笠井あゆみさんのレビュー一覧

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

孤独な鬼×不遇の美少年

不遇の美少年と孤独な鬼の交流を描いた時代劇ファンタジーです。

面白かったけれど、匂い立つほど濃厚なセックスシーンを除くとあまり起伏のないお話だと思うので私は「萌」評価です。丸木文華さんの作品らしいというかなんというか…主人公二人さえ幸せならあとは不幸になろうが殺されようが気にしない!という清々しい展開なので、そこが引っかからなければ更に楽しめると思います。

クライマックスに描かれる験者…

3

愛を棄てた金糸雀 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

こっちの方が好みかも

電子書籍版を購入。
表題作の「愛を棄てた金糸雀」、二人のその後を描いた「久しき花」(蓮が登場)、電子限定おまけの「愛を歌う金糸雀」(芙輝が登場)が収録されています。


スピンオフということで、本作を読む前に『妓楼の軍人』を読み返して復習しようと思っていたのですが、時間がなくてそのまま読み始めることに……。
すっかり設定を忘れていたので、「あー、はいはい、そんな話だった」と思い出しながら…

4

暴君竜を飼いならせ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

エロいというか痛い(正しい意味で)

ファンタジーBLとしては非常に面白く
スピード感のあるストーリーと
弱肉強食表現の躊躇いの無さは圧巻です。が、

交通事故→拉致→体質改造→強制的に転校(妾?奴隷?)
→筆舌し難いプレイ→束の間のイチャコラ→裏切
→イチャコラ再び→血肉を争うバトル

この流れで絆されるとか
良いところに目を向けるとかそういう次元じゃない気が・・・
どこをどうしたら受からの愛情に繋がったんだと考…

3

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

読了感が素晴らしい

前世が絡んだ兄弟愛。黒くて重いけど最後はハッピーエンド。七尾の父は外に作った子供、奏人を引き取った。弟が出来て嬉しい七尾は母の仕打ちから奏人を護り、奏人は七尾を好きになっていく。いつしか2人は同じ様な夢を見る様になる。それは2人の前世が関係していた。前世の記憶が夢として蘇り、現世の兄弟を苦しめる。前世描写を読むのは辛い所がありますが、現世では結ばれて幸せそうな暮らしぶりが描かれていて胸を撫で下ろし…

4

妓楼の軍人 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

萌えのいいとこ取り

軍人で遊郭かあ、どんなだろうと購入。
ネット通販なので、この表紙でも余裕です!あとは家族に見つからなければ(汗)

内容としては架空の世界でのお話で、軍人ものですが戦争はしてるのかしてないのか?そっち関係は全く平和なので、時代は大正から昭和初期、軍服と遊郭とシノワズリーと萌えのいいとこ取りでした(笑)
その分、色々盛りすぎてどうかなあと思うところも多かったような。
愛人なのに手付かずだっ…

5

淫雨に溺れて 小説

つばき深玲  笠井あゆみ 

いろいろ納得いかないとこが

雑用のアルバイトを募集していた書道家の善(攻め)の元に、スウェットにサンダル、という出で立ちの青年が応募してくる。雇ってはみたものの、その青年・湊(受け)は事務仕事は苦手だしタメ口で、なかなかとんでもない。しかし素直で心根が優しく、善は思いがけず惹かれていくが、湊には隠された事情があるらしく…。


書道家の攻めと、そこにバイトに入った貧乏な受けの話です。
笠井あゆみさんのイラストもあり、…

4

暴君竜を飼いならせ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

恐竜は珍しいよね?

これ続編も出てるんだよね、、読みたい!
イラストは綺麗っちゅーかエロい。

実は恐竜とかどうよと思ったけど、思ったけど読んだけど、おもしろかったですけどね!

可畏の乗る車に轢かれて死にかけたのが嘘のように元の体に戻って更に怪我はすぐ治るようになっちゃったり。愛人1号の扱いで嫌がらせされたり。他のものの気持ちが読めちゃったりするせいで、可畏が自分を好きだから好きに感じるのか異常な環境のせ…

1

374.2℃ ~バースト+~ 小説

七地寧  笠井あゆみ 

バーストには遠い、かな

これは独特の文体だと思いました。全体的に素っ気ないくらいに短く、感覚的な印象の文体でして、先に皆様が書かれた好みが分かれるということに役ボ連打致したいほどに納得です。
文体が独特ならストーリー展開も独特な印象でした。主人公二人は高校生の身でありながら、「組織」の上位にあり、除霊のようなことを仕事として請け負っているのですが、どうもよく分かりませんでした。二人の立ち場とかシビアな状況が全編通して触…

1

「愛を棄てた金糸雀」番外編・コミコミスタジオオリジナル特典書き下ろし小冊子・悩乱蜜夜 グッズ

甘々なお話ではありますが

コミコミスタジオさんで購入すると特典でいただける書き下ろし小冊子です。A4の紙3枚を真ん中で折ってつくられているA5サイズの大きさの小冊子で、小説部分のページ数は7P。

さて内容は、というと。すみません、ネタバレしてます。


時系列としては本編の後。神羅視点で書かれています。タイトルは『悩乱蜜夜』。

忙しい合間を縫って別宅で待つ神羅に会いに来てくれる天遊。けれどその日は気もそ…

2

愛を棄てた金糸雀 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

『妓楼の軍人』とともに読んでいただきたい

犬飼さんに笠井さんの挿絵。そして『妓楼の軍人』のスピンオフと聞いたら買わずにいられようか、ということで手に取ってみました。内容はすでに書いてくださっているので、感想を。

『妓楼の~』はなんだかんだありつつも受けさんが攻めに守られている感が溢れていて甘い雰囲気でしたが、こちらは受けが「これでもか」という位切ない目に会っています。

初っ端の出だしの雰囲気はとても好き。
もともと良家の子息…

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