笠井あゆみさんのレビュー一覧

触れられない手できみを好きになったけど、蟹だから後ずさりしない 小説

いしだ赤月  笠井あゆみ 

面白い!すごい!けど…

獣人ものは苦手だけど、
受けが蟹というあまりの斬新さと
チャロが可愛い!可愛い!!
と楽しそうな声が多くて読んでみることにしました。

確かに可愛い!健気で一生懸命で、
人間同士のセックスに純真に憧れてるのも
蟹ゆえに話が通じない、ズレが生じるところも可愛い。
人間の世界のことを知らなくて、
話が通じないのは蟹だから仕方ないんですけど
ずっとその調子なので読んでて疲れちゃいまし…

0

兄弟の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

よくある兄弟ものとは異なる展開で面白い スピンオフにもなった当て馬がとても魅力的だった

先生の作品はいくつか拝読していて好きな作家様です。初めて読んだのは『処女執事』で、ストーリーやエロスに衝撃を受けました。
こちら兄弟物が好きなので読んでみました。以下少々ネタバレあります。

本作は受けと攻めの両視点が、短いスパンで交互に来るので面白い手法でした。二人の心情がわかりやすいです。

攻めが兄の聰一郎で医師、受けが弟の要斗でスタントマン。あまり似ていない兄弟は実は義兄弟。

0

触れられない手できみを好きになったけど、蟹だから後ずさりしない 小説

いしだ赤月  笠井あゆみ 

強烈

笠井先生追っかけで購入。どんなとんちき話や?と読んでみたところ、なんとまあ強烈設定。先生、カニお好きなんですかね…?あれこれありすぎて平均すると萌という評価にしました。普通なお話はもう飽きたわ、どんなお話でも持ってこいや♪という方にオススメです。

生まれ育った川で時折やってくるカップルの営み♡を見ているカニのチャロ。いいなあ、自分も・・・と憧れていたある日、姿形を変えることができると思って、…

2

笠井あゆみイラストカードブック 旦那はんと痴話喧嘩 コミック

笠井あゆみ  尾上与一 

神々の饗宴に心酔

笠井あゆみ先生が描いた絵が先で、その画集に尾上与一先生が物語を添えるという夢の共演、競演、饗宴⋯!!うっとり。
画集を先に堪能し、後に物語を読むと世界観が付随してきます。

そして物語を読んだあとに画に戻ると、先にみたときと違う感情が流れてきます。
画→物語→画
で読むとエモさ倍増です。
しかも物語は京言葉どす。京言葉の監修は華藤えれな先生‥三人目の神降臨!贅沢が過ぎる⋯

囲われ…

0

触れられない手できみを好きになったけど、蟹だから後ずさりしない 小説

いしだ赤月  笠井あゆみ 

今年一番、笑って泣いた。何度も読み返したい作品に出会えました

サワガニBLとは?って思いつつ、まわりからおすすめされて読みました。
読めて本当に良かったです!
チャロが純粋で可愛い!
人間になりたいある理由が後で明らかになるのですが、切ないです。
サワガニ語の表現の仕方が面白くて、私はスルッと入り込めました!
チャロを持ち帰るぶっきらぼうだけど優しい龍治の過去もね、切ないです。
見かねて拾っただけから恋になるお話
面白くて一気に読みました。

0

アフェア ~人でなしの恋~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

溺れて堕ちて、

こ、これはすごいお話…!
ダブル不倫ものだと理解したうえで読みましたが、想像以上のドロ沼っぷり。
どこまで堕ちていくのだろうかと気になって、グイグイ引き込まれて一気読みでした。

それぞれの言動に共感するところは無いけれど
その過激で生々しい衝動と抗えない恋心の前で本能のまま動いてしまう彼らから目が離せなくなるような引力があって。
どんな結末が待っていようとも受け入れたいという気持ちに…

0

3月22日、花束を捧げよ 下 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

圧倒的アオハル

現代タイムリープ物、上下巻の完結巻。
いやー、良いお話でした。
上巻と下巻では、描かれる学生生活がまったく異なります。上巻では、まず蓮が何度かタイムリープを経験していて、そこへ海路がくっついていく形で二人のタイムリープになっていきますが、蓮は頑なに海路と距離を置こうとするなど心を開きません。そのために海路の気持ちと同じくらい、こちらも苦しく、また、お話の先が読めないことからどうなっていくのだろ…

2

触れられない手できみを好きになったけど、蟹だから後ずさりしない 小説

いしだ赤月  笠井あゆみ 

読んだら「に!」って、微笑みたくなるサワガニBL!!

いやはや、発売前からSNSで話題になっていたサワガニBL。

cpは、風俗店店長である人間×サワガニ。

シザー〇ンズ的な設定かしら、、、
と、タイトルから勝手に推測しつつ、帯にア〇カンとか書いてあるし、、、と。

いったいこの作品はコメディ?? それともシリアス??
と、大いなる疑問を抱きつつ読み進めていくと、、、


まさかの、主人公でサワガニのチャロにとって、
アオ…

2

3月22日、花束を捧げよ 上 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

先の展開がまったく読めない

現代タイムリープ物、上下巻です。
高校3年生の終わり、クラスメートが急死して、卒業式も終えた3月22日にお別れの会を行うのですが、それをきっかけにほぼ1年前の5月6日に時間が戻る、というお話です。
繰り返すタイムリープを自分の身に置き換えると、楽しい(新鮮)なのは1回目だけだろうなと思います。上巻の終わりに主人公の海路が自暴自棄になるのがすごく良く分かります。
淡々と描かれていますが、渦中の…

1

処女執事~the virgin-butler~ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

羞恥心に負けてはもったいない

他の方のレビューにもありますが、
タイトルと表紙で羞恥心により躊躇してしまうのはもったいないです!
といっても、私も最初はためらっていましたが。

沙野先生の作品を読むのは初めてですが、
最初と最後でこんなにも色々なことの印象が変わることもあるのかと
驚きました。

本当に相手のことを想うが故の行動。
相手自身には真意が伝わらない状況で、
どんなに憎まれたとしてもそんなことは厭…

0
PAGE TOP