禾田みちるさんのレビュー一覧

ROSE GARDEN -ローズガーデン(2) 小説

木原音瀬  禾田みちる 

自業自得と言ってしまえばそれまでだが、それでもせつないものはせつない。

1巻の続き。
ウォーレンは傷つきながらも常にカイルために一生懸命で。
嘘を重ねていった結果、カイルはウォーレンに更なる傷を与えて。
そのことに少し心が動くものの、やはり自分が天に還りたいことの方が先に立ち。
遂には還っていってしまうのだけれど。
そこにはカイルが求めていたようなものはなく。
カイルのいない間に確かに時は流れていて。
自分の思い描いていたものとは違う世界。
淋しさが募…

5

ROSE GARDEN -ローズガーデン(1) 小説

木原音瀬  禾田みちる 

健気な悪魔と傲慢な天使と。

木原作品2作目です。
何を読もうか考えながらこちらの作品リストとか見てたんですけども。
特別ファンタジーが好きというわけではないのに、何故かこの作品に惹かれるものを感じて手にとってみました。

悪魔のウォーレンと天使のカイルの物語。
この巻ではウォーレンの健気さがとにかく目立ちました。
いわゆる「悪魔」と称されるイメージの非道なところはまるでなく。
ただただ大事に育てられてまっすぐに…

2

キャンディ・フェイク 小説

川原つばさ  禾田みちる 

ペンネームは『エイリアン通り』のヒロインの名前

『ゴールデン・ルール』の頃から好きで、不二家の同人誌『Myuhy』も読んだりしましたが、『プラトニック・ダンス』と『邪道』は途中で挫折してしまいました・・・。
でもこの『泣かせてみたい』シリーズだけは必ず最後まで付き合います。


高校を中退し、目的もなく生きていた慎吾。
義父の入院により、コンシェルジェである義兄・貴奨と同居することとなる。
そして慎吾もまた、コンシェルジェになること…

2

ROSE GARDEN コミック

木原音瀬  禾田みちる 

やさしいお伽話

原作は木原作品の中では評価が低いので読む気無かったのですが、ergoでチラッと見て絵の綺麗さに気になり「一応チェックしとくか」ぐらいの気持ちで買ったら・・・涙涙です(TーT)

そのほとんどがウォーレンのためです。
ただひたすらにカイルの為だけに命をかけ、羽を失い、左目も失い・・・

本当にスネアに出会えて良かった×2
そうしなければカイルは名前すら忘れてました、30年口聞いてないから…

1

ROSE GARDEN コミック

木原音瀬  禾田みちる 

原作読まねば!

悪魔と天使の存在を考え直したくなるお話です。
小説は積読中なので、その後のお話を読むためにそろそろ引っ張り出してこないといけませんね。(小説にはこの後のお話もあるんだそうで。)

泣けるお話なのですが、どこで泣いたかと言えば、心優しい悪魔のウォーレンの悲しみに同調したわけでも、独りよがりな天使のカイルが他人を思いやる気持ちを持てるようになったことを喜んだからでもなく、語り部であるスネアが身近…

0

ROSE GARDEN コミック

木原音瀬  禾田みちる 

原作すごい好きだったんですよね~~

一巻の終わりがかわいそうすぎて、二巻読みたいのに読めなかったんですが。(爆)
でも、確かに小説だとどーもつらすぎて駄目なようなのでも、結構漫画だとサラッと読めたりはしますね・・・
この話、確かに漫画の方が私的には読みやすいかも、と思いました。もちろん小説と漫画で媒体違えば、また話のカンジも変わってくるとは思うんですけどね。
本屋で表紙みたら、禾田みちるってすごく原作のときよりも絵のカンジとか…

2

ROSE GARDEN コミック

木原音瀬  禾田みちる 

素敵すぎます!必読ですっ

はぁぁぁぁああうッ
…だいたい私がこういう嬌声をあげる時は、なにかにつけて激萌えしています笑。
私は天使と悪魔という存在が大好きです。 羽根とか。キラキラとか。後ろ暗さとか。
こちらはアンソロジー「ergo」で連載されていた、木原音瀬先生の同名小説のコミカライズ作品です。
原作ではカイルの底意地の悪さが良い感じに露呈されていて、 そういう意味では自分の中の好みとはちょっと違った方面性…

3

キャンディ・フェイク 小説

川原つばさ  禾田みちる 

うおおぉおぉぉ…続き読みてえぇえぇぇぇ!!!

ここのところ、シリーズものに手を出しては「げっ、まだ続いてる!しかも最後の巻が出てからかなりの年月が経ってる…」という作品に出会ってしまうんですが、非常に悲しいw
このシリーズも、あまりにもいいところで終わってるので、待ちくたびれてハゲそうな予感が…2004年かァ…続き、出ますよね?出ると言ってください(涙)
ちなみに既刊本を順番に並べると、『泣かせてみたい1~6』『ブラザー・チャージ』『キャンデ…

1

ブラザー・チャージ 小説

川原つばさ  禾田みちる 

装いを新たに、新しい章へと突入したシリーズ

『泣かせてみたい1~6』の続きです。
ずっと一人称だったシリーズなんですが、この本から三人称になり、ありとあらゆる登場人物の角度から、物語が語られるようになりました。
深みが増して、面白さが激増してました。
『泣かせてみたい』の一巻を読んだときは、「こんなもんかー」ってビミョーに思っちゃってたんですが、ここにきて、このシリーズが大人気だった理由が分かりました。
めっちゃ面白いです。

慎吾の成長に…

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泣かせてみたい(6) 小説

川原つばさ  禾田みちる 

巻を重ねるたびに面白くなるシリーズ

五巻のレビューでもまったく同じことを書いたんですが、もう一度書きます!巻を重ねるたびに面白くなるシリーズです。
一巻より二巻、二巻より三巻、三巻より四巻、四巻より五巻、そして五巻より六巻。
この六巻でいったん区切りとなって、このシリーズは『ブラザー・チャージ』『キャンディ・フェイク』と続いていくんですが、そこでさらに面白くなります。

この巻で主人公の慎吾には、悲惨な事件がふりかかる。のちのちに伏…

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