波真田かもめさんのレビュー一覧

君恋 社会人編 1(アンソロジー) コミック

阿部あかね  波真田かもめ 

大人だからこじらせる恋

社会人編というのがそそります。
それなりに色んな経験積んで大人になっても
人を好きになる気持ちはいつだって変わらず
且つ未来を危惧して今を選べない苦しさがあるわけで。
後悔したりこいつは駄目だと知りながら回避出来ない恋がそれぞれにあります。
全ての答えは当事者にしかわからない想いだったり
相手にしか見せない表情だったり、
どうにも揺さぶられてしまうのは不可抗力なのでしょうね。

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恋かもしれない(3) コミック

波真田かもめ 

どんどん大人になっていく弥生

 2巻まではどこか一線を引いて弥生に接していた踊場。でも、この3巻では自分の弥生への気持ちも完全に認め、それでも自分から前には踏み出せないのだけれど、弥生の言葉に背中を押されてとうとう吹っ切れたみたいですね。皆が皆、世間の目を気にせず堂々と付き合わなければならないわけじゃない。周りに知られないようこっそり付き合うのもありじゃないかという弥生の台詞が、シンプルなんだけどこの歳で言えるのはすごいなぁと…

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恋かもしれない(2) コミック

波真田かもめ 

ロールキャベツ男子な踊場に萌え

 踊場が弥生からの好意をちゃんと認識していながら、結構振り回していましたね。それは別に安心して胡座をかいているわけではなくて、年齢差やノンケへの配慮だったり、自分が傷付かないようにするための予防線でもあったりするんでしょうけど。でも、弥生にとっては狡い大人のやり口には変わりなくて。踊場の態度のせいで喧嘩したりもするけれど、お互い週1の逢瀬を楽しみにしているのは同じで、顔を合わせれば自然と楽しそうな…

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恋かもしれない(1) コミック

波真田かもめ 

波真田先生の描く色っぽい受け、素晴らしい

 受けの踊場が黒髪眼鏡という真面目そうな容姿なんですが、物語が進むにつれて色気の出てくるようなキャラでとても素敵でした。意外と口調が男っぽいところもいいですね。波真田先生の作品は『おはおや』シリーズしか読んだことがなかったので、こういう大人の余裕がある受けは初めてで、新たな魅力を知れた気分です。年下の攻め・弥生を無自覚に惹き付ける踊場、ゲイではないのについつい彼を目で追ってしまう弥生という関係性が…

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放課後はちみつ コミック

波真田かもめ 

懐かしくもちょっと切ない学生時代

ストーリーとしてはまとまっていると思うのですが、
どうもいまいち蜂谷くんの心情が掴めず、
花織くんと一緒に「どうして?」「どうして?」と不可解な気分に。
書き下ろしで補充されているのかと思いきや、そうでもなく……

花織くんの心情はとてもよくわかるのに、
蜂谷くんが花織くんに惚れる過程がよくわからない。
その辺、もう少し蜂谷くんサイドの話を読んでみたかった!


それでも!

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たとえばこんな恋のはなし コミック

波真田かもめ 

独特の浮遊感

最初50ページを読んでいる間は「漫画がおかしいのか、私の常識がおかしいのか…」と少し不安になりましたが、それ以降は明良の心理描写と優のぎこちなさが良かったです。

実在のカップルをモデルにした話なんですが、全体的に独特の浮遊感があって、読後に不思議さが残るお話でした

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一生続けられない仕事 完結記念 トリビュートBOOK グッズ

ユギ先生、おめでとうございます!

いやほんとに、各先生方の当作に対する愛情たるや!
2010年?から足掛け8年かな、ユギ先生、完結本当におめでとうございます!4巻楽しみにしています。

そもそも円陣先生が「寄稿しました」と呟かれ我慢できずに購入したので、寄稿された先生方のページ数をw。
ユギ先生のコミック8P、SHOOWA先生、ウノハナ先生、エンゾウ先生、波真田かもめ先生、藤本ハルキ先生、三月えみ先生、ユキムラ先生が1Pず…

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一生続けられない仕事 完結記念 トリビュートBOOK グッズ

おもしろ豪華

「永久保存版!」の文言に違わぬ小冊子だと思います。
表紙はちょっとクールにキメた早坂。
そして前半は、山田ユギ先生ご自身による描き下ろしマンガ「早坂、先輩になる」。
内容はチャラい司法修習生がやってきて早坂の下につく、というお話です。
せっかく早坂がキリッと生真面目にやってるのに、森が来て早坂を「よっしー」なんて呼ぶから、チャラ男くんも早坂をよっしー呼びするようになっちゃう。
でも三上先…

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一生続けられない仕事 完結記念 トリビュートBOOK グッズ

豪華作家陣による「一生続けられない仕事」完結のお祝い!

「麗人 2018年11月号」の付録は、「一生続けられない仕事」完結記念のトリビュートBOOK!
ユギ先生ご本人もショートストーリーを描き下ろしされていますが、トリビュートに参加している作家陣の豪華さといったら!
眺めてるだけでテンション上がる~♪

雑誌一冊買うだけで小冊子を入手できるのも嬉しい!
(複数買って、振込して、応募券発送してって手順がいらないなんて…楽!)

※麗人本誌の…

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おはようとおやすみとそのあとに Dear コミック

波真田かもめ 

リアルな同棲生活にさらに踏み込んだ感じ

 今まで出会った当初を除いて全体的に2人がそんなに喧嘩をしているようなイメージはなかったのですが、こちらではお互いの虫の居所がちょっと悪い日など、穏やかな日々だけではなくマイナスな感情の日だってある、ということが一番リアルに描かれていたような気がします。また、同棲を始めた当初の2人がどう振る舞っていいか戸惑いながら、いつも通りの日々を取り戻していく過程も描かれていました。なるほど、こんな風に伊介は…

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