海老原由里さんのレビュー一覧

ダブル・ベッド 小説

吉田ナツ  海老原由里 

攻めに遠慮する受け

中編2作品が収録されています。
遊び人の攻めと、ワガママを言わない受けが、恋人になったことで変わっていく様が素敵な作品でした。

表題作「ダブル・ベッド」は佐伯(攻め)視点。恋人に突然フラれるという状態で始まります。
続編「アイム・ホーム」は実里(受け)視点。家族とのしこりが解消されます。

最初は職場恋愛ですし、逢瀬より仕事重視な二人ですが、恋人を蔑ろにはしてません。会えなくて寂しい…

1

真昼の月〈上〉 小説

いおかいつき  海老原由里 

オレ様め893攻 × 強気でクールな受

購入して手元にあったのですが、読むタイミングを逃していた作品。
もともと893ものが大好きなのに加え、
オレ様な若頭×強気でクールな受けという組み合わせも好みで楽しめました。
もっと早く読めばよかった!

舞台は大阪です。
なので関西弁がかなり出てきます。

受の秀一が元マル暴だけあって、若頭の辰巳にも動じることなく強気な態度なのがたまらないです。
そしてそれを楽しむ辰巳の不敵な…

8

誓約のうつり香 小説

秀香穂里  海老原由里 

チカの部屋に住みたい

ずっと読みたかった作品でした!
やっと出会えたチカxセンちゃんのストーリー、同人誌もたくさんあるんですね〜。こちらも思わず4冊ほど購入してしまいましたよ……
チカとセンちゃんは高校の同級生で、柔道部で切磋琢磨した親友同士。大学でチカがドイツに留学して音信不通状態になっていたが、7年後偶然再会する。チカは大金持ちの有名SMプレイヤーになっていて…という設定です。
チカは、高校時代はセンちゃんへ…

4

ヘンゼルと魔王の家 小説

鳩村衣杏  海老原由里 

どっちかというと辛口の話(Hは甘い)

今回のおとぎ話シリーズは「ヘンゼルとグレーテル」。
お仕事は、小説家x不動産仲介業です。
主人公は、受けの不動産会社勤務のゲイ、千秋。
不動産仲介業業界で悪名の高い興津の担当になる、という出会い。興津にとって訳ありの一軒家の売買を巡っての恋愛模様です。
千秋が興津の家の風呂掃除をしてからの日本酒風呂、ほろ酔いになっての誘い受け?の流れは、よーく考えたらハテナ展開なんだけど、鳩村先生の筆にか…

2

愛を護る男 小説

五条レナ  海老原由里 

熱海いいよ、熱海

大企業の御曹司で次期トップと目される主人公の飛鳥と、彼の警護に就くことになったボディーガード・真田のお話です。飛鳥はいわゆる男前受です。経営者としての自覚を強く持ち、経営能力だけでなく自分を律する精神力も持ち合わせています。一方の真田も冷静沈着でありながらワイルドで、懐の深いイイ男です。ちなみに二人ともバイセクシャルです。…こんな二人が恋するわけですよ。期待するじゃないですか。でもねー残念ながらツ…

0

リアルライフゲーム 小説

夜光花  海老原由里 

そこまでハマらなかったです

夜光花さん好きなんですけど、今回はそんなにハマらなかったです。
可もなく不可もなく…どちらかというとそんなでもでありました。

ゲームで出たお題をリアルにライフで実践していくスリルが幼馴染4人の形を変えていくんですが、
うーん、やってるのがセレブな人達で(佳宏は元セレブですが)、
最初に金銭感覚ゼロというので始まるので、
家を買おうが絵画を買おうが「さすがに落ち込んでる」とあってもそん…

1

わりとよくある恋の話 小説

今泉まさ子  海老原由里 

わりとよくいるゲイの話?

主人公の三郷は若手弁護士。高校時代からの親友・高杉の壮行会で出会った、同じ弁護士の男・久永が「偶然」自分と同じゲイで、その久永と、いつもなら絶対に行かない怪しい会員制クラブで「偶然」再会して、三郷は知らなかったけれど実は高杉もゲイで、そのことを、もう一人の親友・仲野のニューハーフの兄の店で「偶然」知ることになる…。

いや、わりとよくある…ことはないでしょう。こんなに「偶然」に頼り過ぎなシナリ…

1

望まない迷宮 小説

火崎勇  海老原由里 

攻めに文句を言いたい

1冊すべて表題作で、八窪(受け)の視点でストーリーは進みます。

八窪は百舌(攻め)が好きだったのですが、高校時代に百舌は弟・光と付き合いますし、現在は仕事上で対立する状態です。それなのに、百舌は「お前は俺のものだ」と手を出してきて…という話です。

ううーん。火崎先生の作品にしては、珍しい感じを受けました。
こんなに文句を言いたい攻めは初めてです(笑)
すれ違いというより、全部おまえ…

3

散る散る、満ちる(文庫) 小説

凪良ゆう  海老原由里 

孤独だけど温かい、切なくて、でも終始幸せ。

評価が高いの知っていたので買った後もじっくり読めるタイミングを待っていたら、待ち過ぎて後で購入したものたちに埋もれかけたり、読めば読んだで絶対に神評価なのに、どうレビューを書いたらそれが伝わるのかを考えてしまって長い間『書きかけてはやめる』を繰り返したり、私には色々ハードル高い作品でした(^_^;)
ハルは亡くなった両親と住んでいた家に一人で暮らしていますが、とりあえず孤独を埋めてくれる存在を求…

5

散る散る、満ちる(文庫) 小説

凪良ゆう  海老原由里 

大好きです!

主人公ハルは幼くして母を亡くし、仕事に忙しかった父はほこりでは死なないと言っていたのに、事故で突然亡くなってしまします。
そんなハルがひかれたのは里見です。おおらかな彼とその背景の暖かな家族にひかれます。
でも、里見の好きな人は高橋くんで
ハルの里見への思いも、里見の高橋君への思いも正しくは伝わらないのですね〰
ずっと孤独をかかえて、キンピラというもの言うロボットを抱えて
ボーっとしてい…

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