笠井あゆみさんのレビュー一覧

春淫狩り ―パブリックスクールの獣― 小説

高月紅葉  笠井あゆみ 

これでパブリックスクールものにハマってしまいました

タイトルと表紙で引きましたが、中身はそこまでハードな展開ではなかったです。

貴族の精神、みたいのがキャラクターの性格、ストーリーに関わっていて設定が上手くいかされています。

受は貴族とはいえ末っ子でややお気楽な立場ですが、親代わりのお兄ちゃんが怖い。兄には絶対逆らえないという関係も上流階級ならではでよかったです。友人と兄がザ貴族の腹黒で難しいことを色々やっていますが、本人は関与せず高潔…

3

ショコラティエの恋の味 小説

藍生有  笠井あゆみ 

攻めが超魅力的。だけど受けには魅力を感じなかった……

才能豊かな新進気鋭のショコラティエ。
受けにかつて一目惚れし、ずっとずーっと見てました、大好きです、とストレートに伝えてくるけれど、送り狼にはならない節度も持っていて、待ても我慢もできちゃうお利口ワンコ。
そして甘やかしたがりで、恋人を溺愛したいタイプ。

もうこれでもかと甘〜くアプローチしてくれるんですよー。
こりゃ惚れるしかないというような誠実なアプローチのオンパレード。
文句なし…

3

春淫狩り ―パブリックスクールの獣― 小説

高月紅葉  笠井あゆみ 

タイトルがもったいない

ここのレビューを信じて購入してみたのですが、結果購入して正解でした。
他の方も仰るように、パブリックスクール系では有名なシリーズが他にありますが、作者の文体や表現はこちらの方がより「我々日本人(外国人)が思う英国」感が強く出ていると思います。英文を訳したような硬質さがあり、私は大変好みでした。

タイトルの「春淫狩り」が内容と釣り合っておらず、ここで損をしている作品ではないかと思います。この…

6

飼い犬に手を咬まれるな 小説

夏乃穂足  笠井あゆみ 

読み応えたっぷり

シリアスなお話のイメージが強い一方、擬人化した動物を描かせたらピカイチ!な先生の新刊が読めるなんて…嬉しすぎて…ずっとずっとお待ちしておりましたです(ぼうだのなみだ。)しかもイラストが笠井あゆみ先生…

本作の本丸テーマは、主従/下克上でしょうか。
タイトルも「愛」が入っていた仮タイトルから、あからさまな「犬」に変わりました。ということで、今回はシリアスな比喩的「犬」のお話です。


25

飼い犬に手を咬まれるな 小説

夏乃穂足  笠井あゆみ 

むずかしい

夏乃先生お久しぶりなお話。そんなところ大変申し訳ないのですが、ちょっと無理だったので中立です。BL的うんぬんではなく、会社社長のなさりようがどうにもこうにも納得いかず。中1~高校時代の120P弱+二人が大人になってからの続き240P+あとがき。

家の習わしで地元公立中学校に通う一稀(かずき)。四ノ宮グループの御曹司として、清く正しく真面目に学問に勤しむ美少年ですが、弟は自由奔放、甘えたいよう…

6

アルファの耽溺~パブリックスクールの恋~ 小説

ゆりの菜櫻  笠井あゆみ 

「運命の番」を見つけたアルファの頑張り


パブリックスクールものは初めて読んだので日本の寮生活と似ているようで全然違う習慣に驚きでいっぱいでした。
身分制度や上下関係がかなり関係する場所のようで、一歩間違えると昏い話になりそうな設定なので今まで避けていたのですが今作に関しては溺愛もののようなので手に取ってみました。
受けが気が付いていないだけで、裏で受けを手に入れるために暗躍する攻めの溺愛の話といって差し支えないと思います。

7

飼い犬に手を咬まれるな 小説

夏乃穂足  笠井あゆみ 

愛のカタチは一つではなく

今回は
受様に執着するコンサルティング会社社長と
日本有数の企業の創業一族の御曹司のお話です。

2人の出会いからに攻様の失踪による別れ、
2人の再会から真の絆を結ぶまで。

受様は日本有数の四ノ宮グループの
創業一族の御曹司であり後継者です。

父は受様に常に高い要求をし続け
母は4歳下の弟の我儘を制しきれず
受様は良き兄として我慢を強いられました。

そんな生活の中…

14

王子たちの初恋指南は甘すぎる 小説

ナツ之えだまめ  笠井あゆみ 

ナツ之先生!

笠井先生なのでマストバイ。途中何度か本を閉じ、文章をじわわーんと噛みしめました。なんだか「うなじまで・・・」を読んだ時のことを急に思い出し、ああ、ナツ之先生の文章だーととても懐かしくなったのです。笠井先生の挿絵の雰囲気に染まらない文章って、あまり無いんじゃないだろうか。お話自体はめっちゃ盛り上がるということが無かったので萌にしました。本編240P弱+サブキャラ視点の後日談9P+あとがき。

墨…

1

飼い犬に手を咬まれるな 小説

夏乃穂足  笠井あゆみ 

震えが走る凄まじい愛憎劇で、「愛」を書ききった大作です。

今作ですが、「飼い犬に手を噛まれるな」くらいの、可愛いお話では無いですね。
親子二代に渡る「愛」の物語であり、凄まじい愛憎劇であり、魂の救済作でもある。

350ページ越えと分厚いのですが、次の行に目が追い付かないとばかりに、凄い勢いで一気に読んでしまいました。
そして、ラストでは感涙。
二人の愛は、今やっと明るい光の下で、実を結んだのだなぁと。

ちなみに、あとがきにも深く感動して…

29

アフェア ~人でなしの恋~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

BL失楽園、開園

いやー、すごい1冊でした!
ここ最近、ドラマや諸々で不倫がにわかに話題ですがこれ程傍目から見てドギマギするなら流行りますよ。

それにしてもこの作品、設定の珍しさもすごいですがエロい、兎に角エロいです。
まず、既婚者で女性のパートナーがいる登場人物がW不倫で妻たちに隠れて性行為に耽る…それがまた背徳感でエロのスパイスになってるんですよ。

ラブホセックス→妻不在時セックス→妻たちと旅行…

2
PAGE TOP