たつもとみおさんのレビュー一覧

明治従属タングステン―或る手紙― コミック

たつもとみお 

亮二の過去

明治時代のお話。
亮二の恩師の中原とのお話が前半にあって、後半はエドの親族のお話でした。
亮二は最初働いている場所で酷い目にあってるところで中原と出会って、そのことで亮二の人生が変わっていった。
新しい場所へ連れ出してくれる。そして学問を学ぶ機会ももらって人生が変わっていく機会をもらった亮二。中原との出会いが今の亮二を作ったことがよくわかりました。
エドの方は昔のことを少し思い出して亮二と…

0

ネコ×ネコ hopeful コミック

たつもとみお 

リバの授業が始まるよー。

こちら3冊全て
正にリバの入門編、リバの教科書として相応しい本だと思います。

高校生時代、1歳年上の先輩の智史(ノンケ)に一目惚れした華奢で女顔の敬太(ゲイ)
何とか付き合うことに成功し3年後の今、同棲中です。
しかし3年間で敬太が身体も急成長し智史を抱きたい衝動も湧き出てしまい…。

想像以上に難しいリバだと思いました。
元々ノンケ×ゲイで体格差も有り、自然と敬太がネコだった。…

0

明治従属タングステン―或る手紙― コミック

たつもとみお 

中原と亮二と美和子と

大正時代の中頃穏やかに暮らすエドと佐伯亮二のもとに中原家の執事から手紙が届くところから始まります。
中原は亮二を酷い境遇から救い上げ学問を教え独り立ちさせてくれた恩人。
物語はその中原の視点からも再度繰り返されます。
中原には子供のいない本妻と後継のための妾もいます。
明治の名家、当時は当たり前の話だったのでしょう。
初顔合わせで可愛い妻を中原は気に入りますが、この奥さんは次第に正気が保…

0

明治従属タングステン 上 コミック

たつもとみお 

髭モジャが気になった

最近こちらの番外編、
「明治従属タングステンー或る手紙ー」が出版されたので読み返しました。
印象的なというかなんやこれというかまず、「明治従属タングステン」というタイトルがなんともいえません。
タイトル見て、
あー明治時代のお話なんだなと判り従属と続けば身分差、主従ものなんだなと判っちゃいますよね、この界隈のかたなら!
で、タングステンとくると、
うーん理科で習ったよね?電球の真ん中に…

1

明治従属タングステン―或る手紙― コミック

たつもとみお 

時代は変化しても、変わらない二人の心

下巻のラストから6年後、時代は大正になっていました。技師としての仕事も順調な二人の所にある手紙が届きます。
上下巻で語られていなかった話が出てきて、とてもよく出来たお話だと理解が深まりました。
エドは「一度離れれば二度と会えない事がこの世では多くある」から、リョウジとはなにかあればすぐに駆けつけられる距離に居たいと言います。急激に産業が発展する一方で、流行病や、戦争や、災害やなど激動の時代にあ…

0

明治従属タングステン 下 コミック

たつもとみお 

世話焼き従者の献身がたまらない

発電所工事が進むに連れて、作業している地元住民の士気が落ちてきたり、そして、地元住民には知らされていなかった、沿岸部の軍事施設の建設に電気を使われてしまうのではないかという噂がたったりと。問題が起きる度に、リョウジの負担を無くそうと、エドが地元住民の中に入って住民の理解を深めたりします。
本当にエドは頭が良いだけでなく、人の心を掴んで仕事を効果的に進める事に長けていました。地元の人達との交流のシ…

0

明治従属タングステン 上 コミック

たつもとみお 

お仕事BL。美しさと闇を抱える二人。

たつもとみお先生の絵は攻めも受けもどちらも美しいんです!こちらの作品は特に明治時代ものという事で、三つ揃いの背広を昼間はキチンと着こなして、しかし夜は浴衣姿などが色っぽいです。
話は主従関係の二人が、発電所の建設に奔走するのですが、仕事の話もキチンとストーリーとして楽しめます。
発電所の技術者であるリョウジは暗闇が怖いという設定で、その従者であるエドは外国人らしいけど、記憶喪失で自分の出自が分…

0

明治従属タングステン―或る手紙― コミック

たつもとみお 

No Title

 電気の普及によって、社会が大きく変わっていく時代背景、唯一無二って感じで好きです。もちろん、絵も大好きです。亮二、エドワード、それぞれの辛すぎる過去が描かれ、救済されていく物語です。エドワードは家事全般できて、亮二の仕事を理論面でも現場でも助けるっていう、すごいスパダリですね。エドワードをすくい上げたのは亮二ですが、暗闇への恐怖、中原への執着、から亮二を解き放ったのは、エドワード。
 互いが出…

0

恋じゃないなら愛かもね 小説

海野幸  たつもとみお 

No Title

結婚相談所でアドバイザーをしてる信彦、2回目のデートに進めない黒川を担当する事になって…。黒川とにかく威圧感がすごくて上から目線で怖いのでも段々魅力に気づき始めて惹かれる信彦……打ち明けられない切なさもあって良かった……

0

明治従属タングステン―或る手紙― コミック

たつもとみお 

2人はたしかに激動のなかで生きていた。

というのも、いきなりあとがきのネタバレからで恐縮ですが、、、
本編読了後に先生が書かれていた100年スパンな時系列表を読むと、ああ…たしかに2人は必死にそこで息をしていて、必死に前向きに生きようとしていたんだなあという軌跡が読み取れ、感涙しました。(最近すぐ泣くまりあげは)


そして今回物語は、現在に軸を起きつつ、ある手紙が亮二とエドのもとへ届いたことで、中原と出会った過去や、エドの妹と…

2
PAGE TOP