笠井あゆみさんのレビュー一覧

溺愛アルファに娶られたホテル王 小説

秀香穂里  笠井あゆみ 

甘いオメガバース作品

あまりにアルファの小野が優しくて紳士なので、実は裏があるのではないかと疑いながら読んでいました。
隠されていた事はありましたが、終わりまでずっと変わりありません。
ですから甘々なオメガバース作品を読みたい人にはぴったりだと思います。
受けの入間は不憫ではありますが、誠実で前向きな性格ですからホテルの従業員には慕われています。
そんな人柄を見て小野も運命の番だからだけでなく、秘書として入間に…

1

処女執事~the virgin-butler~ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

超展開の執事もので面白かった

何かと、ちるちるさんのサイトでタイトルが上がるので、ずっと気になっていました。表紙で敬遠されると勿体ないです。
タイトルの「処女執事」はイメージしてたものと全く違ってました。
超展開の執事ものでした。設定やストーリー共にとても練られた作品です。

読んでいくうちに頭を撃たれるような事実が明かされ、その事実を元に自分なりにアレコレ推理をする楽しみがありました。中盤から「そう来るかー!」…

6

奈落の底で待っていて 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

可愛い宮緒犬

久しぶりに読み返し。この間の宮緒先生の本では攻めが病んでるやろ!な方でしたが、今作の攻めさんは「おお、普通より!」と思える犬っぷりでした。「あまり重かったりしつこくない方がよい」という方におススメしやすい宮緒先生の犬です。狂ってるなというところはありながら、可愛いめでこのワンコ、手に負えるなと思える程よさで好きなので萌2です。本編250Pほど+あとがき。

伯爵家の長子として生を受けた馨(かお…

1

甘淫 ~蜜雨に打たれて~ 小説

西野花  笠井あゆみ 

父×息子、ときどき+叔父

甘いエロが読みたくて手に取ったのだが、予想通りの内容で満足。
父の晴文は母親の再婚相手なので、受けとの間に血縁はなし。
その母親も性的に奔放なタイプで、仕事と称してるけど恋人がいるらしくて家にはいない。叔父の綱紀も、受けの父への想いを知っているので、必要以上に二人の関係に踏み込んではこない。
父と子のいちゃエロに集中できるような作りになっているため、ふたりの関係や、時々スパイス的に叔父が参戦…

2

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

貪欲な兄

久々の読み返しです。
兄弟ものですね。双子の弟二人と兄です。
兄弟物はよく読むのでどんな設定だったっけ?と思い出しながら読みました。

子供の頃に両親を亡くし別々に引き取られた三人。幼い弟は一緒に暮らしたいと泣いて兄は頑張って頑張ってなんとか三人で暮らせるようになりました。

今では双子の弟達も立派になって。でも親戚の叔父さんや職場で独立する恩師からいつまでもこのまま三人暮らしでいいの…

1

コンプリートセオリー 小説

谷崎泉  笠井あゆみ 

受けが攻めを振り回す!

前作???だったまま終わって、同人誌も発見できず悶々とした状態だったのに、なんとなんと続編がああああああ!!!!と狂気乱舞。読んで良かった。執着攻め×変人受けがとっても楽しいお話です。前作未読はあまりに勿体ないので、是非「スクランブルメソッド」からどぞー。書き下ろしの三話構成、300P弱+あとがき。今回でも終わった気があんまりしないので萌2です。先生続き書いてください、お願いします。

1週間…

8

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

皆大好き(偏見)アラブ物!!

木原先生の作品ってどうしてこうも余韻が長く続くのでしょう。
読み終えた後もふとした時にぼんやりと考えたり思い出したりしてしまう。
こちらもそんな作品です。

いやぁそれにしても勝手にメイン攻めは受けのファウジを買い取った富豪、ラージンかと思っていましたよ(笑)
それにしたって手出さないどころかそんな趣味ないとか言うし後半で心変わりするのか?と思いきや徹底した奴隷としての扱いを最後まで崩さ…

5

374.2℃ ~バースト+~ 小説

七地寧  笠井あゆみ 

BL小説とは言えないのでは

恋愛としてはかなり薄い内容です。
異能力で事件解決、みたいな内容が主です。
恋愛の話があんまりありません。
笠井あゆみさんが好きなので読みましたが、BL小説とはあまり言えません。
文章も癖が強いです。
この作家を好きな人だけが読めるものだと思います。

0

すべてはこの夜に 小説

英田サキ  笠井あゆみ 

2カップル

大きく分けて2カップルのお話です。
笠井あゆみ先生の描かれる2カップルがまた最高に素敵でした。

湊×加持
武井×亮一

表題作「すべてはこの夜に」と「夏の花」はプロになる前に書かれた同人誌作品だったそうです。
小説JUNEが初出とのことなので、題材に少し当時の古さが感じられるのは否めないのですが、そんなのは読み進めていくうちに気にならなくなり、どんどんお話の世界と彼らの人生に惹き込…

3

コンプリートセオリー 小説

谷崎泉  笠井あゆみ 

関係性の変化によって『謎』が解けていく

約2年半ぶりの続編!
よくぞ書いてくださり、出版してくださった。
谷崎さんと出版社に心から感謝申し上げます。

谷崎さんってあまり饒舌じゃない作家さんだと思うのです。
お話を隅から隅までキッチリ説明しないと言うか。
どこか謎を残したり、これからの進み方によっては更に波乱の含みを感じさせたりしたままお話を終わらせることが間々ある様に思います。
だから読み終えた後、どこかモヤッとしたもの…

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