海老原由里さんのレビュー一覧

騎士の溺愛 小説

天野かづき  海老原由里 

その後のお話なのね。

異世界トリップファンタジー。
時系列の違う同じ世界観ものが他にあると知らず、こちらだけ読みましたが、特に問題なく読めました。


受け様は、異世界トリップしてきた大学生凪。
へ!?と思ったのは、既に異世界トリップして勇者として魔王を倒し、こちらの世界へ帰ってきた後だということ。
ん!?魔王討伐の前作があるのかしら?とまずは確認しちゃいました(^o^;

攻め様は、魔王討伐の時に一緒…

0

君は知らない 小説

暁由宇  海老原由里 

巣立ちの時

20年前の作品。リアルタイムでは読めていないのですが系統的に好きな作家様です。王道とは少しズレた角度から萌えを刺激してくるような切り口を持っていらして、何度かmy性癖を組み換えられてしまうような体験をさせていただきました。

これは主人公の俊が16歳から7年付き合ったキセン(基宣:もとのぶ)との別れを決めるお話です。

中高一貫校に入学して2年目に不登校になった俊。時々しか登校できない彼に…

0

暗夜奇譚 小説

玉木ゆら  海老原由里 

祓い屋は女嫌い

ホラーBLという事でポチリ。

設定は明治時代?でしょうか。限られた金持ちの生活の中に洋風なものが入り始めた頃のお話です。

主人公は売れない作家・光太郎。
作家が本業だが、幼馴染の公爵家の庶子・冬弥の仕事の助手をしている。
冬弥は、祓い屋。
今回の依頼は、田舎の大地主・倉本家に女の幽霊が出る、というものなのだが…

という冒頭。
なんというか、あまり捻りは無く、倉本家には訳あ…

0

リアルライフゲーム 小説

夜光花  海老原由里 

買うなら新装版がオススメ!


2008年既刊したものを加筆修正+その後のお話が追加された新装版です。

内容は同著者の作品の中では「薔薇シリーズ」より「七日間の囚人」寄りだと思います。

幼馴染の四人で、二組のカプを収録。
メインが平良(左下)×佳宏(右下)、サブが透矢(右上)×翔太(左上)。
基本的にはメインカプが中心ですが、視点別で平良編と翔太があります。

学生の頃、父の倒産をキッカケ疎遠になった佳宏…

0

共棲愛―シンクロニア― 小説

華藤えれな  海老原由里 

移植後の細胞のシンクロ現象は実際にあるらしい

【移植後キメリズム】という現象が起きるらしいです。
>移植前は患者由来の細胞しか存在しませんが、移植後はドナーと患者、両者に由来する細胞が混合した状態(混合キメラ)となります。ドナーの細胞が正常に生着すると、ドナー由来の細胞のみとなります(完全キメラ)。

臓器や骨髄の元の持ち主の遺伝子情報が、持ち主個人の記憶を保管しているのか、
よく移植後の患者が違和感を覚える現象が報告されていて、

2

ヘンゼルと魔王の家 小説

鳩村衣杏  海老原由里 

辺善くん、がんばれ

鳩村さんはお仕事ものが多くて好きなんですよね。
今回は、不動産やの営業くん、辺善が主人公。ヘンゼルですね。グレーテルは登場せず、魔女の代わりに偏屈?っぽい魔王がお相手です。

作家で、こだわりが強い魔王、興津は、不動産をたくさん持っている模様。しかし、売買条件が厳しく営業なかせ。
キャリアアップのためと、”魔王”担当を志願した辺善は、心が折れそうになるも、興津の家への愛着を知り、なんとか力…

1

ダブル・ベッド 小説

吉田ナツ  海老原由里 

浮気なら我慢します。本気なら諦めます。

「結婚おめでとうございます。」という内容のメールが実里から送られてきて、実里の家の鍵は取り替えられていて中に入ることもできずに途方に暮れる佐伯。

攻めザマァな小説が読みたくて、辿り着いた本作。
はじめから不穏な展開に「何しでかしたんだ!佐伯!」と思いワクワクしながら読み進めました。

読んでみてわかったのが、佐伯それほど悪い奴じゃありません!!!!
遊び人だったのは過去の話で、実里と…

0

魔法使いの溺愛 小説

天野かづき  海老原由里 

永遠の愛を誓います

「獅子の王様」が微妙にリンクしてるかたちなのかな。

同棲してた男にサクッとふられ、独りぼっちの受。
告白してきたのはあっちなのに、夢中になったのは自分のほうだった。
自分だけを永遠に愛してくれる人が欲しい。
そうつぶやいたことがきっかけで
異世界の魔法使いに溺愛されてしまうというパラレルなお話でございます。
相変わらずトリップもの好きねw
そう思うのは私だけじゃないと思いますが、…

0

散る散る、満ちる(文庫) 小説

凪良ゆう  海老原由里 

表紙通りの温かい作品

作家買いです。
内容は、作者さんもあとがきでおっしゃっていますが、まさに王道!
家族を無くすトラウマから、自分の気持ちを表に出せない如月。
片思いしていた相手の里見が実はゲイで、他の仕事仲間に片思い中。そして、その仕事仲間もゲイ。
こんな人間関係そうそうないけど面白い。
本当は、凄く寂しがり屋で、言いたいこともやりたい事も、すぐに我慢してしまうが如月が健気なのに、飲み会で泥酔した里見の誘…

1

巡り逢いからもう一度 小説

高塔望生  海老原由里 

これぞ究極のスパダリ惚れてまうやろ!

これを『究極のスパダリ』と言わずして、何をかをいわんや!

物語は美しい陶器『骨董美術』の世界です。
東洋陶器に興味の無い方は、いきなり専門的な話しになるので、「・・・(`-д-;)」かも知れません。
でも知識を入れる為に読むのでは無いので、理解しようとせず「ふーん」とスルスル読みをしても全然大丈夫です。
ただ『美しい』『陶然』とした世界があるのだな……とさえお含み頂ければ全くもって大丈…

1
PAGE TOP