火崎勇さんのレビュー一覧

ただ一人の男(2) 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

健気になった受け様

シリーズ物の2作目になります。前回様々なトラブルに
見舞われながらも、恋人同士になった二人のその後です。
さぞやラブラブかと思いきや、やっぱりデロ甘にはなりません。
如月は尾崎をただ一人の男と認識してはいますが
相変わらずそれ以外は人形状態にしか思えない状態。
1作目にかかわった尾崎の昔の舎弟と勤め先のマスターだけは
例外になりつつ、それ以外には興味も関心もないです。
それでも尾崎の…

1

もう一度キスから 小説

火崎勇  北沢きょう 

俺様だ~!!嫌な奴でした。

すっごくムカつく攻めでしたね~!
どうしてやろうか!!って思うぐらい俺様で嫌な奴でした。その俺様的な事を計算してしている所がもう特に嫌でしたね。
再会ものなのですが、最初はムカつきながらも結構引き込まれて楽しませていただきました。
ラストは攻めも変わって行き、ただ健気に待つだけだった受けも成長してと、面白かったです。

再会ものです。
大学の頃知り合って、大杉は峰岸の事が好きだ…

3

もう一度キスから 小説

火崎勇  北沢きょう 

身勝手な恋愛だねぇ~

これは・・・ほんとになんて身勝手な男なんだろう!って
久々に躊躇なく思える攻め様でしたね~
まるで大好きな子を苛めて関心を惹きたい小学生です。
下手に大人な分だけ性質が悪いんですよね。
本人は飴と鞭を上手に使い分けているつもりでも
S道の才能がないので独りよがりでしかないです。
簡単に言えばどんなことをしても絶対に受け様が
離れて行かないって言う根拠のない自信と無意味な
プライドを…

3

同居人はケダモノ!? 小説

火崎勇  一馬友巳 

設定に無理有り過ぎ

義兄弟モノって事で、近親モノスキーとしてはこれは読まねば!!!で読んでみたんですが、うーん……ストーリー的には可も無し不可も無しなんですが、設定がですね……無理有り過ぎます!

杳〔受〕は、6年間音信不通の連れ子同士の義兄弟の弟である遼一〔攻〕を探していて、偶然に彼がルームシェア相手募集している事を知り、髪を染めメガネをコンタクトにして偽名を使い遼一の同居人になります。
6年間会っていないと…

0

Doubt -ダウト- 小説

火崎勇  氷栗優 

オネエ??攻

母親の死後に、新しく「お母さん」として父親が連れてきた相手が男だった!!主人公の海都はそれがどうしても許せずに長年たった今も反発しています。
この辺はお前、もっと大人になれよーーって感じです。

その海都〔受〕が親のコネで入ったブライダルサロンでメイク担当をしていたのがオネエ言葉を使う東堂〔攻〕
家庭環境のせいでゲイやオカマに生理的嫌悪感のある海都は、表面こそには出しませんが内心はそれを嫌…

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秘書喫茶 -ビジネスタイム- 小説

火崎勇  いさき李果 

面白い設定だね

秘書喫茶、なんか心惹かれますねぇ~              
ホストの紳士バージョンかと思っちゃうネーミングだけど、
そこはまるっきり違うビジネスの秘書でしたね(笑)
企業に属さない秘書が会員向けに高額報酬と引き換えに
経営者に能力を提供するシステムでした。             
これは、シリーズになりそうな設定みたいなのでまた楽しみです。
今回は父親の急死の後を継いで社長に就任…

0

スプーンポジション 小説

火崎勇  越智千文 

スプーンポジション・・安心の抱き合い方

お腹と背中をくっつけて同じ方向を向いた、スプーンを重ねたようなコンパクトな抱っこの事だそうです^^b
あ~成る程、膝と膝をどうしよう?とか顔と顔が近くなくて気兼ねない良い抱き合い方だよなぁ~♪

常盤(受)は、久し振りに会った大学時代からの親友・雲井(攻)から「実は昔から好きだった」と告白されて驚くものの、雲井との付き合いの心地良さに付き離せない。
男に好かれている事と親友との差の葛藤と、…

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メビウスの恋人 小説

火崎勇  紺野けい子 

掴めそうで掴めない

特に目新しい要素は感じなかったのですが、攻めの攻勢をうまくすり抜けていく受けが気に入りました。
掴めそうで掴めない、影法師のような、そんなミステリアスな所も秘めてる受けに、攻めがどんどん惹かれていく様子が私のツボにはまりました。
でも、受けが言う「秘密」がストーリー中盤で読めてしまったのがもったいなかったかな。
私的には、もっともっと受けに攻めを翻弄してほしかった(笑)。
攻めが結構オレ様…

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飼い犬には鎖を 小説

火崎勇  草間さかえ 

駄犬ワンコ攻わん!

帯『可愛い子犬は気づけば巨大な駄犬になっていた。』

草間さん挿絵目当てで買いました。
火崎さん作品なので平均点はクリアしてる事は分かってるのでその点は安心。
火崎さんって通して安定感はあるんですが、何故かあんまりさあ買わねば!読まねばー!という食指が今ひとつ動かないという作家さんの一人。

内容は帯のイメージそのままの内容で始まります。
6歳差の幼馴染みの成長モノ。
小さい頃から…

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ただ一人の男 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

やっぱり傑作ですね

やっぱり素直に良い作品だと思いますね。
個人的にはもう、「神」評価以外ないと思っている作品です。
今からちょうど6年前の作品ですが色あせる事のない
設定とストーリーになっていると思います。
幼い時のトラウマによって人間らしい感情の一部が壊れ
生きている全ての者を人形でも見ているような
ただの個体認識としてしか思えないと言う心の病を持つ如月。
そんな如月を労わるように傍にいる元ヤクザの…

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