Patrick Redmond(パトリック レドモンド)さんのレビュー一覧

非BL作品

霊応ゲーム 非BL 小説

Patrick Redmond(パトリック レドモンド)  佳嶋 

パブリック・スクールの内情が良くわかる怖〜い本

 ちるちるの海外ブロマンス小説のおススメで挙がる事が多い作品だったので、気になって手にとりました。ボリュームたっぷりで、英国のパブリック・スクールを舞台にした群像劇を楽しめました。人間の罪や苦悩など色々考えさせられる作品でした。

 西洋の上流階級層は、早くから親元を離れて寄宿舎生活を過ごすことにより、一人前の紳士になれるといった根強いパブリック・スクール信仰があります。
このような完全男社…

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非BL作品

霊応ゲーム 非BL 小説

Patrick Redmond(パトリック レドモンド)  佳嶋 

パブリックスクール、執着、ヤンデレ、双子、要素てんこ盛り

一般文芸なので文体は硬く、きっちりとしています。
そのぶん読み応えもあり、文量の多い作品ながら最後まで一気に読んでしまいました。

成績優秀ながらも一匹狼のリチャードから強い執着心を向けられるいじめられっ子のジョナサン。
だんだんとその執着心が道理を外れた方向に向かっていく様はおそろしくもあります。
それはそれとして、少しずつ二人の距離が縮まりスキンシップが激しくなっていくところにはパブ…

1
非BL作品

霊応ゲーム 非BL 小説

Patrick Redmond(パトリック レドモンド)  佳嶋 

出会ってはいけない二人だった

からはじまる解説もですが、帯の

きみに手出し
するやつは
だれだって、
このぼくが
殺して
やるからな。

の破壊力も凄まじいですよね。

638Pありますがまったく問題ないです。
あっという間です。

登場人物欄に22人の名前がありカタカナの名前に弱い私でしたが大丈夫です。
それだけ各人物の描写も印象深くしっかりしているので覚えます。

読みにくかったらどうし…

7
非BL作品

霊応ゲーム 非BL 小説

Patrick Redmond(パトリック レドモンド)  佳嶋 

「きみに手出しするやつはだれだって、このぼくが殺してやるからな。」

もうこのタイトルの台詞だけでやばいです。
そんじょそこらでも中々お目にかかれない
史上最狂のヤンデレ様が降臨されてしまいました。

物語は1999年、あるジャーナリストが45年前に
とあるパブリック・スクールで起きた事件について
一人の老人に取材をする場面から始まる。
老人の口から語られたのは世にもおぞましく、美しい日々の記憶だった。

1945年、14歳の素直で少し気弱なジョナ…

9
非BL作品

霊応ゲーム 非BL 小説

Patrick Redmond(パトリック レドモンド)  佳嶋 

ゾッとする狂気

お勧めされているのを拝見して読みました。
まずとにかく分厚い!!
珍しく読むのに数日かかりました。
確かにパブリックスクールならではの閉鎖的な環境というのにも心惹かれますし、友情以上のBLっぽさもありますが、家族の歪んだ愛情というか人間のドロドロした狂気が漂う作品で、個人的にあまり萌え要素は感じられませんでした。
霊応ゲームについての説明が少ないので、結局そのゲームが何をもたらしたのか、い…

2
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霊応ゲーム 非BL 小説

Patrick Redmond(パトリック レドモンド)  佳嶋 

萌えの詰まったミステリー

ミステリー小説だと思ったら、意外とホラーでした!そして意外と萌える(笑)

・BL的な萌えについて
腐女子としては、非常に美味しいシーンがたくさんありました!
特に序盤、内気なジョナサンと一匹狼のリチャードが出会い、だんだん仲が進展していく様にはニマニマしっぱなしです。「二つの影法師がひとつに重なり合った」り、「濡れた地面に座ったまま抱き合った」り、果たしてこれは友情なのか?と思うくらいイ…

5
非BL作品

霊応ゲーム 非BL 小説

Patrick Redmond(パトリック レドモンド)  佳嶋 

「少年萌え」ミステリー

2015年に刊行されたミステリーファン待望の復刊作品ということで、読んだことがある方も多くいらっしゃるかもしれません。わたしは今回の復刊でこの作品を知りました。安心?のハヤカワ文庫で、佳嶋さんの素敵な表紙イラストにそそられたのもありますが、某サイトで目にした「腐ミステリー」との触れ込みが決定打。分厚いですが、翻訳の読みやすさと惹きつけられるストーリー展開で、どんどん読んでしまいした。

物語の…

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