志村貴子さんのレビュー一覧

ブルーム・ブラザーズ 1 コミック

志村貴子 

濡れ場なし、でありながら、恋愛要素はガッツリ

作家買い。
志村さん初となるon BLUE作品。on BLUEは個人的にハズレがないレーベルで、かつ志村さん作品ということで発売を心待ちにしていました。

志村さんの新刊のテーマはタイトルからもわかるようにズバリ「兄弟」。
うんうん、志村さんと言えば兄弟もの、っていうイメージは強いよね、と思いつつ手に取りました。

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

3

ブルーム・ブラザーズ 1 コミック

志村貴子 

NoTitle

表紙二人のガチBLを想像しない方がいいかもしれません、兄弟と友人にまつわる恋愛もしくはBLという感じです。右の子が左の兄に片想いしてるけど今の所プラトニックです。

最初の話の兄の屑っぷりが凄いのでこれ以降どうなるかと思ってたのですが、割と穏やかな話が続きます。デカいオネエと三白眼チビの兄弟の話は一般誌でやっても問題無いような健全な話で湿度高めのストーリーの中で清涼剤でした、次巻は多分表紙の話…

0

ブルーム・ブラザーズ 1 コミック

志村貴子 

さまざまな兄弟のカタチ

志村先生の兄弟BLといえば「起きて最初にすることは」だと思うのですが、こちらは義兄弟の気持ちの揺れ動きを見事に描いたダメ恋ストーリー。
本作は片想いはあれど兄弟で恋愛をする話ではなく、兄弟やその周囲の人々を描いた連作短編集です。

日常の中にある非日常を描かせたら、志村先生の右に出る者はいないと思います。
可愛い絵柄からは想像出来ないほど赤裸々に綴られる物語は、憤りさえ感じさせるものもあり…

5

ブルーム・ブラザーズ 1 コミック

志村貴子 

兄弟とボーイズラブ

電子書籍先行配信で買いました。

兄弟BLではなく、兄弟とボーイズラブの短編集でした。
全3組の兄弟はそれぞれ関係性が異なりますが、全員同性が恋愛対象で、その相手が兄弟だったり、別の人だったりします。
濃淡はともかく兄弟BLを期待して読むと「どうして~~~」という気持ちになってしまうので(単にわたしがそうなったというだけの話ですが)、ボーイズラブの中にいる様々な兄弟の話くらいに思って読んだ…

0

さよなら、おとこのこ 3 コミック

志村貴子 

お互いの存在を得て、前進していく青年に萌えが滾る

『さよなら、おとこのこ』の3巻目にして完結編。

劇団員のかなでと、バスの運転手の勇紀。二人は同棲中の恋人。
ところがある日、かなでが突然子どもになってしまって―。

というファンタジー要素モリモリの今作品。

なぜかなでは子どもの姿になってしまったのか。
そして元に戻ることができるのか。

そこを軸に進むストーリー。けれど、今作品で描かれているのは、ゲイであるということに対す…

7

起きて最初にすることは コミック

志村貴子 

重く描かれていない故の

重い話を重くならないように描いています。とにかく重く重くしようとする作品も多い中、この柔らかさはすごい。
ただ自分は作品の中で辛さが消化されていないともやもやしてしまうので、両親や周囲や今後に思いを寄せて、逆に気分が沈みます。

もともと兄弟もの(こちらは義理)がそこまで好きではないというか、自分の倫理観に合わない作品に拒否反応を抱きがちで。そういったところでこの作品の萌も減ってしまうのです…

0

起きて最初にすることは コミック

志村貴子 

兄ちゃんの自制心がなさすぎて

志村先生のBL以外の作品が好きで、結構前にBLも描かれてるんだと驚いて手に取った作品。
兄弟ものは義理だろうがガチだろうが大好物なので、ワクワクして読んだのだけど、萌えがなくて残念だった。
読み返しても印象変わらずです。

ゲイの兄ちゃんの片想いに切なさを感じるより、なんというか、痛い人と思ってしまって終始いたたまれない。
本当に不憫なのは報われない想いを抱いている兄じゃなくて、自分の性…

1

さよなら、おとこのこ 2 コミック

志村貴子 

2巻!!
前回のお話しがすごく好みだったのですごく楽しみにしてました。
なぜ小さい姿になってしまったのか。
小さい姿になった意味。
何を想い、何を考え、どうしたかったのか。
過去の恋。今の恋。思いそれから。
物語の確執の部分が少しずつ明かされていく展開です。

正直こんなしっかりした話だと思ってなかったわ(^_^;)
軽い気持ちで読んでた。

完結したころにまとめて読むと

4

起きて最初にすることは コミック

志村貴子 

新しい義理の兄弟もの

義理の兄弟はよくある設定ですが新しい展開ですね。

しかし弟は残酷ですね。幼さゆえか。兄のシーンを目撃して言いふらすなんて。勝手にドアを開けたの自分なのに。

でも兄は恨んでません。見せた自分の責任だと思ってます。イジメ→不登校→退学→ニートへと転落人生。

それでも弟が大好きで。
弟も何だかんだ言っても少しずつ譲歩してますね。
兄がホモだとばらした責任を取ってるのか、心底嫌ではな…

2

さよなら、おとこのこ 2 コミック

志村貴子 

超ぶっちゃけると、難しかったー‥‥‥‥‥。

何度も読み返してしまいました。
(それとは別に1巻も読み返し必須だった)


以下、とりとめなさすぎる感想を。

かなでが忘れようとしていたあれこれが一つずつ掘り起こされて、それらと向き合って、自分だけのお話を作り上げるという展開になると思うんですよね。
逃げずに己の現実を見つめよ、まずはそこからだ、みたいな。

そして、あの人ならざるものが、かなでと勇紀の二人にしか見えないとい…

4
PAGE TOP