笠井あゆみさんのレビュー一覧

罪の蜜 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

ミステリBL

芸術性についてコンプレックスとトラウマを抱えている受け。
そんな受けの前に、圧倒的な才能を持つ攻めが現れる、という物語。

羨望と嫉妬心と仄暗い優越感というキーワードが好きなので手に取りましたが、その他にもミステリ要素があっておもしろかったです。
受けのトラウマの背後にある受けの秘密や、字体も違っている思わせ気なモノローグ、そして臭わされる攻めの秘密……そんな謎がいい刺激になって読み進めら…

0

僕の中の声を殺して 小説

渡海奈穂  笠井あゆみ 

攻め受けとも大好き♡

あらすじ買い。なんじゃこのあらすじは、トンデモ話か? と思っていたら、違いました、きゅうきゅう胸が痛くなる、そして最後はその開放感で幸せになれたお話でした。他のレビューア様が書かれてますが、私も自分が今まで読んだ渡海先生の作品の中ではぶっちぎりで大好きです。
書き下ろし280P弱。このままでもとっても好きだけど、でろ甘ショートがあるともっと嬉しいなあ。

舞台は特殊設定(新種の病原体?)入っている…

7

僕の中の声を殺して 小説

渡海奈穂  笠井あゆみ 

ストーリーに引き込まれる

笠井さんの表紙に釣られて購入しましたが、海渡さんの作品の中でもぶっちぎりで面白かった。内容はすでに書いてくださっていますので感想を。



とにかく設定が面白い。
虫、小動物、そして人間。
生き物が「なにか」に乗っ取られ、性格が変わり、そのうち死を迎えてしまう。

そんな恐ろしい「なにか」を調べているのが市の職員である幟屋。
その「なにか」を追求するうえで存在を知ったのが13年間…

5

眷愛隷属 -白狐と狢- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

ツンデレ攻めがツボ

夜光さん作品の面白い所は一重に設定や世界観が特殊で、よくある鉄板で誰でも予想できそうな展開ではなく、先の展開が予想できないハラハラ感があるからこそだと思います。
今回もドキドキしながら最後まで一気に読み耽ってしまいました。素直に面白かった!
軽すぎず重すぎず、適度な笑いもあり。

話が面白いのももちろん、私はキャラ萌え出来るかが結構重要ポイントなのですが、その点も大満足でした。

とに…

7

僕の中の声を殺して 小説

渡海奈穂  笠井あゆみ 

萌えるーーー!!

市役所職員に、引きこもり青年と言う、一風変わった組み合わせでのオカルトものです。
男らしく整った容貌の攻めに、美人受け。それを笠井先生の美しいイラストでと言う事で、ビジュアルが素晴らしいです!

そして萌える!声を大にして言いたい!!萌えるーーー!!!
包容力がある攻めと意地っぱりな受けが、協力して事件を解決するんでしょ、となめてかかると、意外な展開で驚愕するんですね。でもそれがめちゃく…

8

『白雪姫の息子』『シンデレラ王~罪を抱く二人~』 コラボ書き下ろしショートペーパー グッズ

コラボ作品です

コミコミスタジオさんで購入するといただける特典ペーパー。

薄手の光沢のある紙に、表紙+裏表紙、中を開くと2Pに小説が書かれています。大きさはA6サイズの紙を半分に折った造りなのでごく小さいものですが、表紙は『シンデレラ王~罪を抱く二人~』、裏表紙は『白雪姫の息子』の、本誌の表紙の絵柄がカラーでプリントされています。笠井さんの美しい絵柄がダブルで堪能できるという眼福なものでした。

中身は…

5

シンデレラ王 ~罪を抱く二人~ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

何もかもが素晴らしい

人魚姫、白雪姫、ときて第三弾がシンデレラ。笠井さんの美しい表紙で、リアル書店でも手に取りやすい…、と思いきや、よくよく見るとちょっとエロティックなのが笠井さんならではか。

内容はすでに書いてくださっていますので、感想を。






童話「シンデレラ」をベースにしているので、エラルド(=シンデレラ)はそこそこ高貴な生まれであるのに薄幸。母亡きあと、父親と再婚した継母に財産を奪わ…

14

シンデレラ王 ~罪を抱く二人~ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

切なくて苦しくて美しい

表紙には儚げ長髪美人と短髪イケメン。
長髪の方がシンデレラと思ってたら、短髪の方がシンデレラ(攻め)という意外性にビックリでした。
シンデレラという誰でも知っている物語をなぞらえつつ、のの先生らしいオリジナリティ溢れた内容で凄く面白かったです。

シンデレラことエラルドは継母・義兄の仕打ちに耐えながらも腐らず真面目で紳士的、受けのシャロンは優しく健気な目の不自由な国の第二王子。
そんな身…

9

いばらの花「桜吹雪は月に舞う」番外編 グッズ

茨木実醇の過去について

本品は『桜吹雪は月に舞う』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子になります。

本編以前、
好文の父・鷹文と後に守役となる青年の
出会いのお話です。

それはまだ好文が
この世に誕生して間もない頃。

旗本である鷹文は
たまたま訪れた旗本屋敷で
忍び込んでいた少年を捕えます。

突如踏み込んできた刺客に動じず
悠然としていた鷹文に
殺気を削がれた少年は隙を突かれ

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男の花道「桜吹雪は月に舞う」番外編 グッズ

誰もを助ける男だからこそ

本品は『桜吹雪は月に舞う』の
ホーリンラブブックス限定特典ペーパーです。

桃若視点で錦次が
雪村座を訪れた時のお話になります。

役者である桃若の住まいは
雪若座の芝居小屋の一室です。

ある日、桃若が
近所の湯屋で朝湯を使って戻ると
幸村座を采配する座頭が
小袖の袖を蹴り上げるようにして
駆け寄ってきました。

それだけで桃若には
何が起きたのかピンときました…

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