華藤えれなさんのレビュー一覧

アマンテ 小説

華藤えれな  円陣闇丸 

歪んだ純愛

『サウダージ』のリンク作品です。『アマンテ』だけ単品で読んでも分かりますが、『サウダージ』と時間的に重なる部分があるので、両方合わせて読んだ方がより楽しめます。

マフィアのボス、ビクトルと彼に息子のように育てられたロベルトの「禁断の愛」が本作のテーマです。ビクトルは、『サウダージ』では、全く姿を現さなかったので、シニア世代のボスの姿を勝手に想像していたのですが、随分と若々しいボスでした(40…

6

Fallin' 小説

華藤えれな 

スレイヴァーズの富士見化希望

「フリージングアイ」のクリスマス小話と、「スレイヴァーズ」3巻と4巻の間のシリアス中編収録。

「Melthin kiss」フリージング~
早瀬が若宮の浮気を疑って、思わず北海道まで飛んでいってしまうクリスマス話。
ツンデレ早瀬の面目躍如って感じ。

「Fallin'」~スレイヴァーズ~
ODA関連事業の視察に、二人でベトナムへ行く話。
話は、エロエロな車の中でのお仕置き…

3

月の涙 午前零時 小説

華藤えれな 

盛りだくさんのお徳用

いろいろな作品のサイドストーリー集
同人誌ならではのネタが多い。

初春ノ宴(フリージングアイ)
二人で暮らすようになって1年後
早瀬の郷里でもある京都に、町屋を購入して初めてのお正月を迎える二人。
早瀬は京都の家で、年越しそばやおせちを用意して、和服で若宮の到着を待っているうちに年が明けてしまい、、、
和服エッチでエロエロです。
ツンデレ早瀬は今日もかわいい。

シナプスの兎…

3

共棲愛―シンクロニア― 小説

華藤えれな  海老原由里 

意地っ張り同士な愛

兄を愛していた攻めも兄の身代わりでもいい受けも意地を張りすぎて斜め上に行ってる感じですが、そこが精神的なすれ違い愛で萌えるのかも知れません。
何となく無理しているのを相手に気づかれているだろうなぁと思いつつ、知らないフリをやめられない。

兄が生きていたらどうなっていたんだろう?とこちらまで考えてしまいます。
あまりにも二人が兄を意識しすぎるので死んだ兄は墓の中で「おいおい」と言っているか…

1

冥愛の鎖 小説

華藤えれな  高階佑 

1冊で終わる本は、ちゃんと前向きな結末で終わる。

この本を一言で要約すると、
色々性格に問題ありな攻め様が、
純真な受けを貶めようと抱いたつもりが、
その純粋な心に触れるうち、真実の愛に目覚める
という、実にポジティブなラブラブ話。

CD化するなら
近衛@三木眞×三神@前野orゆうきゃんで、

4

サウダージ 小説

華藤えれな  円陣闇丸 

タンゴの調べと、ベルガモットの香りと

異国情緒たっぷりに始まる、外国シリーズ。

行方不明の兄を捜して、アルゼンチンのブエノスアイレスにいった朔弥
わずかな手がかりを頼りに訪れた店で出会った、兄を知る男こそがマフィアのアンダーボス、レオン・カナレス・セラーノで、朔弥は、兄と命の保証と引き替えに、自分の人生をかれに捧げることを誓わせられる。

ってかんじで、こっから、薬を使われたり、首輪をつけられての調教が始まるんだけど、

4

共棲愛―シンクロニア― 小説

華藤えれな  海老原由里 

ちょっと地雷

健気な、すれ違いラブ。

白血病の自分に、骨髄移植の提供した兄。
移植は成功したのに、兄は病院に見舞いに来た帰りに交通事故であっけなく死んでしまい、、、

死んだ兄の身代わりを、自分に課して生きているような羽月は、新しく来た講師・新堂に言われた言葉で、自分を抑えきれなくなって、、、

華藤さんの文体と相性がいいのか、いつも通り、とっても読みやすい。
泣かせ所もあって、結構泣かされち…

3

アパルトマン 小説

華藤えれな 

最強なのは早瀬だと思う

スレイヴァーズ・シリーズのサイドストーリー集
本編完結後の、過去補完ストーリー

「くちびるの虜」スレイヴァーズ
本編完結後、
冴木と柊一の二人が、アルルで冬のバカンスをすごそうと、パリのリヨン駅から南フランスの列車に乗ると、偶然そこに乗り合わせたのは、柊一が2年前に見合いした、航空会社会長令嬢の岩橋で…
で始まる、2年前の見合い当時を回想する柊一のお話。
結局最後はべた甘、どうぞお…

1

虜囚 プリズナー 小説

華藤えれな  あじみね朔生 

かなりシリアスでしたが読み応えのある作品でした

鷹崎航太(麻薬を追いながらマフィアに復讐を誓う)×成瀬琉加(家族を助けるためマフィアの愛人になる)

日系三世で言葉もたどたどしく性格も内気だったことから、琉加はクラスメートから嫌がらせを受けます。偶然その現場を目撃した航太が割って入ったことがきっかけで仲良くなり、次第に二人は触れ合うような関係になります。しかし琉加の両親が不法滞在者だった上麻薬の密売をしていたことで、強制送還されることになっ…

7

エルミタージュ 小説

華藤えれな  高座朗 

大好きな二段組みです

最近、二段組みに巡り会う率が高くて嬉しいです。

ですが……
途中で挫折するかと思った。
結構堅い話が好きな私ですが、なんだろうな?
入り込めないのか、どうにもこちらが盛り上がれない。
先がどうなるんだ?って感じで急いで読み進む勢いがでない。
ありやぁ~駄目だぁ……と思ったとたん、いい感じになりました。

これはかなり放り出してしまう人がいるような予感。
何がいけないのか?

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