minato.Bobさんのレビュー一覧

泥舟 小説

宮緒葵  minato.Bob 

沈む愛

もう!もう!最高にクレイジーでした!!
宮緒先生の書かれるイカれた攻め、たまらなく好きです。
宮緒先生の書かれる物語り、登場するキャラクター、総じてどこか狂気を孕んでいて、刺さる時にはこれ以上ないくらいに刺さるのですが、刺さらない時は、ただただ恐怖。笑
たまたま続けて読んだ宮緒作品が私には刺さらず…少しご無沙汰になってしまっていました。
しかーし。今作、ドンピシャに刺さってきた!これだから…

2

アルファの淫欲、オメガの発情 小説

高月紅葉  minato.Bob 

サブキャラクターが好き

これは…面白いです。いわゆるオメガバースの話ですが、高月さんの代表的シリーズ「仁義なき嫁」のキャラクターになぞらえるとまた萌えるのです。

主役カプはある国の第二王子で第一王子より優秀な攻めアルファ・ゲラシム。ハイスペックで傲慢だけど魅力的っていうまさに仁嫁の周平タイプ。受けは王立薬学研究所の優秀な研究員・キリル。仕事が好きなのにオメガ性であるハンディを背負い悩んでいる美しい人。フェロモン出し…

4

泥舟 小説

宮緒葵  minato.Bob 

刺さった。

まさかの展開で、自分の中に眠ってた新しい性癖をこじ開けられた作品でした。
ものすごく楽しめました。

ストーリーは復讐?のつもりだったのが、いつの間にか恋におちちゃってた。みたいな展開なんだけど。よくある展開だと思ったら大間違いです。
受けが攻めに着衣のままイかせちゃう。受けが攻めに尿道攻め。受けが攻めに公共の場でアソコをサワサワ。受け側にされるがままの攻め(笑)
いや、実に萌えました。…

4

泥舟 小説

宮緒葵  minato.Bob 

正善沼

大好きで何度も読み返しています。でも今回はちょっと感想が変わったかな?それとも忘れていただけかな?

正善沼に溺れましたね。
玄佳は正善が言うように純粋で傷付きやすくて繊細ですね。
正善に敵うわけがありませんでした。
正善を振り回しているつもりが正善のいいようにされ結局は正善の底なしの愛情にほだされ正善に落ちてしまった。

玄佳の正善への憎悪はいくら願いを叶えてくれなかったといっても…

3

言いなり 小説

丸木文華  minato.Bob 

下剋上は好きなのだけれど

スクールカーストの下位層の男にスキスキ大好きって言い寄られて、うぜえって思ってたら下位層どころか最上位の男でした、っていう下剋上ストーリー。
しかし単なる下剋上ではなく、“下が上になって、上が下になって、下がまた上に上がって、上がまた下になる”話であるところがたぶんミソ。
そして少しネタバレになりますが、隠しテーマがたぶん“いじめ”なのだと思います。

フィクションに対して「いじめダメ絶対…

0

泥舟 小説

宮緒葵  minato.Bob 

ツンデレ受け

8年間全くデレてくれなかった最高にツンドラな受けが、復讐のためにツンデレになってくれた話。
簡単にまとめると、そんな感じのお話でした。

復讐のために甘えて可愛い恋人を演じる、という展開は比較的好きなので楽しく読みましたが、宮緒先生の攻めは相変わらず気合い入ってるな……というのが最後まで読み終わった時に出てきた感想。
尽くし攻めという言葉では表現しきれないほどの奴隷根性。受けに搾取されるの…

3

あやかし艶譚 小説

辻内弥里  minato.Bob 

正義感と正義感が交わるお話

人外×人間もののお話です。

展開は王道といえば王道なのですが、一つ一つの過程に至るまでが丁寧に描かれており、
キャラや背景描写も読みやすく、こちらもとても丁寧に描かれているのでとても良かったです。

凌雲閣や浅草の描写から、時代は大正時代かな?と(上記の設定で「江戸時代それ以前」とされていたので)
この背景描写が、細かい所で凝っていて、けれどBL小説としての要素も崩さず、明治~大正時…

1

アルファの淫欲、オメガの発情 小説

高月紅葉  minato.Bob 

思ったより甘い

冒頭から世界観に惹かれました。
これ面白い(ノ´∀`*)
読み初めは非道な攻にに手篭めにされて、
でもオメガの身体は火照りよがり狂い。
流し流されて結局なところにおさまるというお話なのかなと
とりあえずエロければいいなと思っておった訳ですが。
読み初めからいい。
文章が肌に合うってのもあるんだけどね。

わりと早い段階から、あれ?この攻…受のこと好きじゃね?
と思う一場面がある…

9

アルファの淫欲、オメガの発情 小説

高月紅葉  minato.Bob 

オメガバースの奥深さに圧巻…!

オメガバース設定は、まだ数冊しか読んだことないので分かりませんが
新しい設定というか、始まりが斬新だったなあ…と感じました。

受けさんのキリルは、オメガが生きにくい世界でオメガである事を
自ら抑制剤の被験体となりながら、薬学術研究所で働く研究員。
知っているのは、自分を保護してくれたウルリヒ教授とその息子でありキリルの上司でもあるフェドートのみ。
これからも地味に目立たないようにオメ…

11

泥舟 小説

宮緒葵  minato.Bob 

泥の舟が溶けるのは

泥舟に、乗せたつもりが…。

金に糸目は付けないドロドロの執着愛。
正義さんは、どれほど才覚があるのか知らないけど、こんなに際限なくざぶざぶお金をつぎ込める溺愛っぷりで、ここまで振り切っていると、なんかもう、逆に楽しい。
自分の命さえ捧げる、あり得ないような執着。
そもそも、こんな攻めに見初められた事自体、最初から泥沼に浮かんだ泥の舟、泥の舟の下には、舟よりもっとねっとりと濃くて重たい底…

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