常倉三矢さんのレビュー一覧

1等7億円が当たった俺の3日間 コミック

常倉三矢 

無欲なハイスペ攻め × 報われない凡庸受け

実は両思いだけど親友から進展できないふたりの関係が、宝くじをきっかけに変化していくストーリー。
はじまりはコメディタッチで、後半に重い展開が用意されているところが常倉先生らしい作品でした。


とにかく最初は7億に執着する悦士(受)ことが好きになれなかったのですが、大金を手にして本当に得たいものが明らかになると、何とも言えない気持ちになりました。

お金があれば、玲(攻)に相応しい自分…

3

1等7億円が当たった俺の3日間 コミック

常倉三矢 

宝くじBLという新しい(笑)ジャンル

ラブとコメディとギャグが巧みなバランスで配置されている。
キュンとしたり笑ったりと、とっても面白かった!

ハイスペックイケメン×何事も普通なリーマン。

大学の時に出会って卒業してからたまに会ったり。
友人のように話したりする中でも、双方に秘めた想いがあったり。

友人と釣り合わないと凹むリーマンの彼が、ふとした思い付きで買った宝くじがふたりの関係を変えていきます。

7億円…

3

1等7億円が当たった俺の3日間 コミック

常倉三矢 

受けに魅力を感じられず……。

攻めの目から見た受けは「地べたに近い」「飾り気がないけど目がキラキラ(ギラギラ)」みたいな感じで良い感じに見えてるんだけど、なんか好きじゃなかったです、受けのキャラが。

勝手に人のノートで商売始めてるところに、うわぁ……がめつい……と思ってしまったり。
ハイスペックな攻めと自分を見比べて、「こんなんじゃまた差がついちまう……」「こんな安酒はあいつの舌にはあわない」「俺の話はつまらないだろう…

8

1等7億円が当たった俺の3日間 コミック

常倉三矢 

I Love…

丁度、読んでいる時に、TVから流れて来たメロディが、ピッタリ合った様な気がした。
髭ダンの「I Love…」
『〜今も劣等感に縛られて生きている ♪』

冒頭はいわゆるアンジャッシュ方式で、にやにやしてしまう楽しいすれ違い。玲はひた隠しにして来た想いを気付かれたのかと焦り、悦士は、当たってるかもしれない宝くじの事で気もそぞろ。
ところが、その楽しさは悦士の劣等感と、玲の拗れた片恋をなぞる…

8

1等7億円が当たった俺の3日間 コミック

常倉三矢 

こういう話の作りは凄い…

宝くじ一等七億円!

もう、私からしたらまったく現実味がない金額です。
宝くじが当たったら?もちろん誰しもが、想像した事が有るんじゃないでしょうか。

宝くじが当たった!からの人生が変わってしまう濃密な三日間のお話です。

とにかく、平凡で、凹む事が有っても何とかひたむきに生きている悦士。
そして大学生から親友の玲。
玲は、イケメンで良い仕事にも就いている。
でも、驕らない良い…

6

1等7億円が当たった俺の3日間 コミック

常倉三矢 

めっちゃいい話! もう、めっちゃいい話!!

あらすじからてっきりギャグだと思ってたら、思わずホロリとさせられる、すごく素敵なお話でした。
めっちゃいい話!
もう、めっちゃいい話!!

こちら、最初こそ、雑草系庶民派リーマンが宝くじに当たった事から巻き起こす、ドタバタ系ラブコメの様相なんですよね。
いや、ハイスペの親友(攻め)に「当たったら山分けだ!」とか言ってたくせに、当選したと分かった途端、バレちゃ大変!と、独り占めしようとする…

14

1等7億円が当たった俺の3日間 コミック

常倉三矢 

自尊心って大事

泣けた…(;///;)
すっっごい良かった…。

宝くじをキッカケに内面をあぶり出していく展開はコミカル且つ切ない!攻め受け両側視点で描かれるのですれ違いのもどかしさが手に取るように伝わって心臓がギュンギュンするのですよ!!!

回想で学生時代が描かれているのですが、当時は2人とも澱みのないキラッキラの笑顔なんですね。しかし社会に出てからのしかかる現実、格差、失う自尊心、嫉妬。そんなマイ…

9

1等7億円が当たった俺の3日間 コミック

常倉三矢 

思っていたテイストと違った!

表紙の感じからコミカルなお話かな?と思ったら、かなり心理面に迫っていくお話でした。

「もし1等宝くじが当たったら…」
宝くじなんてその妄想を買うようなものだと思っているけど、もしそれが現実になったら、人生どんな風に変わるんだろう。
…とそんな思いもよらぬことが起こっちゃったリーマン悦士と、密かに悦士に片想いしている大学時代からの友人・玲のラブストーリー。

うだつの上がらない日々にど…

11

1等7億円が当たった俺の3日間 コミック

常倉三矢 

人の価値は何で決まるのか?

世にも珍しい〝宝くじBL〟です。
攻め受け両視点で描かれる過去と、現在の3日間を描くスピード感あるストーリーに、ドラマを見ているような感覚で引き込まれました。


イケメンハイスペックな玲と、地味で目立たないサラリーマン・悦士は大学の同級生で親友。
持つものと持たざるもの、なぜか気が合う二人は社会人になっても交流しています。
玲との格差に悩む悦士でしたが、気まぐれで買った宝くじがまさか…

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Life 線上の僕ら コミック

常倉三矢 

複雑な後味

初めて主人公の人生を最初から最後まで書いた作品を見た。読み終わったらいい意味でさまざまな感情が湧いてくる。何でも読み直したい作品でおすすめ。

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