花本安嗣さんのレビュー一覧

コイビト 小説

椎崎夕  花本安嗣 

旧版

1999年初版本。花本安嗣さんのイラストなので手元に欲しくて。商業デビュー作『帰る場所』が喫茶店を舞台にした家族ドラマがメインのお話だったと思うんだけど、その次作に当たる本作も女性や子供が出てくるお話。ちなみに、『帰る場所』旧版イラストも花本さん。(これを載せるために確認しようと久しぶりにHPを訪れたら削除されていて悲しかった…)

裏の主人公は僚平(受け)の義姉、いずみかもしれない。高校生の…

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透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

強烈

受けが史上最強に口も性格も悪くて、これ読み続けれるんか?ってとこで、恋したら中二女子みたいなかわい子ちゃんになっちゃって私の心は鷲掴みにされました!!
計算なしでぶつかって、あたふたするの可愛すぎた…普段は狡猾なのに牧田さんに対しては不器用で必死すぎる姿が可愛くて切なくて
「まいったなぁ~」てなるの分かります…そんな気持ちになる可愛いさ。近くにいたら大変だけど、可愛い!!

牧田さんはクレ…

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月一滴 小説

かわい有美子  花本安嗣 

ゆっくり一緒に幸せにね(´∇`)

シリーズものと知らずにこちらをまず読みました。
別のカプ達も気になって他の本も読みましたが、やはりこちらが1番好きでした。


受け様は、老舗ホテルのドアマン橋本。
顔も性格もよくて、いい恋愛がしたい、と思っているのに、なかなかいい相手と巡り会えないでいる。

攻め様は、デザイナーの嵯上。
過去の恋人との修羅場を経験して、今ではその場限りのドライな付き合いをしている。

橋本が…

1

月一滴 小説

かわい有美子  花本安嗣 

ゆっくり

誰かの一番になりたい、本気の恋がしたいって真面目に生きているのに
誤解されて上手くいかないのが苦しい!!

嵯上と出会って、ただの顔見りから、ちょっとづつ理解し合えてくのじんわり良かった。嵯上がクールな紳士で距離を取ろうとしてたのに抜け出せなくなっちゃうのとかも!

キュンキュン、心あたかな~なとこに、
透過性~北嶋の強烈キャラは健在で!!
本編のきらめき返して~ってくらいのインパク…

2

上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

瑞々しい関係性

「透過性恋愛装置」にどっぷりとハマったので、北嶋の友人とそのパートナーである滝乃と水端の話であるこちらの作品も読んでみました。

まず水端ですが、物語のスタート時点では伊藤という男と不倫状態にあるので、少しだけ人を選ぶシチュエーションかもしれません。この不倫相手というのが妻子持ちかつ、妻とはいずれ別れると言いつつズルズルと関係だけを続けるという絶妙にありがちで嫌~な感じです。

案の定不倫…

1

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

お料理

■牧田(老舗ホテル勤務)×北嶋(建築士)
ロマンティックでドラマティックでした。牧田の声について繰り返し繰り返し強調されるため、よほどいい声なんだろうな〜と。コンパクトにまとまっていることもありCD化しやすそうだ。

北嶋は途中から別人になってしまいました。冒頭の披露宴二次会シーンと完全に別人。喋り方まで変わって、牧田の前にしろ"お料理"とか言う人だったっけ?という。こち…

1

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

恋する建築士のラブコメ 面白かった

たしかに「上海金魚」を先に読むと、数倍面白くなる物語でした。

「上海金魚」で水端さんに優しくアプローチした滝乃さんが、この巻では、仕事に厳しい一面を見せていました。初恋の少女に似ている水端さんには、相変わらずとても優しくて甘々。ところが、仕事で対応する我儘王子の北嶋さんには北風対応。
この対応の差が面白かった。

この巻の主人公は、世間知らずの牡の子猫のような北嶋さん。コメディアン要素…

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上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

三部作の読み順:「上海金魚」「透過性恋愛装置」「月一滴」

本屋サイトとちるちる読者層は異なるので、ランキング上位本も異なります。
違って当たり前ですが、好みが合わないので、私はいつも他サイトの売れ筋ランキングを参考にして読んで居ます。
本屋サイトのランキング上位に入っていたのが「透過性恋愛装置」。
どうやらスピンオフの三部作で、順を追って読まないとつながらない関連作らしいと分かり、ちょうどセール中だったので3冊電子版でまとめて買いました。
作品に…

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月一滴 小説

かわい有美子  花本安嗣 

体を重ねずとも伝わる気持ち

「上海金魚」「透過性恋愛装置」、本作のシリーズ三作のなかで、これが一番よかったです。
恋人に裏切られた過去を持つ年上攻め×軽く見られることに悩んでる薄幸受け。二人ともゲイなのだけど、攻めは恋愛に対して慎重になっているし、受けは体目当ての男に付きまとわれてたり、上司である「透過性~」の牧田に憧れているので、なかなか距離が縮まらない。前半は非常に焦れったいが、そっと受けを見守るようなこの攻めのスタン…

5

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

ギャップ萌え~

大人で紳士な攻めとワガママ王子様受けのお話。傍若無人な受けが恋心を自覚したとたん、乙女思考全開になっちゃうのも面白いし、攻めが意外にもムッツリだったのもよかった。ベッドシーンでの豹変ぶり、ねちねちした責めっぷりが面白い!

受けはまあ確かに性格はよくないし、友人の滝乃もしょっちゅう迷惑かけられて大変だろうなとか、現実に職場にいたら嫌だわとも思うのだけど、人の言葉をちゃんと聞いて、それをすんなり…

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