火崎勇さんのレビュー一覧

最後の純愛 小説

火崎勇  宝井さき 

あまりにもヘタレ過ぎる攻め

攻めがヘタレで女々しくて、攻め視点なので余計にきつかったです。
その反対に、受けは男らしくキッパリさっぱりしていて、かっこよかったです。

フリーライター・巨摩秋庭 ヘタレ乙女攻め×リーマン・芝恭弘 気丈大人受け
アパートが無くなって引っ越し先に困っていた所を、友人の紹介で芝に会う。
煙草は吸うし、重い本ばかりだがいいのかと言うと、率直に答えて性格がいい芝に好意を抱く。
上手くいって…

2

胸の獣 小説

火崎勇  石原理 

男のプライドが生きている

肉食獣同士の恋愛で、対等な立場を求める男と男の恋愛って所がよく出ていました。
受け受けしくない受けをお探しの方に、お勧めです。
攻めが浮気をするのが苦手な方は、ご注意。
火崎勇さんの本の中でも、異色作という印象を受けました。
新書版で発行されていたものを文庫化したもので、時代に合わせて内容を少し修正しましたが、収録作品の違いはないです。石原理さんの挿絵が作中人物像と絶妙にマッチしています。…

1

この手の先に… 小説

火崎勇  円陣闇丸 

どちらも臆病すぎた

恋愛に対してトラウマがあるので、臆病な受けが出てきます。

宝飾関係の会社・朝比大 俺様攻め×印刷会社・佐倉波人 真面目ネガティブトラウマ受け
毎夏、参加していたキャンプで、初恋の人が出来る。住所も交換して、来年の夏に恋人になろうと約束をする。
それなのに、キャンプには来なくて手紙も返事が来なくて、振られたと思って過去の傷でトラウマに。
エレベーターで毎朝会う人の手が気になっていたが、過…

0

花に射す影 小説

火崎勇  朝南かつみ 

突然の失踪の理由とは?

王道な展開であらすじを見ただけであらかたの予想が出来ても、ネタばらしを読むのが楽しみという話でした。
攻めの仕事を頑張っている描写が、仕事が出来る攻め好きにはヒットでした。

松阪家の愛人の息子・仁科史郎 一途硬派攻め×松坂家の養子と言われる杉浦日向 健気メガネ受け
母親が愛人で息子の仁科は妄執の犠牲者となり、女と言うものに複雑な思いを抱くように。
大学で杉浦に会って、誰にでも笑顔で親切…

0

命令を待ってる 小説

火崎勇  葛井美鳥 

とても優しい攻め

攻めの純愛で、とにかく受けに優しい大人の攻めが出てきます。

デザイン文具の輸入販売店社長・大月一馬 抱擁攻め×雑誌社の記者・市来礼 トラウマ受け
編集の市来は、特別が嫌いで、特別が怖い。
それは、特別に父親が有給休暇を取って、特別に学校が休みでない日に休んで、特別に遊園地に行って、そんな特別な日に両親と事故にあって全てを無くしたから。
だから、平凡がいい。平凡に生きていられれば、いい。…

2

夢は夜ごとに訪れて 小説

火崎勇  みささぎ楓李 

淡々としたピュアラブ

ありふれた日常に恋が少しずつ取り込まれていく感じが何ともいえずよかったです。
意外とこういう淡々とした話って好きかも。
よくある大学生活と「小林さん」が訪れるようになった一人暮らしのアパート。会話や雰囲気にセンスがあるし、奇抜さは感じないけどいい話だなと思えます。物語の中で唯一、傷心の男を拾う形になるところが非日常な部分としてあるわけで・・・。
ありふれてるけれども本人たちにとっては事件とい…

0

カラッポの卵 小説

火崎勇  明森びびか 

優秀になりきれてしまった弟の悲哀

目標をなくしてしまった男が、自分の望みが出来るようになるまで。
「キープハート」は優秀な兄を亡くした弟(受け)が、家族からスポイルされて自分では何も出来ないダメな子に落とされますが、「カラッポの卵」では、亡くした兄のように優秀になることが出来てしまった弟(攻め)が出てきます。

フロアチーフ・石動克巳(25)マイペース攻め×フロアチーフ・弓川一意(25)元気素直強気受け
弓川が高校生の時…

0

ダイヤモンドは傷つかない 小説

火崎勇  ハルアキラ 

求む!続編!!

攻・副会長の山岸宗一
受・生徒会長の香月北斗

裕福な家に生まれ、頭もよく、容姿も端麗。
恵まれすぎてる人間が生徒会長やってたりすると、とことん嫌われるか、熱狂的に慕われるか、どっちかですよね。
北斗は慕われている方ですね。
それはやはり彼の性格が大きな要因です。

不正を嫌う潔癖なトコロ。
自分の持っている権力を私利私欲で振りかざすのは許せない。
だから横暴な生徒会長の行為に…

1

メビウスの恋人 小説

火崎勇  紺野けい子 

ヘタレ社長が最終で挽回

惚れた男の為に、ヘタレ社長がはりきって頑張るのが見物でした。
受けがなぜ思いを受けいられないのかと、受けの正体を探るのが作品の肝でした。

レストランチェーン社長・海門高雄 ヘタレ単純攻め× インテリアショップ店員・八重垣陽 マイペース受け
海門は用地買収をして新しいレストランを作ろうとしていたが、あと1軒で計画がストップする。
廃屋だと思っていたそこはレストランを営業していた上に、犬猿…

0

雲の形が変わる前に 小説

火崎勇  暮越咲耶 

常に全力で、手を抜かずに前向きに

読むと気持ちが前向きになる本で、落ち込んだ時にいいかもしれません。
高校卒業の時の告白のやりなおしって感じで、リーマン同士なんですが若さを強く感じさせられました。

宝丈酒造営業・三角森 ツンデレ甘えんぼ攻め×広告会社営業・永橋友希 真面目ポジティブ受け
2人は高校の同級生同士だったが、取引先相手として再会することになる。
卒業の時にラブレターを書いたのに待ち合わせ場所に来なかった三角に…

0
PAGE TOP