冥花すゐさんのレビュー一覧

イトウさん コミック

冥花すゐ 

W救済BL

有名作なので、あらすじ読まずともちるちるの記事や何やかやでお見かけしていた本作。
なので、多分可哀想な受けが攻めに救済されるお話なんだろうなぁ、とは予想していました。

予想は半分当たりで半分はハズレかな?
実際はお互いが救済されるお話でしたね。
子供の時からウリをやらされ、それだけで生活してきた受けキョウスケと同じく、攻めは任務のためだけに育て上げられた存在でした。
"I&…

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イトウさん コミック

冥花すゐ 

イトウさん…!

次巻のIも含めての感想。

キョウスケが自分をモノ扱いするのが悲しかった。
イトウさんもイトウさんなりにキョウスケのために行動するが、二人とも不器用すぎてすれ違う部分もあり、やっと幸せになるのかと思いきや…。

不謹慎だがボスにいいように操られるイトウさんという構図が好き。ボスの歪んだ愛情や執着が引き金を引くのを躊躇わせたのだと思うとグッとくる。

名前をつけられたことで自我が芽生え…

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I -イトウさん 2- コミック

冥花すゐ 

素晴らしい

とても素晴らしい作品だった。
完成度が高い。1巻が絶版なので紙でも読みたいのに残念。
表紙も素敵だが、背表紙のイトウさんも幼い頃の面影があってかわいい。

イトウさん好きとしては彼の過去が書かれているだけで大満足だった。個人的には主×イトウさんがツボすぎて、二人の不器用さに悶えた。こういうもどかしい関係性が好きすぎる。

メインの二人もなんてかわいい!切ない!
ifの話から現実に引き…

2

Kyrie #1-呪われた蛇- コミック

冥花すゐ 

独創的アレンジの神話

アダムとイブの楽園追放のアレンジ
狼族の聖騎士 × 蛇族の悪魔祓師(エクソシスト)

獣人の聖騎士が、聖堂で出会った呪蛇(カタラ)のキリエが美しいので天の御使いと勘違い。
キリエは、聖騎士のシグレををからかうつもりで「神はいる、君の中に」と告げて、酒場へ去る

勘違いって、面白い・・と讀み進んでいくと、
最後が、怖かった。

0

I -イトウさん 2- コミック

冥花すゐ 

失いたくない想い

1巻で疑問に感じた謎の答えは、2巻にありました。
「キョウスケ君が持つ何か」とは?・・「誰にも消せない想い」だったようです。
・・・・そうか! あのチビ猫と似ていたのか。

★始まりと再生の物語
▶記憶消去
父親に言われて、訳も分からず身売りをした先で仕事人のIと遭遇。
いつもは非情な仕事を行うIなのに、ボスに処分されたチビ猫に似ているキョウスケを、記憶を消去して助ける。

▶一…

1

イトウさん コミック

冥花すゐ 

「記憶操作できないほどの深い想い」

こういう物語を耽美作というのかもしれない。
無駄な線が無い画風 
とても不条理で哀しい世界で育った二人を、無駄な線描が無いシンプルで白っぽい絵で描いています。版画の絵と似ている。垂れ眼のイトウさんの笑顔と和風のキョウスケ君の風貌が醸す雰囲気は哀愁。

生まれおちたのが、その世界だから当たり前に育った殺し屋と男娼の恋。
どちらも心の一部を麻痺させていないと正気を保てない仕事。

イトウ…

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イトウさん コミック

冥花すゐ 

思いの外ほのぼのとした恋模様

一コマ目のキョウスケの絵にハートを撃ち抜かれたので購入しました。絵がすごく雰囲気あって良いです。

殺伐とした設定と世界観ですが、イトウさんとキョウスケの恋愛模様は初々しく、ほのぼのとして可愛いです。

あと、イトウさんのキョウスケの前でデレてるときと仕事の時のギャップが良いです。一撃必殺カッコいい。目付きの鋭さが半端ない。

同時収録の先生×生徒のSMも良かったです。生まれついての王…

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I -イトウさん 2- コミック

冥花すゐ 

タイトルが秀逸

1.2巻通しての感想です。攻めも受けもアンダーグラウンドな職業。小説だと結構好きな展開ですが、なかなか漫画では多くない系統だと思います。答えて姐さんで見かけて興味を持ち購入したので質問した訳じゃないけど教えてくれた姐さんに感謝。

受けのキョウスケも攻めのイトウさんも救いようのない悲惨な境遇で育ちました。18歳になってからも男娼キョウスケの悲惨さは変わらず周りの悪い大人に弄ばれその命は風前の灯…

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Kyrie #2 -隻眼の狼- コミック

冥花すゐ 

信仰とはエゴと紙一重

 どういう方向に話が進んでいくのかなぁと1巻時点ではまったく見当がつきませんでしたが、2巻は勢いもそのままに、濡れ場もしっかり挟みつつ、深い闇の世界観を存分に描ききった上で、最後の最後に救済も待っている、というほとんどの読者が満足できる流れだったのではないでしょうか。改めて冥花先生の構成力と画力に痺れました。神にひたすら従順に仕えてきたけれど、実はずっと憎んできたのだと振り返るシグレと、辛い日々の…

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I -イトウさん 2- コミック

冥花すゐ 

「イトウさん」の育て方。正しい愛(アイ)の育み方。

多くのレビュアーさんが、この続編と併せて読む事をお勧めされていて。その事に納得が行く。
前半は、前作の為のプロローグにあたり、「イトウさん」の成り立ちの説明になっている。
「イトウさん」はやはり、マッドサイエンティストであるボスに、幼ない頃に拐われ、脳をいじられ、殺人兵器として育てられた。名前を付ける事は、余計な感情を生むと思われ、この頃彼は「I」というコードネームを与えられる。
I=アイ。…

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