華藤えれなさんのレビュー一覧

獣王の貢ぎ嫁 小説

華藤えれな  北沢きょう 

異国で綴られるおとぎ話

華藤先生といえば!といった感じの、外国をモチーフに描かれた作品。
沢山取材をされているのかなと思うほど、ヨーロッパの風景を描くのが本当にお上手だなと。
今作は史実も織り交ぜた現代ものとの事ですが、どちらかというとファンタジー寄りのおとぎ話です。


個人的になのですけれど、華藤先生のお話はひとつひとつの設定がとても魅力的なものが多いように思います。
なのですが、魅力ある設定が混雑してし…

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「虎王の愛妻スイートハーレム~幸せパエリアと秘密の赤ちゃん~」コミコミスタジオ特典「ペピート秘密の日記」 グッズ

是非読んで欲しいです

セリムと早紗の2人の息子のペピート視点のお話です。ペピートは4歳になっていました。

ペピートはアルファで虎王の子供だから成長が早いらしく、毎日日記を綴っています。

日記を書こうと思ったのはセリムが父親だと知った時のやりきれなさを殴り書きする為だったようです。ww
まだあの時は幼かったと当時の日記をしみじみと読み返しています。

第一のショックはペピートが小さい虎さんだったようです…

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虎王の愛妻スイートハーレム~幸せパエリアと秘密の赤ちゃん~ 小説

華藤えれな  小山田あみ 

時空を超えたオメガバース

華藤先生のオメガバース作品は大好きなので迷わず購入しました。

今回は攻めのセリムが500年前から時が止まっていて、受けの早紗が彼の愛妻の生まれ変わりです。

早紗の前世の記憶が途切れ途切れなので、謎解きをするように物語が進んで行きます。
早紗に裏切られて王国が滅んでセリムの時が止まってしまったという説明と、過去に戻って早紗が体験した前世のセリムを想う気持ちにはズレがありました。

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クリスマスワルツ 伯爵家の情人 小説

華藤えれな  葛西リカコ 

自由を求めて

作品のどこか硬質な雰囲気と時代背景や世界情勢描写もあり、読み慣れるまでに少々時間がかかった。
日々慌ただしく変化する世界で、言論の自由すらも統制され抑圧され生きる人々。
初めは読み辛く感じたものの、フランス・ドイツを舞台に繰り広げられる、2人の美しくも破滅的な恋に夢中になった。
葛西リカコ先生の挿絵が作品の雰囲気にぴったり。

複雑で入り組んだ、それぞれの思惑がひしめき合う伯爵家の相続問…

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虎王の愛妻スイートハーレム~幸せパエリアと秘密の赤ちゃん~ 小説

華藤えれな  小山田あみ 

スペインの美しい風景と真実の愛

とっても素敵なモフモフオメガバースでした。
スペインのグラナダを舞台に、アルハンブラ宮殿やサグラダファミリア、パエリアにパクラヴァといったスペインを感じさせるものがたくさん出てきます。
パエリアの描写がとても美味しそうで、今日の我が家の夕飯はパエリアにしました(笑)


スペインに留学した早紗は、バイト先でかつての王の末裔・クリムに出会います。
父が死際に残した、〝早紗はΩだ〟という謎…

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人魚姫の真珠~海に誓う婚礼~ 小説

華藤えれな  北沢きょう 

お話の進み方は人魚姫とは正反対です

読み終わってから確認したら2017年の出版なのですね。読んでいる最中、もっと古い作品なのかと思っていました。いや、悪い意味じゃなく。
『童話テイスト』が強い様に思ったんですね。
濡れ場、それも攻めさん以外からの凌辱シーン等もきちんと(『きちんと』ってなんだよ、と自分突っ込み)あるのですが、生々しくない。華藤さんのお話は『マタドールもの』とかを読んでいるのですけれども、そちらのヒリヒリとしたシー…

2

密命 コミック

華藤えれな  十月絵子 

マフィア×軍人

ロシアを舞台にしたマフィアのアンダーボスとエリート軍人とのラブロマンスです。

とにかく絵が美しくて、主人公のエドがカッコよく、
イヴァンが美人でした!
小説の挿絵を描かれる方って本当に絵がお上手で、
惚れ惚れしてしまいます。

軍のスパイ・イヴァンがマフィアのNo.2のエドに近付いていくーー…!というストーリーです。
もともと二人は同級生の親友同士で、
二人はお互いを特別に思っ…

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人魚姫の真珠 コミック

北沢きょう  華藤えれな 

愛しあえる人生に感謝

小説のコミカライズ版です。
原作は未読ですがコミックスだけで十分に楽しめました。

人魚姫伝説になぞらえたお話なので、
ラストがバッドエンドだったらどうしようかと思いましたが、
ハッピーエンドで安心しました^^;

人魚の末裔・水凪が主人公の人外ものになります。
この水凪がとても不憫な子で、
癒しの力があることから村の男たちや訪れる富裕層の男たちの慰みものになっています……
本…

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オメガの恋は秘密の子を抱きしめる -シナモンロールの記憶- 小説

華藤えれな  コウキ。 

読みたいところが読めないもどかしさ

作家買いをして、買ったままで積んであったものを消化中。
この先生のオメガバは、オメガの受けが薄幸だったり、不憫だったり、健気だったり、うんめいにほんろうされ、それに耐えるタス出産、こどもをとられるというパターンばかりのようで、まとめて読むと、へきえきしてきました。どれも、おもしろそうにおもえる部分は数行で説明してしまい、読みたいところが読めないもどかしさも・・・・・脇キャラもご都合主義ばかりでざ…

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愛されオメガの婚姻、そして運命の子 小説

華藤えれな  ミキライカ 

雑誌に掲載されたものを、もっとふくらませて一冊で読みたかった

買ったままで積まれていたものを消化中。
この先生のオメガバは徹底してオメガが劣等種として扱われるので、不憫な健気受けになりますが、これは設定が複雑で、人間関係もこみいっているせいか、もっと読みたいとか知りたいあたりを1,2行ですまされてしまった上、主人公の受けの堂々巡りの思考を読まされるのが苦痛でした。雑誌掲載作と書き下ろしだったんですが、雑誌に掲載されたものを、もっとふくらませて一冊で読みたか…

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