笠井あゆみさんのレビュー一覧

情恋~乱世の蜜華~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

後半の失速が残念

『忍姦』と同じ世界観の作品で、東北の実在の武将たちをモデルにした戦国モノ。
上杉謙信や織田信長がモデルと思われる武将たちも(名前だけ)登場しています。

あらすじ: 
毒殺された兄に代わり白鹿家当主となった高清(受け・18歳)。 
兄と瓜二つの敵国武将・義龍(攻め・26歳)と恋に落ち同盟を結ぶが、家臣の中には二人の関係を快く思わない者もいて…。

高清は、尊敬していた兄を亡くして以来…

14

「熱砂と月のマジュヌーン」初回限定封入特典 グッズ

読めて良かった

この小冊子がなかったら消化不良のままモヤモヤしているところでした。たった数ページですが、私にとっては救済の数ページでした。ありがとうございました。ファウジの目が良くなるといいなと心から思います。頑張れハッサン笑

3

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

しんどかった

木原音瀬作品を読む時は体力と精神力が必要で、高い高い山の頂上…クライマックスには必ず幸せなシーンがあると信じてーー他の作家さんなら「萌えがあると信じて」読みますが木原音瀬作品ではソレは期待しないーーめげずに、へこたれずに読むことにしています。今作も、読み手の気力を削いでいくかのごとく過酷で容赦ない展開で、痛くて辛くて泣きそうでした。

これ…エロスじゃなくて虐待です。酷い虐待の連続で、出てくる…

13

君と僕と夜の猫 小説

かわい有美子  笠井あゆみ 

個人的にはあと一歩欲しいかなという印象

京都BLに飢えていまして、何日も前から書店を覗いて楽しみに待っておりました。
やはり色々読んできて、京都といえばかわいさんだなあという感じでしたので、表紙もエロくない笠井さんで嬉しい!にゃんこも可愛らしい。

で肝心のお話ですが、個人的にはあと一歩欲しいかなという印象です。
三十路だし土地柄こういう静かなお話はたまらないのですが、結局きっかけは何だったの?という感じで、話というよりも感情の…

8

君と僕と夜の猫 小説

かわい有美子  笠井あゆみ 

京男の粋

かわい有美子さんの京都BL、そして挿絵が笠井あゆみさんと来れば手に取らずにはおれません!
期待通り京都の魅力が詰まった一冊で、笠井あゆみさんの美しい挿絵も堪能できました。

京都で小さな刃物店を営む夏生(受け・30歳)と、近所の町医者・智明(攻め・32歳)は幼馴染み。

「なっちゃん」「智ちゃん」と呼び合い仲の良い二人ですが、京男同士故か?
互いに容易には本音を口にせず、なかなか恋愛に…

17

霧の楽園 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

閉鎖的空間で広げられる耽美物語

周りには完璧超人にみえる攻めが
その実、精神的に脆く病んでいる…
という丸木さんの描かれる執着攻め(裕太郎)と
弱く儚く美しい受け(学)のお話。

舞台が大正時代であることと
主従関係にあることが物語の耽美さを際立たせていると思います。

すこしミステリー要素もあり、
「俺は、お前よりもお前の事を知っている」
といったようなセリフ等が伏線となり、物語の
ラストまでその意味はわ…

11

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

なぜ ここまで…

つらい、最後まで読むのが苦痛だった。結構 他の木原さんの物は大丈夫だったのだけれど、これは ダメだった!ぜいぜい言いながら 最後までやっとこ読めたけれど、ファウジが可哀想で可哀想で… ううっ、けどまだ描きおろしが読めたからよかったけど これなかったら悲惨!もうちょっと主人公二人の幸せ場面欲しかったなあと思いました。はー疲れた。

1

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

双子の弟×兄

人生で初めて読んだ3Pモノです。3Pモノって登場人物の感情の絡みも行為の描写もごちゃごちゃしているイメージがあって手が出なかったのですが、このお話は意外と分かりやすく読みやすく、笠井あゆみさんの美麗なイラストも素晴らしくて、萌えに集中しながら読むことができました。

タイトルのとおり、双子の弟に溺愛される兄のお話です。体格差がかなりあるので、溺愛されすぎちゃって肉体的に少々心配になりましたが、…

1

妓楼の軍人 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

ファンタジーって難しい

2015年の話題作の1つということで満を持して読みました!評価は…「中立」か「萌」で迷って「萌」です。笠井あゆみさんのイラストってどうしてこうも素敵なんでしょう。うっとり。

さて、舞台は島国・大和(≒日本)。表向きは自治国家ながら西の大国・藍華帝国(≒中国)の実効支配下に置かれて三十年が経った頃ーーという設定です。主人公の蓮は、大和に駐在する藍華帝国軍のトップである元帥の親衛隊に所属する青年…

5

淫雨に溺れて 小説

つばき深玲  笠井あゆみ 

もっと耽美な雰囲気を期待していました

耽美な内容というかミステリアスな展開を予想していましたが、蓋を開けてみたら、謎もなにも受けがただただ貧乏で。。というベタなお話でした。
笠井先生のイラストでハードルが上がってしまいました。
攻めも受けのこと好きなら、その境遇に気付いてやれよ!って感じで、イラっとしました。
ライバル的存在の書道家もそんなまどろこしいやり方をしなくても他にやり方は色々あるだろ!と突っ込みたくなりました。
全体…

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