華藤えれなさんのレビュー一覧

虜囚 プリズナー 小説

華藤えれな  あじみね朔生 

前半ハァハァ 後半ハァー…

琉加への復讐を胸に麻薬を追う男・航太×マフィア幹部の愛人だが組織を裏切ろうとしている・琉加。
高校時代想いを通わせ合った二人は、出会うべくして再会。
しかし10年という歳月が、二人の間に思わぬ憎しみと隔たりをもたらしています。
シリアスハードな設定と展開ですが、主人公二人の愛憎劇がメロウな甘さを漂わせているので、痛切ないというより甘切ないという感じなので安心して浸れました。
なんて盛り上げ…

2

ミッシングコード コミック

華藤えれな  水名瀬雅良 

ミッシングコードレビュー。

原作付きコミックス。なので水名瀬さんらしいベタ展開は拝めないのかなーと不安に思いましたが、受がまさかの黒髪メガネ(変装時)と盗賊の時の色素の薄い髪色、1粒で2度楽しめる!水名瀬さんの絵柄が好きな人間としてはそういう意味でちょっとワクワクした作品です。

原作の作家さんの作風をあまり知らないのですが、多分これ…1冊にまとめるのは結構無理があったんじゃないかなと思う。
主役の2人が初めて会った時…

2

スレイヴァーズ キス 小説

華藤えれな  雪舟薫 

華藤えれなさんの代表作であり、ハマったきっかけ。

いろいろなブログを見て回ったときに出会ったのがコレ。
何度読み返しても面白いです。
まず、お話なのですが、下克上です。
下克上スキーにはたまりませんね!
攻めの冴木は普段から柊一を狙う獣だし(が・理性でなんとかガード)、受けの柊一は女性にもかなわない美しさだし(軽く、いやかなり嫉妬)
なんてったって監禁!!!
少しの間だけですが、柊一様が監禁されることとなった濡れ場のシーンはさすがえれ…

6

ミッシングコード コミック

華藤えれな  水名瀬雅良 

奥が深そう、続編か番外編を求む

原作つきの漫画ですが、もうちょっとじっくり読みたかった作品です。上下巻あるいは、3巻分くらい描いても良かったのではないかなと思いました。
お話は、美術品の窃盗を巡る人々によるサスペンス仕立てです。
親の復讐目的で過去の窃盗作品を盗み返しているユリアンとマフィアにいるアレクシスが敵味方の関係であるものの、惹かれあってしまうという、ある意味王道なストーリーです。王道なので、非道徳的な展開にはなりま…

3

ミッシングコード コミック

華藤えれな  水名瀬雅良 

大人な雰囲気

原作付きコミックだったわけですが。
話の内容はちょっと難しかったというか、恋愛面においての描写が少なかったというか;
海里(受け)は普段眼鏡をかけて芸大の教授の秘書をしていますが、実は有名絵画を盗む窃盗犯・ユリアンだったのです。
そしてユリアンを見つけ出すよう言われたのがマフィアのアレクシス(攻め)。
簡単に言えば追う者と追われる者の話ですね。
でも海里にも絵を盗む理由があって。

1

罪深き吐息さえも愛おしく 小説

華藤えれな  有馬かつみ 

ぼくはただ、あなたにも誰かを愛してほしいと思って

一言でまとめると、
傲慢な攻め様が、純真な受けを貶めようと抱いたつもりが、
その純粋な心に触れるうち、真実の愛に目覚める。
という、実にポジティブなラブラブ話。

大病院の息子で、技術もあって、容姿もよくて、何でも手にしているのに、だからこそ空虚で、満たされてない志岐。
退屈な日々を送っていた志岐の大学に、短期の臨時採用で赴任してきた医師は、発展途上国の非営利団体で働いていた変わり種。…

1

シナプスの柩(上) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

幻想的で美しい

恩師、長山との8年にもわたる爛れた関係に疲れ果てた桐嶋水斗はそこから逃れるべくニューヨークの病院への就職を目指します。そんな中、水斗はニューヨークから赴任してきた敏腕医師、樋口洋一郎の助力を仰ぐことに。水斗は樋口と接するうちに彼に惹かれていき、関係をもつようになるのですが、結局ニューヨーク行きも、樋口との関係も長山によって壊され、絶望し自殺を図ります。自殺を図るまでの水斗のモノローグは涙なくして読…

10

虜囚 プリズナー 小説

華藤えれな  あじみね朔生 

いつも微妙に期待はずれなんです

華藤さんの作品でいつも思うのは、あらすじ読んだ時点でかなり萌えるのに読み始めるとけっこう苦労する(ページが進まなくて)どうしてなんだろう?

何作かお気に入りはあるんです。
かなり昔から読んでいた「スレイヴァース」のシリーズ。
これは1冊目はともかく、どんどん内容が薄くなっていった(それでもシリーズ全部読んだけど)
「シナプスの柩」は上巻はすごく萌えて泣いたのに、下巻はなんだかテンション…

4

アマンテ 小説

華藤えれな  円陣闇丸 

光はいつもここにある

「サウダージ」に登場した、マフィアのボス・ビクトルと、レオンと一緒に拾われたロベルトの話。
レオンとロベルトの二人が、ビクトルに拾われたところから、「サウダージ」のラスト近く、ボカの教会跡での二人の対決、そしてその後が、ロベルト視点で語られる。

ロベルトは、マフィアの組織の跡目を継ぐべく育てられたレオンとは違い、裏社会とは一切関わらず清廉な道を歩んできた。
ビクトルに大事にされ、甘やかさ…

3

アマンテ 小説

華藤えれな  円陣闇丸 

「サウダージ」越えかと思いきや……

前半はとても良い進みだと思っていたんですが、クライマックスのロベルトの復讐が本気になった辺りから怪しい感じに。
後半、残りページが少なくなってからやはり私はあなたを憎んでいるので(レオンをと言うべきか)と言う展開になっても、え~~そっちへ行っちゃうの?という思いです。
その辺りのビクトルも突然マフィアのボスとは思えない弱気な姿勢に。
だったら最初からそういうキャラで来ていればいいのですが(マ…

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