ぷれぱーる
◆視覚/触覚『鉛筆とダイヤモンド』
桃子先生の軽やかで繊細で儚いタッチが、存分に活かされている作品でした。生徒のしろを無性に描きたいと思う先生。最初は服を着たままだったのが、ヌードにまで到達し。しろは誰をも寄せ付けない冷たいキャラのように見えたのですが、先生と一緒の時間を過ごすうちに、彼の先生への想いはとても分かりやすいものになってきて、それがとても愛おしかったです。先生のちょっとした一言に赤…
桃子先生の描く表情の素晴らしさが溢れていた作品でした。要となるシーンがいくつかあるのですが、どこをとっても、心がぐっと掴まれるような臨場感を与えてくれる表情なんですよね。想いが堪えきれない切実な表情だったり、ぱっと華やぐような笑顔だったり。BLとファンタジーを絡めた難しい題材を描く中で、作品の魅力を作り上げる1つの大きな要素になっていたと思います。時々見かける入れ替わりネタだけど、こんなに心に訴…
攻め受け両方家庭環境にトラウマを抱えているのだけれど、それがメインで重々しく描かれるわけではなく、あくまでこれからの未来に希望が持てるような爽やかな雰囲気で進行していく作品でした。両親健在だけどまったく顧みてもらえなかった美市と、祖父と賑やかな家庭で暮らしているけど両親を早くに亡くした優。最初は美市が、自分がいなくても平気そうで常に明るい優を、眩しそうに羨ましそうに見ていることが多いんです。でも…