笠井あゆみさんのレビュー一覧

誘春 小説

吉田珠姫  笠井あゆみ 

アブノーマルへの入り口

私はこれ、好きでした。

突き抜けた作品を書く人だなとは思ってましたが、その集大成的な感じで。あらすじを読んで、トンデモナイであろうことは予測していたので、予想を上回る変態ぶりに「そうきたか」とにんまりしてました。(だって、「鬼畜」書いた人だもの)ここまでくると、完全にファンタジーとして何でも来い!と思えるから不思議です。

世界観に挿絵が本当にぴったりで、このお話に笠井さんのイラストを選…

9

霧の楽園 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

闇墜ち

はげしくネタバレしますので、未読の方はご注意ください。



なんかこれ、「妖の宴」と同じパターン。そちらはそこに至るまでの葛藤に読みごたえがあったので、納得のラストでした。
こちらはというと、病み×病みで最初から闇墜ち決定な上に、ハイスペックな攻めが障害をことごとくなぎ倒してくれる(笑)ので、お話に起伏が乏しい気がしてしまいました。
最後にオチというか謎解きを持って来たかったのでしょ…

3

霧の楽園 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

この薄さにしてこの濃さ!!!

ルビー文庫で、本自体も薄い(約210頁)ことから
ライトな話なのかな??と油断していると
良い意味で期待を裏切られる作品。

ネタバレなしでレビューしてみますが
出来れば何の前知識もなしに
読んでいただきたい一冊です。


時は大正。
赤井伯爵家に仕える下男・学(受け・22歳)は、庭師の父親から折檻を受ける大人しい青年。
赤井家の長男・裕太郎(攻め・24歳)とは、身分は違えど…

14

霧の楽園 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

丸木ワールド満載

丸木さんに笠井さんの挿絵ときたら買わねば、ということで手に取ってみました。今回もまさに丸木ワールド炸裂な内容でした。内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。


時は大正時代。伯爵家という高い身分を持ちながらさらに煙草の生産で財を成した赤井家。その赤井家の嫡男で跡取りでもある裕太郎は頭脳明晰で男前、そして朗らかな性格で誰からも愛されるナイスガイなのですが赤井家に住み込みで仕えている2…

10

疵と蜜 小説

遠野春日  笠井あゆみ 

男らしいふたり

イラストがとても素敵です。表紙が一番好きですが、どのイラストもいいです。
特典のクリアファイルは実用としてはどう使おうか迷うところですが、あまりにも素敵なので眺めて楽しむことにします♪

さて、お話の方は、よくある借金の為仕方なく愛人に的なお話なのかくらいの認識で読み始めて、予想外の展開を楽しみました。

派遣会社を経営する里村は融資を受けるために融資会社社長の長谷にいつでも脚を開けと言…

10

疵と蜜 小説

遠野春日  笠井あゆみ 

意外にも純愛だった!!!

IT専門の派遣会社社長・里村(受け)は
業績不振からローン会社社長・長谷(攻め)に
融資を受けており、その見返りに愛人として
いつでもどこでも抱かれることを受け入れている。

里村は、強盗殺人犯に両親を殺され
養父母に育てられた苦労人。
他人に頼るのが苦手な不器用な性格で
一人で犯人を探していたり、
辛いことを忘れるためセックスに
溺れたりと、危なっかしさもあり
ほっとけない…

12

すいて、すかれて 「妓楼の軍人」書き下ろしペーパー グッズ

下ネタかよ!(笑)

「すいて、すかれて」という題名でしたので、

「ああ、好いて、好かれて、っていう意味なんだね」

と思ったら、下ネタの意味があった!(爆笑)

「梳いて、梳かれて」っていう意味だったんですね。
しかも、下の毛(陰毛)……。

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いやあ、でもあんな大事件があった後で、
こんなにゆっくりまったりイチャイチャできる二人が見れるとは
思いま…

2

妓楼の軍人 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

先入観で判断するな!

ランキング上位なのは知ってました。
しかし、あらすじと表紙を見て
「いや、これは私とは絶対合わない!」と
思って、完全にスルーしていました。

でも、だんだん小説初心者として、
「これを読んだら新しい扉が開けるかも…」という期待感が膨らみ、
とりあえず読んでみるだけ読んでみようと思って、購入を決めました。

読んでも、「しゅみじゃない」マークをつけてしまうことに
なるんだろうな…

6

誘春 小説

吉田珠姫  笠井あゆみ 

怖くなりましたね

親子ものは苦手なのですが、笠井さんの絵が好きなので読みました。
ただの親子ものではなかったですね…

父 清明は息子 暁を計画的に創り出したんですからね。
出会うべくして出会った上での執着とは、最早次元が違います。

暁が男を好きになるように仕込んだ…なんてセリフがありますが
調教ものとして読んでも、かなり突き抜けた領域にある設定だなとは思いました。
曾我親子カップルの「誘春」「狂…

8

誘春 小説

吉田珠姫  笠井あゆみ 

凄まじく求めてやまない

ガチ親子の近親相姦ものです。
相思相愛ではあるのですが、ちょっとというか…かなり変態の域。
受け様の暁はセックス依存。しかも、セックス自体はそんなに気持ちよくないけど精液が欲しくてたまらなくて、全寮制の男子校で生徒から教師から喰いまくり。そして、本当に欲しいのは実の父親の清明だけっていう病みっぷり(苦笑)
そして攻め様、父親の清明は、暁という存在が欲しいが為に結婚して子作りしたっていう…。

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