さちもさんのレビュー一覧

かしこまりました、デスティニー 下 コミック

さちも 

あの方の幸せが私の幸せ。自分の人生を生きる事を教えてくれる人。

(誰よりも『幸せ』になれ!俺よりもだ。」葵の強い言葉に何度でも、何度でも号泣。

次郎と葵がめでたく番い。ずっと愛する葵の幸せだけを願って来た、宮内。
自分の幸せよりも、葵様の幸せが全て。
言葉は少々悪い、自称ひねくれ者の宮内の、心の救済の物語。

そんな宮内の苦しい胸の内を思い、惹かれずにはいられない久藤。
固く閉じられ、何かを諦めてしまったかの様に見える宮内に、自分の人生を生きる…

4

かしこまりました、デスティニー 上 コミック

さちも 

「運命なんてクソくらえ! 」オメガバース初心者の為の基本のキ。

「迷い、立ち止まり、もがき苦しみながら前進する貴方様を…。私は尊敬しております。」
という、久藤が次郎にかけた言葉。
『俺が俺らしく頑張る為に。』健気に強く、生きようとする葵の言葉。
否が応でも「運命」には逆らえないオメガバースの世界観の中で。
時に抗い、苦しみながら。「運命」を自分で選び取り、強く生きていこうとする。
今となっては王道も王道。ど真ん中に鎮座する作品だと思います。

7

黒か白か 5 コミック

さちも 

どうすりゃいいのさッ!。゚(゚´Д`゚)゚。

自分らしくを演じることに疲れを感じた
誰かを演じる時だけ自分らしくいられた


出逢いは高校時代 同級生だった二人 その見た目に付けられたイメージに互いが苦しんでいた

夢にむかい飛び込んだ世界でもそれは変えられず それでも必死に毎日をこなしていくなか上がりはじめた知名度に柵がふえ 思いは通じてるはずなのに互いを置き去りに空回りする


かねてよりBL(AI)ソムリエがゴリにゴリ…

0

トレゾア ~僕の宝物~ コミック

さちも 

美しいRPG

RPG風ファンタジーということで、どこか懐かしさのある世界観でした。
物語は魔王を退治した後の二人旅が舞台なのですが、二人の出会いから魔王退治までの回想シーンがちょくちょく出てきます。

回想シーンはあるものの二人の関係性がすでに出来上がってる後だったので、ちょっと置いてけぼり感があったというか、二人の出会いから惹かれ合うまでの過程がもっとじっくり読みたかったなと思います。
恋をするまでの…

3

Flaver コミック

さちも 

どれだけ甘みを抽出できるかが勝負

ほろ苦い、歪んだ男二人のディープラブ。
甘み成分が薄すぎて、与えられた中で甘みを
抽出することに楽しみを見出しながら読みました(笑)

生まれながらに多くの才能に恵まれ、望んだものは
何でも手に入れ、思い通りの人生を送ってきた下條。

けれど、その性根は歪んでいて、刺激を求め
続けた末、ヤクザにまで身を堕としたゲス。

ある日、下條はかつて彼がライバルと認めた、
ただ一人の男…

2

黒か白か 5 コミック

さちも 

もっともっと強くなって、2人で芸能界を生き抜いて欲しい

 濡れ場には大満足です。積極的な慎には、シゲと同じく魅せられてしまいました。ただ、ストーリーの方は若干無理矢理引き延ばしている感を感じるような…。1巻を読んだ時はここまで長く続くシリーズものになるとはまったく予想していなくて、3巻、多くても5巻くらいで終わるだろうと考えていました。芸能界もので長く続けるのは難しいことだと思うので、それだけ愛されているシリーズということでもあるのでしょう。

 …

1

黒か白か 4 コミック

さちも 

慎も図太くなっていって欲しい

 シゲの独占欲と、これから先も慎の一番近くで生きていくことへの覚悟が印象的だった巻でした。今までシゲの演技力に課題があるということがそんなに強調されていなかったように思いますが、演技という一点において比較すると、慎との間にはかなり力量の差がある状態なんですね。そもそも芸能界に入った動機が、慎とは違ってある意味不純ですから、そろそろそのツケが回ってきたということなんでしょう。慎の開花は既に描かれてい…

0

トレゾア ~僕の宝物~ コミック

さちも 

描くのが楽しかっただろうなぁと伝わる

 私はRPGを全然やらないのですが、やはりやっている方は創作意欲を刺激されるものなんでしょうね。世界観がしっかりしているし、実際にその中に入れたらどんな役割を担いたいだろうとワクワクするのは分かります。

 序盤、鷹匡とフィルは犬猿っぽいというか、ツンデレ同士な印象を受けたのですが、割と早い段階でそのイメージは崩れ去り。鷹匡はお人好しで自分の危険も顧みずに真っ先に他人を救うタイプ、フィルはそん…

0

黒か白か 5 コミック

さちも 

分かっていても読んでしまう

雑誌でも読んでいるから新鮮味は無いけど、どうしても単行本も購入して読んでしまうというか、確認してしまいます。

多彩な脇キャラと2人の関係において無くてはならないマネージャー陣の役割もハッキリして来ました。

今回はお互いの自信の無さを克服して、更に引っ越した新しい家に帰る所で終わっていました。

そこまで読むと2人のこれからは順風満帆のように思えたんですが、最後の最後に不穏な空気をぶ…

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プリンシプル コミック

さちも 

ストーカーの愛は届くのか?

ガッチリ体型苦手なのですが、さちも先生の作画は綺麗なので難なく読めました。

ガテン系、ノンケ童貞ハンターのビッチくんが、エリート一級建築士のストーカーに落とされるか、踏みとどまるかの攻防戦です。
まあ、落ちてますね。

奔放で本能に忠実なように見えて、実はゲイなりの事情で自分ルールが増えて、がっちがちの雁字搦めになっている山城。
漫画の世界ではよくある設定の家庭の事情で捻くれつつも、…

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