
余白をのこしているのもこの流れとしたらアリではないかと。
無事呪いも解け、一応櫂もまだ人生は長いわけですしね。
ということで2人の関係性などのBL的萌を評価としての萌2です。

5

式神の名は、鬼3 小説

夜光花  笠井あゆみ 

お話のたたみ方がお見事でした

実はこの巻が最終巻だと知らなくて。
笠井画伯の表紙絵を見て「あら、これで終りなのかしら」って思ったんですね。
このシリーズの表紙絵って2人の関係を如実に表していると思うんですよ。で、羅刹に抱かれている櫂がやたら安らかな表情だったんで「この巻で終りなんだろう」と思ったんですね。

ところがねぇ、読み始めましたら「いや、これは続くのか?」と思い直したんですよ。だって、次から次へと難題が櫂に襲い…

8

式神の名は、鬼3 小説

夜光花  笠井あゆみ 

堂々、完結。

『式神の名は、鬼』の3巻目にして完結編。
続きものなので前作未読だと理解できません。前2巻が未読の方は、そちらから読まれることをお勧めします。

BL小説はそれだけで順番が分からないタイトルのものも多くありますが、今作品はタイトルは変わらず順番の数字だけついているのでわかりやすい。お洒落なタイトルはもちろん素敵ですが、こういう簡潔なものもわかりやすくて助かります。

ということでレビュー…

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