街子マドカさんのレビュー一覧

愛の本能に従え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

えぇっと……そろそろ変化球をお願いできないかな、なんて。

ムシシリーズもついに5作目です。
1作目が出たときには、ここまで息の長いシリーズになるとは思いもしませんでした。
そしてこんな方向性のシリーズになってくるとも、思ってもいませんでした。
良くもなく悪くもなく(というか主役だけでいうなら限りなく悪い)、でも確実に自分の中では勢いの衰えている作品、という印象です。

今作も前作に続き、ハイクラス同士ですが、上位種ハイクラスのオオムラサキ×下位…

4

愛の罠にはまれ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

ゲス攻にイライラしながらも絆されてしまう

ムシシリーズ4作目。
だーかーら!まずは人の話を聞けよ!と攻につっこみ入れながら読むのがこのシリーズのデフォです(笑)
今回はシリーズ通してハイクラスの良心のような存在だった兜と、前作でのヒール篤郎のお話。
読み応えがっつりで、ジェットコースターのような展開にこちらの感情は揺さぶれっぱなしになりました。

そして驚きなのが、良心の塊のような兜が、まさかの超絶ゲス攻で、とんでもないヒールだ…

4

コーヒーに映る恋 小説

火崎勇  街子マドカ 

カフェ×喫茶店

丸ごと1冊、表題作です。高波の目線で進んでいきます。

カフェと喫茶店。
近い業種で客を取り合うライバル同士だった二人が、個人的に親しくなるうちに恋に落ち、仕事でも協力をしあうようになるという、何かの映画のような内容です。

面白いなぁと思ったのは、松崎(攻め)が、高波(受け)が結婚している、友人の奥井に迫られている、と誤解をするのですが、その原因を高波が作っていないところです。こういう…

1

愛の本能に従え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

シリーズ中一番乗れなかった……です。

ムシシリーズ第5弾。
なんだかんだと言いながらこのシリーズ結構楽しみに読んでいる私。
しかし、今回、高評価が並ぶ中で誠に申し上げにくいところなのだが
はっきり言って趣味じゃなく、途中バラバラ飛ばし読んでしまった。

そもそもこれはBLなんだろうか……?
いや、それを言ったら彼らは純粋人間じゃないし
そういう意味では性別の概念も違っているのは百も承知。
このシリーズ、子供を生んだりも…

4

花丸文庫☆フレッシュスター大収穫祭 書き下ろし小冊子 グッズ

読みごたえあり

ページ数あって読みごたえがありました。一作品につき10ページ前後ずつで、合計52ページです。
虫シリーズがかわいかった。ほかの虫カップルもちょろちょろ出ていてほほえましかった。翼や篤郎などは子連れでした。受けくんたちの世話ばっかり焼いてる真耶さんにも、いつかいい人が現れますように。
それにしてもかなり新旧混ざってますね。どれも知ってるor持ってる作品だったからよかったですけど、新刊が2作入って…

0

こどもの瞳 小説

木原音瀬  街子マドカ 

とんでも設定

 まず、この作品は設定がすごいですよね。攻めが事故にあい、中身が6歳にかえってしまうという……
 正直、この設定には戸惑いました。ですが、木原先生の作品なので、だまされたと思って手に取ってみました。これが、結構萌えたんですね(笑)

 中身が6歳の兄(攻め)の無邪気さに、ほだされていく受け。険悪な雰囲気から一転、ラブラブな展開に萌えてしまいました。
 また、記憶が戻った後の、初めて抱かれる…

1

デレない猫の愛しかた 小説

水瀬結月  街子マドカ 

ぬこぬこ

リーマンもの、28歳の同期同士。
親の借金癖のため、貧乏暮らしを余儀なくされている受けが、新型の奇病(ケモミミがはえる)にかかってしまいます。気を抜かなければ引っ込めておけるため、会社にはナイショにしているのですが、それが出張中に攻めにばれます。
攻めは実は猫が大好きで、受けのネコミミネコシッポを見て狂喜したあげく、金は払うからモフらせてくれ、と受けに懇願します。その懇願に負け、モフらせてるう…

2

ムシシリーズ愛の小冊子 グッズ

シリーズ5作品のその後の彼ら 必見

豪華小冊子と言うふれこみでどんなものかと思っていたら、これまでの5作の全作品のその後を彼らを見せてくれる50ページを超えるものでした。

今だけとか非売品と言われてこれ目当てに購入しましたが、買ってよかった。
シリーズファンなら必見の冊子でした。

中でも一番は、儚く最薄幸受けの郁(第3弾『愛の裁~』)が元気に前向きに生きていることに安堵しました。
主治医の澄也に感謝ですね。
同じく…

1

愛の本能に従え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

第5弾 種の持つ宿命に振り回される恋する二人

愛の蜜以来久々に名門校北星学園が舞台に。
時系列は前作とあまり違わないあたりだと思います。
学園の理事長は雀だし、校医は澄也でした。

今回の主役は、どこでも注目の的な蝶の王者オオムラサキの大和と、目立たないことが身上のナナフシで歩。

歩は本来ナナフシ起源種としては一族には生まれないはずの男性で、なおかつ女性化にも失敗したため家を追い出されてしまったのです。
その上父方の血統で一度…

7

愛の罠にはまれ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

段4段 悪役の更生&救済作品

前作の愛の裁きでは病弱な義兄をレイプさせて殺しかけた最低なクズ野郎だった篤郎が今度の主役です。
淋しくて、義兄のことが好きすぎて傷つけてしまったという、同情すべき事情はあってもそれほどに人を傷つけて反省したからと簡単に許されて何もなかったことにはできません。
たとえ傷つけられた本人が許すといっても。

更生施設でドラッグとは縁が切れ保育園でアルバイトしながら細々と暮らしている篤郎。
3年…

13
PAGE TOP