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3/7(合計:65件)
くもはばき 暮田マキネ
fandesu
ネタバレ
あ、もう、好き。 この、色々ややこしく考えてしまう受けさん。 ねじくれてこんがらがった方向に進んで行くお話。 だけど、気持ちは真直ぐなの。 愛だけは、直球ど真ん中の剛速球なの。 これがくもはばき節だと思うのですよ。 高太郎は幼稚園のおゆうぎ会で『眠れる森の美女』の王子を演じている2歳上の業平(何て名前だ!)を見て、恋を自覚するのです。 このシーンの凄いのは『王子が一生懸命闘ってい…
くもはばき 暁あまま
2016年の小説花丸掲載とのことですので『明日はきみと笑うシャラララ』と『ガンダーラにはまだ遠く』の間に書かれた作品なのですね。電子配信されていることに最近気づきました。 失礼ながら「ばきさん、若い!」と思ってしまいまして。 そう思わせられたのは、口調の所為でしょうかね? お話は大和のモノローグで進んで行きますし、大和としぐれ、あと2人の友人である萃の3人がポンポンと良くしゃべる。これが…
くもはばき 北沢きょう
kurinn
読んでいて途中までエウドキアの依怙地さに苛々して読むのをやめたい程でした。ザハールは忍耐の人でとても気の毒でした。世間知らずで聞く耳を持たないエウドキアのどこに魅力があって嫁として遥々離れた国から連れて来たのか分かりませんでした。 婚礼までの感謝して幸せだと思う気持ちが初夜の一夜であんなに変わるものだろうかと、しかもザハールには罪は無く必死でエウドキアを守ろうとしていました。不可抗力だったザ…
てんてん
本品は『オオカミ陛下は愛妻家』のフェア書店特典ペーパーです。 本編後、新婚さんな2人のその後のお話です。 ザハールは人虎種の皇国で大陸の頭部全域を占める隣国・威明を 訪問します。皇太子と交易路に新しく設けた検問所の体制について の話し合いが済むと、以前から再三すすめられる末姫の話題となり ます。 威明は関税減額の引き換えと何かと支援をしてくれますが、愛娘の 売り込みに執心…
本品は『オオカミ陛下は愛妻家』のアマゾン限定特典ペーパーです。 約半年の草原暮しを終えて城に戻ってきた王妃の姿を認めると、中庭 で下段の世話をしていた侍女のクリは目を丸くして、髪の短くなった 王妃に声をかけます。 陛下に切って頂いたと照れたように笑うエウドキアの耳椨は花のよう に赤く色づき、そんな王妃をみつめるクリもうっとりと頬を紅潮させ て微笑んでいます。 そんな2人の…
今回は蛮族と言われる人狼国の王と忌み子の男の妖精族のお話です。 孤独な受様が攻様との出会いで今までとは違う生き方を見出すまで。 受様の故郷に伝わる神話には男神が存在しません。というも島の多 くの民は女だけで生殖をおこなう事の出来る妖精族「ニュンペ」な のです。 島の女達の多くはニュンペ同士で恋をして愛を育み命を紡ぎます。 ニュンペ同士の間に生まれるのは必ずニュンペの娘であ…
家野
今までのばき先生とは毛色の違う作品。 ざっくりと話を説明すると、受は異国の王に見初められて嫁いだのだけれど、初夜が最悪で攻の評価が転落。しかしなから周りの人たちのアドバイスや仲良くなれる出来事があって最後はハッピーエンドの新婚夫婦でありそうな問題解決本 という感じです。 ばき先生の本は、最初に世界観を理解するのに少し時間はかかりますが、その後は一気に読めてしまいます。 今回の話…
あーちゃん2016
「ナンバーコール・・」が印象深かったので購入。今回は素直じゃないキャラに萌えられず、申し訳ないです、中立。先生とは萌えポイントが違うのだろうか・・本編250P弱+あとがき。 ネレイデスの女王の長子として生をうけたエウドキアでしたが、父親が女王を捨てて別の女性と結婚したため、母からの愛情を受けたことがありません。離宮に隔離されたままだったのを、十何年ぶりかに訪ねてきたかと思えば「東の果てで人狼…
いるいる
いきなり余談ですが タイトルも表紙もくもはばきさんっぽくなくて 著者名を2度見したぐらいビックリしました。 インタビュー記事にも書いてあるのですが 「2018年に出版された作品を調べ尽くして出来上がった」という過程が面白い。 出来上がった作品に萌えがあればそれでよし。 読者はそのくらいのスタンスで良いのかなーと(ばきさんのツイート見てそう思いました) 内容は姐様方が書いて…
作家インタビューで様々なご意見が寄せられた本作、いきなりあとがきから引用させていただきます。 『何が一番勉強になったって、結局どんなプロットでもいつも言いたいことや守りたいものは同じだし、あんまりテイストも変わらないんだなということです』 「ホントにそうだな」と思ったの。 いや、ばきさんのファンになって良かった。 明日も早くて寝なくちゃいけないけど、読む手が止まらなかった興奮が冷めぬ間…