笠井あゆみさんのレビュー一覧

少年竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ9 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

私は可畏よりです

今回もハラハラドキドキさせていただきました。(語彙力皆無ですみません)
冒頭の家族水入らずのシーンはほんわかさせてもらいましたし、後半は一体どうなるのかとハラハラしました。

ここのレビューを見てると、潤寄りの方が多いようですが、私は可畏寄りの心理状態で今回の作品を読みました。

もし自分が可畏と同じような状況に突然なったら…?

実際小説ではなくリアルで受け入れられる人は100人に…

6

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

読む人を選びます…

はぁ…さすがBL極北はアラブでも健在ですね!
愛のない交接が延々と続くので、その手の描写が苦手な方はやめたほうがいいでしょう。ですが、”え、これ最後までずっとこんななの?”とかドキドキしながら読んだその先にあったものがね、最後の3頁くらいで世界が変わるので、、もう、なんだかすごいな、、としか言いようがなくて”神”としました。

美貌の受・ファウジが親の借金のせいで奴隷としてラージンという実業…

0

紅狐の初恋草子 小説

鳥谷しず  笠井あゆみ 

ネコ好きさんにオススメしたい

途中までは、許されない恋に胸を焦がす千明(受け)の切なさにギュギュ〜ン!と胸よじらせてました。

が、しかし。
うっかり尻餅ついてしまった千明の孔に、まさかの……。

攻めの紅葉の本来の姿は妖狐なんですね。
だから、この時は狐の姿に戻ってたのかなぁ?
それなら、まぁ人間よりも尖ってるし、あれがうっかりということもあり得る(ありえないが)かもしれない……
でもそんな描写どこにもないし…

3

君と僕と夜の猫 小説

かわい有美子  笠井あゆみ 

京オトコ×京オトコ

笠井先生の画集から辿りつきました。初・かわい先生です。
イラストとタイトルがとーても素敵だし、京都BL(そんなジャンルがあるのか…)ときて、買わずにはいられませんでした。
これ好きです。たぶん繰り返し読んでしまいそう。
幼馴染みの静かで優しいスローラブで、ゆるやか~にゆるやか~に進展するのですが、京都ガイドブック的な魅力もあって、独特の時間の流れや風情に、こちらの日常を忘れるような心地よいひ…

2

少年竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ9 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

敢えてネタバレなしで

前巻でラストが示唆していたことが、冒頭でいきなり判明します。
竜崎ファミリーの平穏はなかなか訪れないどころか更に悩ましいことが起こり、可畏も潤も非常に辛い場面に遭遇します。今回も(今では)いい人筆頭の蛟と双子ちゃん、飄々とした2号さんがハラハラの中での癒しになりました。

環境も特殊だし忘れそうになりますが、可畏と潤はまだ10代なんですよね。失敗するなんて当たり前の年齢ですから、後悔がグワッ…

9

兄弟の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

くせ者ぞろい

兄への気持ちを押し殺してヤンチャに振る舞うもなかなかの拗らせっぷりで…兄弟でありたい気持ちも複雑に絡み合っての三角関係!!観察が好きという曲者出現にギリギリで保たれてた均衡がいつ崩れるか…ヒヤヒヤしっぱなしでした。

兄もたいがいだけど、当て馬、式見が弟の気持ち分かりながら囲って、あの手この手で攻めるんだけど挿れないの!兄にも釘刺したり、頭の回転と作りがおかしい!良い仕事してました。

1

逢いては染まり 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

複雑で面白い

特殊性癖!?と思いきや、ギリギリで精神を保つ倉科の危うさにドキドキ。そこに踏み込んでくる津雲が健気に時にグイグイ押してくんだけど、拗れに拗れた倉科はなかなか…第三者も現れて本当にどうなるかと…。

津雲に惹かれたらいけないと頑なな倉科が、他の男に中出しされたのを見せつけて、津雲がボロボロ泣いちゃうとこ。そこまでしないといけないほど惚れとるやん!!津雲の想いが強くて良かったよ、本当に。

倉…

1

少年竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ9 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

可畏好きだ〜

待ちに待った最新刊です。
ネタバレ無しで読もうと思いつつも、レビューをチラッと読んでしまい、先生が読み終わるまで見ちゃダメと仰っていた口絵2枚目も見てしまいました。

そして今回は可畏の試練の回なのだろうと、覚悟を決めて読み始めたのです。

潤の誕生日での愛情溢れる姿は、良き夫で良き父親の何ものでもありませんでした。
幸せそうな潤と子供たちの様子に、ニマニマしてしまいました。

そ…

15

さよならトロイメライ 小説

尾上与一  笠井あゆみ 

壮大なメロドラマを見ているよう

名作ですね。ただ、わかりやすいハッピーエンドやラブラブ感、エンタメを求める方にはお勧めしません。ストーリー重視で切なさ痛さ耐性高めの方にはめっちゃお勧めします(読んでください!)。評価は”神”or"しゅみじゃない”の2択、と思いました。
ギリギリ死にオチじゃないあたり(これも捉え方による…)、結末は読者の想像にお任せします的な余韻が残される読後感、”しゅみ”なんかじゃ割り切れないない作…

3

黒騎士の愛しき銀珠 小説

鳥舟あや  笠井あゆみ 

これ好き!

笠井先生の挿絵が、話の内容にピタリとハマっていてとても美味しくいただきました。

ネスが憎まれ口を叩きながらもフィキに信頼と愛情を感じていて、徐々に溢れてくる態度の変化が可愛くて。
契約を結んだ時には既に深い信頼があったから、キスでちゃんと生き返ったんだなぁ。って事で、なんとかわいいあまのじゃくさん!って思いました。
実は結構な健気ちゃんだった。

フィキは仕事ができて、思いやりもあっ…

3
PAGE TOP