total review:290096today:16
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
84/217(合計:2166件)
英田サキ 笠井あゆみ
えすむら
ネタバレ
評価に迷いはありませんでした。傑作ですね。 こういう連作短編、もっと読みたいな~と思いました。 英田先生の簡潔な表現に多くの感情をこめるスタイルは読みごたえがあって、圧倒されっぱなしでした…。 湊への憎しみを抱えて生きてきた加持と、いびつな形でずっと加持を想っていた湊の不器用な愛に痺れます。若さゆえに互いを理解しようとせず、事実を見誤ったまま離別した後、10年を経て運命的に再会した2人の…
凪良ゆう 笠井あゆみ
ぽて19
皆さんのレビューを読んで、ホラー色強めだったらどうしようと思って悩んだのですが、いざ読んでみると平気でした。確かにゾクっとする描写はありましたが、それよりも謎が気になり、早く先を見たい一心で読み耽りました。 不憫受けが好きでこの小説を手に取ったのですが、想像以上に2人の前世が壮絶でした。 オワタリ様よりも四郎に感情移入してしまい涙が止まらなかったです。 四郎のオワタリ様を想う気持ちがただ…
kurinn
人の心が分からないという久嶋をそのまま愛せるのは音喜多しかいないでしょう。 そして、そんな音喜多の夢はいつか久嶋と一緒に暮らす事なのです。 いくら胸を突き刺すような冷たい言葉を言われようが、甘さのカケラもない態度を取られようが音喜多は何度挫けても立ち上がって来ました。久嶋限定Mですね。 そんな音喜多の夢が叶いそうだったのがマンション建設予定地を探していたところに、降って沸いたよう…
谷崎泉 笠井あゆみ
「スクランブルメソッド」の謎は全て明らかになってて、スッキリしました。 そして今回も三話構成でしたが第一話で事件はあったものの、第二話は第三話への序章といった感じでした。 今作は音喜多と久嶋の仲がグッと深まっていたと思いました。自分の感情が分からない久嶋なりに無意識下で感情は育ってたと思います。 第三話の音喜多の過去に繋がる事件で、それが鮮明になったと感じました。 内容を書くと…
既に続編の「コンプリートセオリー」も刊行されてますが、2冊とも本棚に眠ってたので今月の新刊が届く前に読みました。 両方とも大ボリュームでしたので今まで寝かせてましたが、何故早く読まなかったのかと悔やまれました。 他レビューを見ると今巻では謎がそのままなのと、久嶋という人物が糖度が低いために中立が多くて驚きました。 でも私のようなBLにプラスを求める方には堪らない一冊だと思います。…
寺崎昴 笠井あゆみ
まみもまみ
表紙につられて買ったら新人作家さんということで、読んでいきましたが面白かったです。 今後も頑張ってほしいと思える完成度でした。 ただ、差別や迫害の話をやるならもっと深淵まで描いて欲しかったです。
沙野風結子 笠井あゆみ
ピッポ
予想のはるか上を行く面白さでした!! 沙野先生には毎回驚かされます。 最後まで気が抜けない、予定調和は一切ありません! 何となくお互い惹かれ合うなんて事にはならないのでご安心を。 兄弟の定理で掴みどころの無い「観察者」として結果的にはキューピットとなった式見槐 この式見がどのような恋愛をするのか… 沙野先生にしか書けない魂×魂がぶつかり合う命を削る様な恋愛でした。 弦宇の絶望…
けびん
ホントは萌えかなぁと思ったけど 笠井あゆみ先生のイラストが神100%で 神にしました! お話の内容は、設定は面白かったけど まぁ最初の方でこうなるんだろうなーと… イラストは素晴らしく、獣人の祭が素敵でヨダレ物でした!!
フランク
てっきりモロなファンタジー小説かと思ったんですよね。 だけど、読んでみたら違った。 「先天性獣化症」のため狼のような姿で生まれてきた攻めという点ではファンタジーです。 だけど特異な見た目のせいで「普通」から外れてしまっている攻めの祭が抱えているコンプレックスや劣等感。 それが決して特異な悩みというわけではなく、予想以上に等身大なんですよね。 大なり小なり、私たちが抱えているものと…
窓月
先天性獣化症の主人公が恋した相手は、家庭教師として雇われた先の教え子でした。 主人公の祭が獣人の姿なのは、もちろん色々な比喩を意図したものなのだろうと承知しています。当事者にしかわからない重荷や苦しみを背負ってくれている彼には、弟の楽、母親、衝突しながらも親友となった森川と村瀬という理解者たちがいます。就活中、なかなか内定をもらえなかった祭を採用した塾の経営者も「理解のある」やり手。彼(女)…