手嶋サカリさんのレビュー一覧

蟻の婚礼 小説

手嶋サカリ  Ciel 

蟻と人の融合って考えたなぁって思いました

初めは本の題名を見た時はどうなんだと微妙な感じでしたが、面白かったです。ハヤトの翅をもっと見たかった!ミコトが周りを味方につけながら百花油の秘密と王を蘇えさせる方法に辿り着くまでが面白かったです。でも、蘇ってからが短い。協力店ペーパーの番外編が入ってましたが全然足りません。人間の女王がどう奮闘するのか知りたかった。戴冠式もまだだったしね。暗躍してた一宮がどうなったかも知りたい。是非続編お願いします…

4

蟻の婚礼 小説

手嶋サカリ  Ciel 

ありちゃんの世界

まじでアリのコロニーでのお話でした。人外のお話は色々読んだつもりでしたが、アリはお初。さすが手嶋先生、各種設定、書き込みなんかは今まで読んだ先生の作品同様、リアルに感じられて、ファンタジーとして面白かったです。ただ攻め受けにあんまりシンクロしなかったなーと思ったので萌です。書き下ろしの本編のみ260Pほど+先生のあとがきでした。地雷は儀式として出てくる、ちょっとしたプレイかな?手ひどいものには感じ…

1

蟻の婚礼 小説

手嶋サカリ  Ciel 

お…惜しい……

昨年の9月、前作『プライベートバンカー』を読み終えてから、待ちに待っていた手嶋さんの新刊。すごく期待していた所為もあって、点数が辛いです(ごめんなさい)。
いや、面白いんですよ。
でも「なんかもったいない感」が、どうしても拭いきれないのです。

蟻人が支配する世界(コロニー)。ごく稀に蟻人から人間も生まれてきますが、体が弱こともあって大変少数です。この世界では『人間は蟻人の祖先』とされてい…

5

蟻の婚礼 小説

手嶋サカリ  Ciel 

女王となる為の儀式が・・・っ!!

初読みの作家さんですが、設定に惹かれて購入です。
人間と蟻が融合した「蟻人」が暮らす氷に包まれた世界と、ファンタジーなのですがSFっぽくもありと、何とも不思議な世界観。
特に、女王になるための儀式には萌えました!!

内容です。
氷に閉ざされ、わずかな大地・コロニーで暮らす女王を頂点とした「蟻人」達の世界。
蟻人達に蔑まれる「人間」であるミコトは、何故か女王崩御によって次代女王候補の徴…

7

プライベートバンカー 小説

手嶋サカリ  小椋ムク 

お仕事描写が素晴らしい!

個人的に一番今後を期待している作家さんです。年一ペースなのかな?やっと来月新刊が出るということで、大好きなこちらを再読してみました。

タイトル通りバンカー視点のお仕事モノです。ちょっと硬めのクセのない文章で分かりやすくしっかりとこの世界を構築しているので、専門用語につっかかることなく読み進めることができます。最初からカタカナ・漢字・アルファベットが飛び交いますが、深く考えずにドラマを見ている…

4

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番外編ショート16作品

ショートなんですが、後日談ということで甘い話ばかりでした。

尾上セイラ「ジンの鍵と三つの願い」 (「千の夜とジンの鍵」より)
「三つの願い事」を考える仁の話。そして、ただ一つの願い事を叶えるユクセルの話。

さとむら緑「恋のない国」(「魔法のない国の王子」より)
イリアがヨアヒムに心を許していく様と、静とヨアヒムの山桃かけヨーグルトの話。

「vital signs」凪良ゆう(「…

0

プライベートバンカー 小説

手嶋サカリ  小椋ムク 

最後のシーンがぐっとキて好き

面白かったです。うん、先生、次回作も凄く楽しみにしています。
前作もそうでしたが、登場するキャラの周辺、背景を
書き込まれているように思うので、シンクロしやすいです。
ふわふわした甘さなどとは全く正反対な印象で、
生身の人間のぶつかり合い話がお好きな方はいいのではと感じました。
地雷は お道具 が出てくるところでしょうか?
書き下ろし270P+手嶋先生のあとがき です。

東京、香…

4

藍より昏く秘めやかに  小説

手嶋サカリ  amco 

政治家関係のしっかりしたお話

プライベートバンカーを読みたくて、先にこっちを手に。
他のレビューアの方が書いておられるとおり、
すごくしっかりした政治家関係のお話で、読み応えたっぷり、
書き下ろし290P+先生のあとがき でした。
地雷はあんまり思いつきません。

登場人物は
受け:富山の名家出身の代議士の一人息子。
   事情により10年前に家を出て東京で働く。
攻め:受けの幼馴染。政治家の秘書をしていたが…

3

藍より昏く秘めやかに  小説

手嶋サカリ  amco 

「作者は議員秘書か?」と思うほどリアル

電子書籍で読了。挿絵有り。amcoさんのイラストは美しい絵柄というだけではなく独特の雰囲気があり、脳内妄想をかなり補完していただきました。

最初に読んだ『プライベートバンカー』が好みだったものですから→『僕の、なれない君』→本作と続けて読みました。で、思ったことなんですけれど、最初に盛大に(あらすじとは違った意味で)ネタバレしちゃいます。





「これは、手嶋さん……ファザコ…

6

僕の、なれない君 小説

手嶋サカリ 

BLって一種の青春小説だと思うのです

電子書籍で読了。挿絵はあるのですけれど……小さい。アップならまだましなのですが、ロングの構図だと、私の裸眼では見えません(泣)。

『プライベートバンカー』が好みだったので購入したのですが、この方(手嶋さん)は『若気の至りで生まれる疎外感』を描くのがとてもお上手!真に迫るものがあります。このお話では、崎谷がそうなのですが、周囲の期待に応えようとして頑張って、とことん頑張るのですけれど、それでも…

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