禾田みちるさんのレビュー一覧

泣かせてみたい(5) 小説

川原つばさ  禾田みちる 

巻が進めば進むほど面白くなるシリーズ

この巻で、「あー、ハマったなァ」と思いました。
尻上がりに面白くなっていくこのシリーズ、すっかりファンです。
最初のほうの巻でビミョーにイライラさせられた主人公のガキっぽさ、どっちなんだろうなと思ってたんだけど、作者の計算の範疇にあったことを確信しました。や、BLにはたまに、『そのまんま』っていう作品もあるもんで、疑ってたんですよ。スイマセン。

刑務所に入った健と離ればなれになり、働いていたホテ…

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ROSE GARDEN -ローズガーデン(2) 小説

木原音瀬  禾田みちる 

うあああああ 悪魔に泣かされる

どこまでも献身的な悪魔についに泣かされる下巻。
いや、人によっては上巻できていたのかもしれない・・・。

そして天使にも転機が・・・

最後まで天使を許すことが出来るものか!
と思っていたのに、感情の変化は起きるものです・・・。

離れて二人の切ないやりとりがまた胸を締め付けてくる。
そのドラマはあなたの目で確認してください・・・。

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ROSE GARDEN -ローズガーデン(1) 小説

木原音瀬  禾田みちる 

天使に憎しみが芽生えた

悪魔が哀れで切なくて、
その気持ちをことごとく裏切る天使に憎しみを覚えた。

天使が好きになれなくて、それでも悪魔の真摯さに心打たれて、悪魔の幸せを願わずには居られない上巻です。

被害者は天使なのかもしれないのに、何時までも必死な悪魔の顔が、慈しむ悪魔の表情が胸を締め付けて離さない。

どうしてわかってくれないのか・・・!!

不安を覚えつつ下巻に・・・たぶんそれで正解!
木…

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泣かせてみたい(4) 小説

川原つばさ  禾田みちる 

攻めが殺人を犯して刑務所にいっちゃった!

ハードな展開になってました、シリーズ第四巻です。
受けは真面目なホテルマン(コンシェルジェ)を目指してて、攻めは何を生業にしてるのかいまいち分からないアウトローで、お互いに住む世界がまったく違うのだ。
ついにこの巻で、攻めは殺人を犯して刑務所に入ることになってしまう。
懲役だよ懲役、長ーく会えないよ、いいのかこの展開はw

ただこのシリーズは、純愛一直線じゃないところが好きです。
受けの、攻めに対…

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泣かせてみたい(3) 小説

川原つばさ  禾田みちる 

シリーズ三冊目、面白くなってきました

巻が進むごとに面白くなってきてるので嬉しいです。シリーズものって、どんどんつまんなくなる場合もよくあるけど、このシリーズは大丈夫です。
ラブがぜんぜん進みませんがw、これでok。完全にくっついちゃうと、ビミョーに興味が削がれるし。
ラブ的要素が小出しなんです。待てをくらった犬のようにハァハァしてしまう。
主人公の三角関係カップルに限らず、兄貴のカップルも、いったいどんな関係なのか、お互いにどう思っ…

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泣かせてみたい(2) 小説

川原つばさ  禾田みちる 

シリーズ二冊目

ホテルマンの星、コンシェルジェを目指す男の子の、成長ストーリー第二弾です。
ラブ要素薄めです。
サービス業には向かない直情型の主人公が、あっちにぶつかり、こっちにぶつかり、三歩進んで二歩下がり、ストレスためながら頑張ってました。
ホテル業界の裏話的なお話が面白いです。
外国人の客を持ち上げ、日本人の客を下げる部分がよくあるので、『日本人客のマナーの良さをちょっと過小評価しすぎじゃないかなァ』とは思…

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泣かせてみたい(1) 小説

川原つばさ  禾田みちる 

舞台はホテル

ホテルマン(コンシェルジェ)を目指す男の子が主人公です。
高校を中退し、ホストとして働いてたんだけど、ホテルマンをしてる義理の兄に引き取られ、一緒に暮らすことになる。
いわゆる成長ストーリーというやつです。
一生懸命な主人公の考えかたが青臭くて、ところどころむず痒くなりながら読みました。こういうものを素直に読むには、私は老いてすぎてしまったのかもw
ラブより主人公の成長に重点が置かれてます。
ラブ…

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スノーライン コミック

禾田みちる 

絵柄と内容の攻防

煌びやかな絵柄なのに受はゾンビで攻は雪男…
読む前に挫折してしまいそうな道具立てです。
しかもそこに三角関係の相手として刑事まで
絡んできて…。

読む前なら、この情報だけで際物と思って避けてる
でしょうね、確実に。
ところが読んでみるとこれらの道具立てが実に
良く活かされてラブコメが成立しているのです。
版元の梗概では『スパイシーLOVE』となっていますが
どちらかと言えばか…

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薄荷ろまんす コミック

禾田みちる 

因縁は廻る

シリーズ初出が95年ですから当世の流行と比べ
絵柄に違和感を覚える方がいて当然と言えば当然で
あるかも知れません。
評者が感じるのは甘い懐かしさですね。

さて、この作品では粗筋で語られている他に更に
展開をややこし目にする糸がもう一本絡んでいます。
兵藤の想い人と永西の因縁です。
その因縁がなければ恐らく兵藤は永西の存在を
気に留める様な事はなかったでしょうし、永西が
兵頭を…

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幻惑の鼓動(18) コミック

禾田みちる  吉原理恵子 

…どうしよう。岡島さんがお母さんに見えてきた。

前巻は蓮の結界崩壊から浄化までが済んだかと思えば、葉月始動! &淳大丈夫? なところで終わっていて続きが気になっていました。
ずっと現代での戦いを読み続けて来たせいか、日常篇が新鮮。
今まではひたすらストーリーの深さや世界観の緻密さ、和テイストな設定が面白い! 凄い! とわくわくしながら読み進めて来ましたが18巻は“萌”の巻です。


岡島と云う条件付きで漸く塔谷の「檻」から離れることと…

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