笠井あゆみさんのレビュー一覧

三日月姫の婚姻 小説

弓月あや  笠井あゆみ 

イラストには一見の価値あり

画廊オーナー×女の子として育てられた画家の孫息子。
受けが5歳のときに出会って、それからずっと受けを好きだった攻めさんです。ショタです。いや当時は受けを女の子だと思っていたのでむしろロリです。
ありがちな設定にありがちな展開、受けをひどい目に遭わせそうな脇キャラとかが出てきても全然そんなこともなく、祖父から受けている虐待もさほどでもなく、割とまあ普通? な話でした。攻めの描写が足りなかったなー…

3

374.2℃ ~バースト+~ 小説

七地寧  笠井あゆみ 

新シリーズ開幕! …でしょ?

退魔サイキック物(苦笑) シリーズ序章 …のはず…です。(爆)

ざっくり分類すると、禾田みちる/吉原理恵子「幻惑の鼓動」の塔谷的なポジションにいる幼馴染の高校生2人が主人公の話です。(^^)
2人が容姿性格ともにしっかり男っぽいところも同様♪

ファンとして毎度繰り返しますが、七地さんは好みの別れる作家さんです。
文体のクセもですが、主役以外の描写が多くて、今時のBLという概念から手…

5

蜜を喰らう獣たち 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

安心して買える笠井表紙

いきなりイラストレーターさんの話で恐縮ですが、美麗にして過激描写で知られる笠井さんイラストのこの本、黒ずくめの武装姿が超スタイリッシュな二人が表紙を飾り、まさか、この中で、超能力を駆使した対組織バトルと平行して3Pのエロエロが展開していようとは思えない。
肉色3Pは表紙をめくって更にその裏、カラー口絵その2(口絵のカラーイラストが2点あるのですよ!)で展開。
本文中の挿絵ではたっぷりエロエロ。…

4

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

人の心が鬼を生む

笠井あゆみさんの美しいイラストと、濃厚エロを期待して購入した1冊でしたが、余りにも美しい純愛物語に思いっきり心を撃ち抜かれました。
与六と佐助が愛おし過ぎる><

不吉な出生から「鬼子」と虐げられ、美しい容姿のせいで村中の男達の慰み者にされてきた与六。
鬼として生まれ、人との関わりを避けて生きてきた佐助。
そんな底知れぬ孤独は読んでいても辛くなるほど。
どれだけ辛く淋しい人生を歩んでき…

21

秘恋は咎に濡れ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

痛いしエロいが、愛もたくさん詰まってます

作家買いです。作家買いなんですが、この方の本はリアル書店で買いづらいものが多いんですよねぇ…www
沙野さんと笠井さんはゴールデンコンビだなと思いつつ、でもこれもかなりキテます。

沙野さんらしい作品でした。ハイスペックな攻めに、暗い過去を持つ健気な受け。はい、大好物なんです。こういう設定。内容はすでに書いてくださっているので感想を。

四堂先生は文句なくカッコいいです。過去を反省し、真…

8

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

方言萌え!

レーベルは花丸blackなので、えっちは濃いです。


攻めの左助は朴訥な人柄で、うさぎは卯、与六のことは「与」と呼びます。
実はこの呼び方が本作を神評価にした理由です。
個人的な見解ですが、攻めが受けを「与六!」って呼んでいたらえっちシーンが盛り上がらなかった気がします。笑

時代物では名前が難しいなーと常々思っておりました。
戦国の農村に生まれた子供は、権七とか弥兵衛とかばっか…

7

翼竜王を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 2 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

今度の対戦相手は父親と義弟(?)

どんな状況になってもあきらめない潤。
追い詰められても深刻にならない。
理屈が通じない相手を必死に説得したり、話してどうにかなるとも思えないのに声を枯らして語りかける潤のまっすぐで一生懸命なところがいい。

潤の心の広さに感動。
過去のカイと生餌たちとの関係やお世話する時の触れ合いについて許しちゃったり、まいいかと受け入れられる度量。

繁殖を強制されるカイに誰かとの繁殖行為か身内と…

5

暴君竜を飼いならせ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

切ない、エロい、キモイ で神萌え

犬飼ののさんてすごいなあ。
まさか恐竜が戦う姿に萌えがあるとは想像したこともありません。
樋口さんの虫にもあり得ないと思っていたけれど、恐竜に萌える日が来ようとは…

動物の感情がわかってしまうために食すことができずベジタリアンな潤。
ある日偶然な出会いから恐竜の血を受け継ぐそれも王者の風格を纏う同じ年の高校生カイに見初められる。
見初められるといってもラブとは程遠い生餌として気に入ら…

7

374.2℃ ~バースト+~ 小説

七地寧  笠井あゆみ 

独特な筆致に、好みは分かれるだろう

笠井先生のかっこいい表紙とハイセンスなタイトル、
評価が見事に真っ二つに割れているのに興味を持って購入。
七地先生初読みだったのだが、独特だなぁ!

これは、評価が分かれるはずだ!というのが読後の感想。
個人的にはかなり好きですが、
めちゃめちゃ読み手を選ぶ作品だと思います。

     ◽︎     ◽︎     ◽︎

「槇人は五夏の許容を喰らって生きている」

穢れを…

9

「熱砂と月のマジュヌーン」初回限定封入特典 グッズ

あれ?の後日談

読み終えたときに、あれ?って思いました。
これだけ?まだ先があった気がするのだけど・・・。
で、思い出したのは、同人誌「Novels plus mini 」で加筆されたのを、私は先に読んでいたので、物足りなさひとしおでした。

この特典でも穏やかな後日談にほっとさせられましたが、更にそちらでは、さらにハッサンのために内緒で料理をするファウジが書き足されており、ラージンとアントンの今後のむふ…

5
PAGE TOP