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丸木文華 笠井あゆみ
あんにん
ネタバレ
丸木作品の「罪の蜜」に通じる薄暗さがあり、「罪の蜜」が好きな人は買っていいかと思います。 前半のほぼ2/3は受けの心理描写ベースで語られており、時々挟まれるモノローグに疑問が深まりながら読み進め最後はどうなるのか正直わかりませんでした。受けの心理描写が終わった時もまだ疑問は残ったままでしたが、最後の攻めの心理描写からすべての謎が解け、全体を通して納得できるラストでした。 特に攻めの心理描写は攻…
ree1003
読了後「あれ?」って気持ちになりました。何というか、うっかり100ページくらい読み飛ばしてしまったんじゃないかと…。 何といいますか事件の起こっていないミステリーみたいな感じです。最後に明かされる謎(冒頭で大体分かっちゃいますが)に関しても別に誰の迷惑にもなってないし、お話の鍵になってるってわけでもないし…。 これが原因で何人がお亡くなりになっていれば面白いと思ってしまうんですが、逆に何もして…
遠野春日 笠井あゆみ
雲絶間姫
遠野作品に時々見受けられる、不器用な攻めと察しの悪い受け。思わず、往年の大瀧詠一氏の名曲「さらばシベリア鉄道」を思い出しちゃいました。 「ぼくは照れて愛という言葉が言えず 君は近視まなざしをよみとれない」 ーある意味恋愛モノの王道なのかもしれませんが、両想いというゴールにたどり着くまで、えらく難儀する組み合わせではあります。 受けの里村は、派遣会社社長、27歳。攻めの金融会社社長・…
雀影
大正時代の箱根の鬱々とした洋館を舞台にした、美丈夫の伯爵令息・祐太郎と、その下男で幼い頃から一緒に育った庭師の息子・学の主従執着物語。 舞台は耽美のエッセンスたっぷりで、登場キャラたちも、主人公の二人をはじめ、祐太郎の家族の妹や母、高等遊民の友人、学の父親や不倫の果て出奔した学の母親など、皆揃って耽美の権化のよう。 ルビー文庫の薄い本なので、お話は下男の学の視点からの、祐太郎との関係の物語に絞…
笠井あゆみ
ココナッツ
笠井さん、なんて謎な方なの… あの耽美絵でなぜギャグ漫画(汗 一話目の主人公のコウタは一生清い体(童貞=異性との未性交渉)でいるんだ!と決意しておりますが、さすが魔性の美少年。 全校生徒、いえ、世間の男どもから不埒な視線を浴びています。 つねに狙われておるわけです、その貞操。 魔性の美少年といいますと、麗人の表紙の彼を思い浮かべますね。 ビジュアルは黒髪であんな感じです。 しかし…
ポッチ
買おうかなあ、どうしようかなあと思ってたのですが、はい、笠井さんの表紙に釣られました。カッコいい…!思わずがん見してしまうカッコよさです。 初っ端から受けの里村が行きずりの男を職場に連れ込んで情事に耽っているというシーンから始まっていて、個人的にビッチ受けが苦手なので最後まで読めるか危惧したのですが。イヤ、面白かった。 派遣会社を経営している里村は、経営難に陥りローン会社を経営している…
紬羽葉
読み終えて。 二人だけの世界で、ある意味、幸せに暮らしているようだけれど、救いがないんですよね、読んでいる側に。人づてに「詳しいことは判らないんだけどさ~、」なんて聞かされているような。あるいは葵の手紙ような。置いていかれた感。 しかし、丸木先生と笠井あゆみ先生のコラボは本当に素晴らしい。この世界観にぴったりだと思います。 で、結局のお父さんはどうなったの?色々考えられるだけに、真相が知りた…
西野花 笠井あゆみ
cryst
表紙をめくったら、カラー口絵が2枚も!なんと豪華な!! …買ってよかった♡ 中のイラストももちろん美麗で、イラストに見入ってしまいました。 で、お話はというと了一×夏乃に寝取り要員2人(攻め)での3Pでした。 了一が寝取られ好きという性癖のための3Pで、特殊プレイは少な目&了一のものという認識で遠慮してくれているので、うっかりすると忘れそうになりますが、おじさん3人とも変態です。寝取り…
Hinana
丸木さんの作品は気になる物を数冊読んだことがあるのですが、今回もドロドロ執着攻めを期待して手にしました。 ルビー文庫らしからぬ背徳感のある丸木節炸裂でした。 最初はいつもながらの攻めの執着っぷりにドキドキワクワクしながら読んでいたのですが、最後のネタバレで、あーなるほどそういうことねーと納得させられたものの、なんだか萌えに繋がらず。 あまりに壊れた感じが受け付けなかったのかも。。 このネタ…
吉田珠姫 笠井あゆみ
私はこれ、好きでした。 突き抜けた作品を書く人だなとは思ってましたが、その集大成的な感じで。あらすじを読んで、トンデモナイであろうことは予測していたので、予想を上回る変態ぶりに「そうきたか」とにんまりしてました。(だって、「鬼畜」書いた人だもの)ここまでくると、完全にファンタジーとして何でも来い!と思えるから不思議です。 世界観に挿絵が本当にぴったりで、このお話に笠井さんのイラストを選…