笠井あゆみさんのレビュー一覧

華龍と月龍の皇子 小説

杉原理生  笠井あゆみ 

入り口のハードルを越えた先にある幸せ

コメディよりシリアス、現代よりファンタジー派ですが、キャラの名前を始めとする漢字の読み方を覚えるのが大変でした。
かなり世界観がきっちり設定されているので、その部分を理解してお話の展開に集中して気分がノってくるまでに少し時間がかかりました。

でも1度エンジンがかかれば壮大な中華風ファンタジーに夢中になれます。
最初は先生がxにあげられた人物相関図を参考にしてました。私が今まで読んだ小説よ…

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アルファの耽溺~パブリックスクールの恋~ 小説

ゆりの菜櫻  笠井あゆみ 

攻めに肩入れしたくなるほどの溺愛っぷり

ゆりの先生の作品を読むのは初めて。
笠井先生が絵を担当されているので購入しました。

とはいえ、パブリックスクールが好きなことに気づいてから
パブリックスクールものを読むのは初めてだったので期待大。

試し読みをした時点で、かなり惹かれたので、睡眠時間を削ってしまう
未来しか見えず、読みたいけれど我慢してまとまった時間が取れるタイミングまで
待ちましたが、案の定待って正解。面白すぎ…

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『触れられない手できみを好きになったけど、蟹だから後ずさりしない』コミコミ特典SS小冊子 グッズ

痛みを伴う愛しさ

本編で、想いが通じ合った時の龍治さんとチャロくんのことが書かれています。

風俗店の営業中、龍治さんは海鮮鍋をしている竹田さんと市村さんを見つけます。その行動や竹田さんの発言から、これは龍治さんが見ている夢かな?と思うのですが、勿論龍治さんは夢だとは思い至らないので、鍋から出てきた茹で蟹状態のチャロくんに動揺するので、少し心苦しいですね。
でもチャロくんを蘇生させる為に鍋の中のチャロくんに人…

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淫呪の疼き ‐溺愛鬼と忘れ形見の術師‐ 小説

高月紅葉  笠井あゆみ 

読んでビックリ!

タイトルと表紙で躊躇していましたが読んでビックリ!

高月先生の作品を読むのは初めて。
笠井先生が絵を担当されているので購入しました。

タイトルと表紙、そしてエロエロ枠だったのであまりその要素を重要視していない私には向いていない作品かと思っていましたが、読了後にエロエロか?と思うほど
話の内容にしっかりと溶け込んでいたので、濡れ場だけが妙に目立つことなく
とても自然に書かれていて、…

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花吸い鳥は高音で囀る 小説

中原一也  笠井あゆみ 

こういう関係性たまらなく好き

面白かった!発作を抑えるエロといった定番はありながら、BLではあまり見ない設定。メイン二人は、淡々とした中にしっかりとした信頼が見える関係性で萌える。山場の緊迫感もすごくて、最後まで一気に読めた。挿絵は圧巻。

白井は眼白であることを隠しながら、眼白に関する捜査を担当する刑事。自身のルーツを探りたい想いと私情も見え隠れするが、新人にしては冷静な仕事ぶり。鵙矢と遠慮なくやりあう会話が読んでいて楽…

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奈落の底で待っていて 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

ちょっとついていけないかも

傷付きたい・傷つけられたいと男娼に堕ちる馨と、下僕になりたがる千尋のお話。頑なに身請けを拒む理由に説得力を持たせる描写が少なく、馨に共感できなかった。加えてエロシーンの多さに疲れてしまった。全体的に物足りない印象。

馨は親の罪を背負って償いのために妓楼に入る。それで樋口に復讐を遂げさせようと考えているが、そもそも馨が樋口にそこまでの情を抱く背景描写が薄い。結果は三浦屋が儲かっただけであり、馨…

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淫紋 -傲慢な魔法使いと黒珠の贄- 小説

西野花  笠井あゆみ 

お察しの通り♡

淫紋が付けられているんですもの、
解呪のためにそれはもうあれやこれやと
されちゃいます♡
複数の申し子西野花先生ですが、
こちらは1対1、触手には踏み込まれてしまいますが、攻めのアドルファス以外との交わりは
ありません◎
淫紋を付けたサイラスに襲われたときも
危機一髪でアドルファスが登場。
淫紋解呪シーン(すなわちエロ)が多く、
魔法使い同士の戦いなどばサラッとまとめられています…

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処女執事~the virgin-butler~ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

表紙のイメージと違った(*ˊᵕˋ*)

この笠井あゆみ先生の描かれた表紙ですよ!
麗しくエロく。
読んでみたら、それだけじゃなかったです。
題名と表紙からイメージしたお話じゃなくって、もう凄いとしか。

受け様は『処女執事』と呼ばれる、主がカスタマイズした、主を盲信するようインプットされた主の為だけの執事の己裕。
敬愛する主、則雅と幸せに過ごしていた己裕は、攻め様であるサイに屋敷ごと引き継がれてしまう。

最初は、則雅の…

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気難しい王子に捧げる寓話 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

印象がぐるんぐるん変わっていく

構造としては回帰モノと似たようなお話。凄惨な未来を視た主人公が、生き方を変えていく。メイン二人の印象がぐるんぐるん変わっていき、感情に振り回されながら読んだ。とても面白かった。

エセルは冒頭から酷い態度で、これはドン底に落とされる主人公、と思った。その落とされ方が人為的な攻撃とかでなく、自分自身の未来の姿なのが良い。自分に怒りを向けるしかない状況で、急激な成長を遂げる。

そんなエセルの…

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あの夏から戻れない 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

設定が面白い


思っていたのと全然違う話でした…ワァ…10年前、山で行方不明になった幼なじみを探しに行く夏生。そして柊とある場所で再会する。

ある洋画を見ていたらこの設定はアレね!と理解できるやつなのでワクワクしながら読みました。

柊の執着…なかなか凄まじい執着じゃないですか。それはもう背筋がゾッとするほど。もう執念だと思う

あの女の子怖かったねぇ
笠井あゆみ先生の挿絵がまたこの作品のゾッ…

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